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七夕に願いをこめて

7月7日の#七夕 。そして #ギフトの日
昨日、このnoteを途中まで書きかけ、公開せずに寝てしまいました。


七夕は「願い」や「想い」を表に出し届ける日。
そんな今日は、なぜかある友人が心に浮かびます。
今日はその友人への想いを綴りたいと思います。

その人の名前は、藤澤香菜さん。通称”かんこ。”
私の高校時代の親友です。

かんこは、2016年2月4日永眠しました。当時32歳でした。
私がかんこの病気について知ったのは2014年。聞いた時点でステージ4でリンパに転移をしている癌でした。

2015年9月 かんこ(左)と私と子どもたち

私と高校時代の友人は、かんこのためにできることはないかと、治療費や必要なお金を寄金を立ち上げて募りました。
『かんちゃん未来寄金』です。

今クラファンをやりながら、当時闘病するかんちゃんとご家族のために、必死に仲間と一緒に寄付を呼びかけていた時のことをよく思い出しています。

かんこのために、本当にたくさんの方が応援してくださり、寄金だけでも200万以上、寄金がきっかけでイベントや企業で募金いただいたものを合わせても500万円を超える寄付をいただきました。

なぜこれだけの人が、かんこへ寄付をしたのだろうと思った時に、思い浮かぶ言葉は「あきらめない」です。

上記のページの投稿を読むとわかるのですが、かんこが闘っていた癌は非常に特殊な癌で、抗がん剤が効かない癌でした。
前例が少ないため、あらゆる治療方法を試し、生きるために身体がボロボロになるまで精力的に治療を行っていました。

自分の死期が近づいていたことは、本人が1番わかっていたはずです。
でも、いや、だからこそ、命が尽きるまで「自分と同じ癌の人の参考になれば」と生きることを諦めませんでした。

やりたいことをやって、会いたい人に会いたいと、闘病中にずっと行きたかったフランスへ行ったり、海外にいる友人たちを訪れたり。

自分で声を発せなくなってからも、お母さんを通して私や友人たちへ最期の言葉を伝えてくれ、命尽きるまでその時できることを最大限やる人でした。

私が起業しようと思った陰にはかんこの存在がありましたし、自分が苦しい時に「こんなんじゃ、かんこに笑われちゃうなぁ」と自分を奮い立たせたり。私がもうちょっと頑張ってみようと思ったのも、クラファンをやろうと思ったのも、ずっと根底にはかんこの存在があります。

七夕の今日の願いごととして、かんこに会ってあきらめない自分の姿をリアルに見てほしいなぁ。いつも天国から見られてるのだと思うので、彼女の親友の名に恥じないよう、あきらめない生き方をしようと改めて誓った七夕の夜なのでした。


ここまで書いて下書き保存し、子どもが寝たら完成させようと思ったけど、そのまま寝落ちしてしまいました。苦笑

そして今日、安倍さんの訃報・・・・

命を奪う病、命を奪う人。
病は予防に限りがあるかもしれないですが、人は防ぐことができると信じています。

今日本では、ネットやリアルで他人を言葉や力の暴力で攻撃していいという風潮があります。自分が賛成できない立場や意見の人、いると思います。

それを「敵」「悪」として、力で倒すことが正義だと思っている人、多いと思います。こどもの頃から「正義のヒーローが悪者を力で倒す」を潜在意識にすりこまれ続けてきた私たちですが、本当にそれが正義なのか?ともう一度問いたいです。。。

私がブランドリニューアルで皆さんへ伝えたいと思っていることは、「あなたはそのままで素晴らしい」です。

あなたも、隣にいるあなたも素晴らしい。つまり、自分も他人も違って素晴らしい、ということです。互いに白黒つけて競うのではなく、リスペクトし合える社会にしたいです。

ガーナも日本も、優劣なくみんないい。あなたも、私も。
そういうメッセージを発信続けたいですし、その実現を諦めたくないです。

七夕の夜、あきらめなかった親友へ思いを馳せながら。


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おかたむらアキコ
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