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竹花貴騎のUR-U(ユアユニ)でサービス設計の流れを把握した

前回(WEEK9)の動画のあらすじ

前回はビジネスをやるうえでの捨てなければならない思考(本能)について学びました。スキルがあるだけなのは無駄で、そのスキルを組み立てる論理思考スキルを今回はより深掘っていこうと思います。

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「[WEEK10]ロジカル設計_資料制作スキル」を見てみた

サービス設計の流れ

「何事もデータを元にして考える」
これがあってからやっとサービス設計の段階に入れます。
全体的な流れはこちらです

1,3C分析
2,SWOT分析
3,4P分析
4,デプス調査
5,ペルソナ設定
6,市場調査

1,3C分析

まずはじめにすることは3C分析です。
3Cとは

Customer(顧客)
Company(自社)
Competitor(競合)

の3つです。
この3つのことを考えながら設計していかないとどんなサービスも拡大しません。
この3つのなかで一番必要なのは自社分析です。
私は自社の弱みを知っている、と思うかもしれませんが意外と知らない人が多いです。
自社のことを分析するのが2番目のSWOT分析です。

2,SWOT分析

これは1の3C分析と一緒に考えても良いです。
SWOT分析とは

Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(拡大可能性)
Threat(縮小可能性)

のことです。
まずは自社の強みを知り、知ったと同時に弱みも知りましょう。
それができたら次にサービスや会社がもっと大きくなる可能性はあるのか、逆にもっと小さくなったり倒産するような可能性もあるのか。
この4つを分析したらサービス設計の基礎というのが出来上がります。

3,4P分析

これも4つのPの頭文字を取っています。

Product(プロダクト:製品)
Price(プライス:価格)
Place(プレイス:流通)
Promotion(プロモーション:販売促進)

自社と競合の4P分析を比較して細かく改善していけば必ず勝てます。

この3つが終わったら市場調査に入りたいところですがその前に…

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4,デプス調査

これをやらないと市場規模がスカスカになりビジネスが成り立ちません。
ところで「市場規模」とは何かしっかり答えられますか?
答えられてもしっかり計算できますか?
Googleなどの検索エンジンで調べて出しても情報が少なすぎます。
正しい市場規模の測り方は、

サービスを必要としている人の数×そのサービスに支払うお金=市場規模

です。
ここで一番重要なのはメンタルアカウント分析です。
メンタルアカウンティングとは、例えばあなたが一人で買い物をするときはケチケチ買うけれど、好きな人や大切な人と買い物をするときは沢山買ったり、買ってあげたりしますよね。
このように何にならお金をつかって何にならケチる、というものを言います。
これをしっかり市場規模に組み込むことが大切です。
市場規模をしっかり把握するためには、ニーズの調査が重要です。
「あなたはほんとに買う?」
「あなたはどういう人?」
「あなたみたいな人はどのくらいいる?」
これらを深掘っていくことで分かってきます。
市場規模だけでなくサービスを作るうえでもこれらは大事です。

調査はシンプルです。
こんなサービスあったらどう?
と聞いて、その人のカテゴリーを分けて色んな人に聞くだけです。
難しくありませんね。
自分がこうだろうと思い込むのを正すのは聞くことです。
答え合わせをしなくてはありません。
その聞くときに「デプス調査」をやります。
デプス調査とは、アンケートを取った結果、一番多かった層を呼んでみてもう少し深掘ったインタビューをしていきます。
そうすることでブラッシュアップされていいものになります。
または市場規模の特定に繋がります。

デプス調査を大手が使ったいい例があります。
zozotownは
「お支払い2か月後でOK!]
という風にしました。
普通の会社は1か月ですが、なぜ2か月にしたのかというと、デプス調査の結果だったからです。
zozotownで買い物をしているほとんどの人が、クレジットカードの請求や来月分の
支払いまで確約されています。
その支払いが終わった再来月なら払えるという人がデプス調査の結果多かったそうだからです。
こういう細かいことをやってるからこそzozotownは伸びている企業なんですんね。

私たちがこのデプス調査を実際にするときを想定してみましょう。
聞くのにも流れがあります。
まずはリラックスさせて自分のことを話します。
相手に聞くわけですから自分の心もオープンにしなければいけません。
ある程度の関係地ができたらこちらから質問攻めです。
相手のライフスタイル(趣味、家族構成など)を細かく聞き、実際の年収や経済状況などの質問もしていきます。
そうしたら本題について聞きます。なぜを3回聞き、口に出したことは全てメモります。

5,ペルソナ設定

デプス調査を終えたら一番共通点がある部分を持つ人物を勝手に作り出します。
これを「ペルソナ」といいます。
ペルソナは年齢、性別、居住地、職業…など細かく本当に実際にいるかのように書いていきます。
説明の際にもあたかもいるかのように話します。

6,市場調査

プレゼンでは、このペルソナを使って市場規模を出していきます。
例えば
「40代の独身男性Aさんは仕事をしていて毎日22時以降に帰宅して翌朝8時には家を出ます。
一人暮らしで家は基本的に誰も呼びません。
晩御飯は寄り道をしてコンビニにいつも買いに行っていますが、家へまっすぐ帰るよりも遠回りです。
このような独身男性10人に対してデプス調査を行ったところ、6名がぜひ深夜の宅配晩御飯サービスを利用したいと言っており、このサービスには毎月1,5万円までなら払いたいと言っております。
そしてこの街には同じような独身男性が5千人ほどおります。
そのためこのエリアによる市場規模は
5千人×60%×1,5万円=月間4,5千万円程度の市場規模が予想されます。

市場規模の計算式はこちらです。こちらに数字を当てはめるだけで求められます。

ペルソナ×同様人物×利用意向×メンタルアカウンティング=市場規模

普及曲線を理解しないとはじまらない

先ほど4,5千万円ほどの市場規模と出ましたが、最初から4,5千万円入ってくるかというと、そんなことありません。
サービスが世の中に浸透するのには順番があります。
まず最初に利用するのがイノベーター(革新的採用者)とアーリーアダプター(初期少数採用者)です。

(ちなみに、アーリーマジョリティ=初期多数採用者、レイトマジョリティ=後期多数採用者、ラガード=伝統主義者です)

こういう人たちは世の中の15,5%います。
例えば、いつもいきつけのカフェの近くに新しいカフェができたとして、冒険したいという気持ちで新しいカフェに行く人は100人いたら16人くらいいます。
残りの84名に広めるためには、例の16人に満足していただいて口コミが普及させることが必要です。
まずは4,5千万円×15,5%=約700万円を狙いにいくことですね。

口コミで広がりやすくするためにはキャチコピーが大事になってきます。
#日本唯一の○○
#日本一大きい○○
こんなこと書いてあったら目に留まりますし、入りたくなりませんか?

まとめ

サービス設計の全体の流れを学んできましたが、どうでしたか?
このフレームワークに沿ってやればしっかりとした事業が作れるらしいです。
ぜひ使ってみてください!
市場調査はそこまで難しくありませんでした。
また、理解が深まったのでこの単語が出てきたとき、どこに何人で何%なんだろう、と考えると面白いですね(笑)

今回(WEEK10)ありがとうございました!

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