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【人間観察】優先順位を間違えていません?

この間の10日、集金を兼ねて客先に営業訪問にと、降り立ったJR常磐線の某駅でのこと。

その東口の出たすぐのメインストリートに、喫煙場所が設置されているのだ。「嫌煙家にとっては迷惑なことだ!」と<やまのぼ>は、いつもそこを通りながら思っている。(トップ画像は、記事内容と関係ありません!単なるイメージ画像です)

「駄目じゃない!」

その先にあるバス停へと、息を止めてその喫煙場所を、やり過ごそうとしたとき、四十歳代前半の夫婦が、小学校の高学年らしき男の子を、叱責しているところだった。

「あんな点数じゃあ~・・・・・」

小言らしきそんな言葉を発する母親も、その横で子供を睨みつけている父親も、お二人とも、指先に<煙草>を燻らせている。

喫煙自体、この愚かなる日本国が、いまだに認めているのだから、とやかく言うつもりはない。しかし、発育途上にある、<わが子>を、紫煙で霞む喫煙場所のまっただ中で、諭す親心はいかがなものか。

試験の点数をウンヌンカンヌン言う前に、大切なわが子に、実害あるとされる<副流煙>を、無理矢理に受動喫煙させない方が先だろう。

何事も学ぼうとする意志が充分に備わっていなければ、何事も身に付かない。どんなに<指摘>をされても、どんなに<叱責>をされても、その本人が、こころから<学ぼう>と思わない限り、なかなか身に付かないものだ。

水飲み場に案内しても、水を飲むのはあくまでも、本人の意志に委ねられている。

子は親の背中を見て育つと、昔から言われている。

確かに、わが子の行動、考え方に教えもしなかった<自分自身の片鱗>を、見つけてハッとしたことが、何度もあった。家庭では子供から、会社では仲間から、社会では見ず知らずの人から、常に見られていることを意識しておかなければならない。

こんな<やまのぼ>でも、少しは<手本>になりたいから。

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