閉ざされたインターネットへの挑戦。
まるで壊れた目覚まし時計の如く、携帯電話は毎秒ごとに通知が鳴り止まないまま既に数時間が経過していた。
5.4万件のいいね、1.7万件のリツイート。
この日の僕のツイートは、Twitterの人気ランキングサイトにて、時速:2,712RT、最高順位:国内23位にまで上り詰めた。
その瞬間、各方面から寄せられる、
「IcchiのTwitter、超バズってるね。」
という言葉に、正直言うと僕は少しだけ優越感を覚えた。
しかし、そう思ったのも束の間、一握りのリプライやリツイートが、僕の心をざわざわさせ始めた。
「これを正義って言ってしまうのは違うと思います。」
「これは犯罪であって、美談にすり替えてしまうのはちょっと。」
驚いた。
僕は決してこの行為を正義とも悪とも定義しておらず、文化的背景も踏まえ、タイで起こった印象的なニュースとして、前向きな問題提議をしたつもりだった。
その後も、どんどんと論点はズレ、投稿者である僕はそっちのけ、Twitter上で言い争いに発展するケースも散見されるようになった。
そして、更に考えさせられたのは、僕の経営するyatharという会社に対し、この投稿をきっかけとしたお問い合わせは一件もなかった。
分かってはいたものの、やはり何となく追い求めてしまっていた、
「バズる投稿」「フォロアー数増加」
には、一体何の意味があったのだろう、何だか、いたたまれない気持ちになった。
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時は流れて翌月。
僕は、とある団体で主宰されたミャンマースタートアップについてのzoomイベントに登壇させていただく機会を頂いた。
三週に渡って開催されたそのイベントには合計で約150名、平均すれば僕の登壇日には約50名前後の方が参加されたと推定される。
このイベントは一回につき参加費用を1,000円いただいているクローズドのイベントだったが、登壇後には、VC関係者様、弊社サービスご利用希望者様、協業のご相談、取材依頼、某企業役員ポジションのヘッドハンティングなど、意義のあるお問い合わせを多数いただいた。
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この事実が証明するもの。
それは、少なくともお金を支払い、僕を含めた登壇者皆様から何かを持ち帰りたいという意志を持った方々が集まっていたからこそ、そこに共通の価値観が生まれ、一定の質が担保される空間となり、良質なコミュニケーションに繋がったということだと思う。
優しいつながり。
おそらく向こう数年、世界はウィズコロナ時代が続くと考えられる。
多くの方が想像もつかなかった状況に陥っていて、失意のどん底にいらっしゃる方もいれば、今までとは違う世界で戦っていく選択をされた方、今まさに方向性を模索している方、様々いらっしゃると思う。
そんな中、間違いなく確かなのは「自ら変化を選ばなければ後退し続けてしまう」ということだ。
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だから僕は決断しました。
これはコロナをきっかけとした決断ではありましたが、上述の通り、優しいつながりを創る事は近い将来人類がコロナ危機を乗り越えた後も、ずっと意味を持ち続ける場所になると思っています。
オンラインサロンを始めます。
大変有難いことに、これだけ責任ある事業を背負わせていただいている中で、サロンメンバー様にご満足いただけるコミュニティ創りへどれだけのリソースを捻出できるのか。
最後に、やろうという決断に辿り着くまでには相当な覚悟が必要でした。
しかし、決めました。
この瞬間、僕が心底真剣に向き合っていることを、もがき、葛藤し、苦しんでいる格好悪い様も含め、オープンなSNSではなく、一定の共通した思いを持って集まってくださっている方々がいる場所で伝え続けたいと思っています。
ある方にとっては、ただ僕を応援してくださる思いで、お時間が許される時に投稿を覗いてくださるだけでも構いません。
ある方にとっては、ご自身のビジネスの柱をこのコミュニティを通じて創るのだという熱い思いでご参加くださるのなら、大歓迎です。
僕と仲間たちのビジネスへの思いをあらゆるツールで日々皆様へ共有。
参加自由のオンライン、オフライン交流会。
メンバー内でのビジネスアイディアの創出。
yatharや市川との協業案、採用、インターン募集、など。
様々な情報発信をこのオンラインサロンから行っていきたいと思っています。
参加される方それぞれがそれぞれのスタンスで「BORDERLESS」と気軽に関わってくださることを願っています。
参加すれば必ず成功します、人生が変わります、儲かります、資金調達出来ます、などという大それたことは一切言いません。その方法は人それぞれですし、当然ながらそれさえ分かれば誰だって成功します。
ただ、僕がここで伝えていきたいのは、海外で起業し、戦い続ける僕自身のリアルです。
それを嘘偽りなくお伝えすることが、参加してくださる方へ小さくとも勇気を与え、幸せな人生を送るためのほんの少しのスパイスになってくださることを願い、全力で伝え続けたいと思っています。
そしてここに参加してくださる全ての皆様とは、僕の持てる全力で向き合い続けていきたいと思っています。
参加/退会、自由です。11月1日より本スタート、特典付きにて10月中の先行予約申し込みを開始致しました。是非、気軽に覗いてやってみてください。
最後に、この企画を立ち上げるにあたり、貴重な時間を想いを込めて注ぎ込んでくれている弊社インターンのメンバー、大切な仲間たち、心の底から感謝しています。本当に有難う。
*詳細についてはお気軽に下記リンクからご確認ください。
yathar CEO / World Street 代表取締役。俳優 / ミュージシャン→バックパッカー→タイレストラン→GMO海外事業→起業。家はタイ・チェンマイ、職場はミャンマー・ヤンゴン / AIグルメプラットフォーム運営 / Borderless Entrepreneur