【勝手に人生相談 No.297】息子が妻子と別居し通院(石川県・50代女性)
▼ご相談内容▼
▼やまのぼ回答▼
子育てが間違っていたとも言えないし、正しかったとも言えません。なぜならば、これこそ正解!というのがない問いだからです。子育てに関して、結果が出てしまったことを、とやかく論ずるのは、時間の無駄だと思います。
一番大切のは、これからどうするかを考えることです。それには、これからどうありたいかを、改めて考えることだと思います。
ところが、その過程にあなたの出番はありません。
成人男性である、ご子息の世話をいつまで続けて行かれるおつもりでしょう。むしろ、あなたの関り方が、一番の元凶なのです。
大人の顔をした甘えん坊のご子息の現在の状況は、あなたとご子息の今までの関係の成れの果てだと思います。
とはいっても、急激にご子息との距離をとると、ご子息はパニックに陥ってしまうでしょう。できるだけ、時間をかけて、物理的にも精神的にも、距離を取るようにされることをお勧めします。
そもそも、あなたは、愛情を誤解されていませんか?
ご子息の苦労の芽を、彼より先回りして摘んでしまってはいませんか?多分、それが、あなたなりのご子息への愛情の表現だと思って来られたのでしょう?でも、それの正誤を判別する前に、客観的に気付かれることです!
転ばぬ先の杖は、子育てには、ときとして有害なモノなのです!
転んで怪我して、学ぶことは多いと思います。ご子息は、あなたの用意して転ばぬ先の杖で、いままでは転んで、大きな怪我をしたことがなかったのだと思います。
失敗は人を育てると申します!転んで、ケガして反省して、その後の歩き方を体で学ぶのです!まさに、今がその時だと思います。
これからのあなたの課題は、ご子息を信じて、ご子息がご自身の力だけで、明るい大人になるのを、ただ黙して優しい眼差しで見守ることです。
必ず、ご子息の顔に以前のような笑顔が蘇るでしょう!
大人なら、転ばぬ先の杖は、自分自身で用意するモノだと思います。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.298】大阪府・30代女性のご相談です。「弟に甘く、私に厳しい母が嫌い」を、予定しております。
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