見出し画像

のぼ〜る広報のイチオシ〜読売ジャイアンツ野手編〜

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第16回は、未来の巨人の主軸候補・増田陸選手です。

増田選手ってどんな人?(成績)

 2000年6月17日に大阪府大阪市で生まれた増田選手は、身長178センチ体重90キロ(Wikipedia情報)と、とてもどっしりとした体型をしています。ただ写真を見る限りそこまで重そうな見た目をしていないので、着痩せするタイプなのでしょうか。
 中学時代まで過ごした大阪から茨城県でも屈指の実力校・明秀日立学園高校に進学すると、1年秋から早速ショートのレギュラーをつかみます。その後、2年夏時に新チーム結成にあたってキャプテンを務めることになりました。積極的に打ちに行くバッティングスタイルでチームの1番打者になると、春にはセンバツに出場。3回戦で"歴代最強"とも噂される、根尾昂選手(現中日)ら擁する大阪桐蔭高校に敗れたものの、3試合で5安打を放ち、うち3本がフェンス直撃の長打と左手首を負傷しながら(後に左手甲の疲労骨折と判明します)力強いバッティングを見せました。
 最後の夏は右肩痛も相まって満足にプレーができず、県大会で敗戦。しかし、スラッガータイプのバッティングと内外野を守れる守備を評価され、2018年ドラフトにて巨人に2位指名を受け入団します。背番号は"坂本2世"と期待の声を受けていたこともあり、坂本勇人選手が入団時につけていた「61」に決まりました。
 夏からは期間が空いていたもののまだ左手首の痛みは残っており、プロ入り後約2ヶ月で手術を決意。19年シーズンは棒に振りましたが、翌年からは2軍で少しずつ経験を重ねます。チーム事情などもあり21年のシーズンオフに育成契約を結ぶことになりますが、反骨精神で22年のシーズン開始前に支配下復帰。その時の取材で

「今年ダメだったらこのままダメになっていくと思った。殻を破らなきゃいけないと思っていて、今年本当に生きるか死ぬかの戦いだと思っている」
スポーツ報知 2022年3月11日の記事より一部抜粋

 と覚悟を決めました。すると、2軍戦で好成績を残していたこともあり22年5月5日に初の一軍登録。翌日のヤクルト戦で一軍初出場を果たし、そこからは脅威のヒットメーカーぶりを発揮してシーズンが終わってみれば69試合の出場で打率.250、ホームランは5本を記録し、大躍進を果たしました。23年は"坂本2世"ではなく"増田陸"として、坂本勇人選手の牙城を崩しにかかってほしいですね。

増田選手ってどんな人?(エピソード)

 これは増田選手ではなく筆者のエピソードとなってしまうのですが、少し書かせてください。
 丸佳浩選手がFA権を行使し、巨人へと移籍してきた2019年のシーズン前。筆者は丸選手目当てで巨人の2軍キャンプへと赴きました。打撃練習をする丸選手や室内でキャッチボールをする期待の若手を見学し、満足しているとジャイアンツ球場の入り口付近に人だかりが。近づいてみると、どうやら練習を終えた選手たちが帰るところへサインを求める人だかりのようでした。筆者もサインを求めて選手に近づくものの、一体どの選手がいるのか全く分かりませんでした(笑)。辛うじて持ち合わせていたゴムボールにサインを頂き、サイン争奪戦から離れたところでボールのサインを確認すると、「61」と「Giants」という文字が視認できました。筆者がもらったサインは増田選手のものでした。
 失礼ながらルーキーだったこともあり、筆者は増田選手のことを全く知らなかったのですが、このサインボールをもらった時から増田選手を応援することにしたのでした。そのような経緯があったこともあり、増田選手に活躍してほしいという気持ちは他の選手よりも強いものがあります。

増田選手にもらったサイン。今でも机の上に飾っており、執筆の際にも見て元気をもらっています。

増田選手のここがイチオシ!

 筆者の増田選手の推している部分は、

バッティングだけでなく走攻守全てがハイレベルに備わっているところ

 です。先述した通り増田選手は強打が売りの選手ではありますが、本職のショートに加えファースト・セカンド・サードを守ることもできるユーティリティ選手でもあります。また90キロと重めの体格をしていますが、走力も平均以上のクオリティと、ハイレベルに三拍子揃っています。現在巨人は坂本選手の後継者争いが激しいですが、中山礼都選手らとの競争に勝ち、ぜひ次期ショートレギュラーを担ってほしいと思っています。

 以上が増田選手の紹介でした。サインボールをもらったあの日から、筆者の中では彼が推しになりました。増田選手には、自慢の打撃で自分の思う道を突き進んでいってほしいと願います。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?