楽天・浅村が5安打4打点2ホーマーの大暴れ!ディグプロ7月16日
調子を上げてきた楽天の主砲が、5打数5安打4打点2ホーマーという驚異的な数字を叩き出しました。
今回は、7月16日に行われた6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
ソフトバンク対オリックス戦
福岡PayPayドーム
13:00プレイボール
スコア ソフトバンク1-2オリックス
スタメン
ソフトバンク オリックス
1 一 中村晃 1 中 中川圭
2 二 野村勇 2 二 宜保
3 左 近藤健 3 遊 紅林
4 右 柳田 4 指 セデーニョ
5 指 デスパイネ 5 一 頓宮
6 三 栗原 6 三 宗
7 中 牧原大 7 左 杉本
8 遊 今宮 8 右 野口
9 捕 甲斐 9 捕 若月
投 東浜 投 宮城大
ソフトバンクは中7日で東浜、オリックスは中10日で宮城大が先発します。
オリックスは先発の宮城大が初回に二死から近藤健にツーベースを許すと、続く柳田にストレートを捉えられ、シフトで空いていた三遊間を抜けるタイムリーを打たれてしまいます。
それでも、2回表には一死走者無しで打席に入った宗がライトスタンドに飛び込むソロを放ち、すぐさま1-1の同点に追いつきます。
その後は両投手一歩も引かない手に汗握る投手戦を繰り広げ、東浜、宮城大共に8回1失点の力投でマウンドを降ります。
東浜は99球を投げ9奪三振、宮城大は122球と球数を多く要したものの、8回の二死満塁のピンチを無失点で切り抜ける活躍を見せました。
9回はR.オスナ、阿部翔がそれぞれ無失点に抑え、試合は延長戦となります。
3回から続いていた均衡が崩れたのは突然の出来事からでした。
10回表、ソフトバンクは3番手・松本裕を送り出し、オリックスの先頭打者はセデーニョ。2ボール2ストライクからの5球目でした。アウトハイの逃げるカットボールを豪快に引っ張ると、打球はレフトスタンドに飛び込む勝ち越しソロに。
と爽快に語る助っ人の一撃でオリックスか大きな勝ち越し点を得ます。
10回裏は守護神・平野佳が抑えてゲームセット。オリックスが延長戦を制しました。
勝利投手 阿部翔太(1勝2敗1S)
敗戦投手 松本裕樹(2敗)
セーブ 平野佳寿(1勝1敗15S)
本塁打
オリックス:宗佑磨2号ソロ
セデーニョ4号ソロ
DeNA対広島戦
横浜スタジアム
17:00プレイボール
スコア DeNA2-3広島
スタメン
DeNA 広島
1 右 梶原 1 三 上本
2 中 桑原将 2 右 野間
3 左 佐野恵 3 中 秋山翔
4 二 牧 4 二 菊池
5 一 ソト 5 捕 坂倉
6 遊 京田 6 一 デビッドソン
7 三 柴田 7 遊 小園海
8 捕 山本祐 8 左 末包
9 投 東克 9 投 野村祐
DeNAは中6日で東克、広島は中9日で野村祐が先発します。
広島は0-0で迎えた2回、先頭の菊池がツーベースで出塁すると、坂倉が右打ちを見せて一死三塁でデビッドソンに打順が回ります。パワーが自慢の助っ人は東克のど真ん中に来たストレートを振り抜くと、打球は右中間スタンド中段に飛び込むツーランに。逆方向でも大きく飛んでいった当たりで広島が2点を先制します。
先発の野村祐はDeNA打線相手に粘投を披露。初回の二死一、三塁のピンチを無失点で凌ぐと、5回に招いた二死三塁のピンチも抑えきり、5回無失点の好投でマウンドを降ります。
しかし、後続の栗林、ターリーが1点ずつ返されてしまい2-2と並ばれてしまいます。
それでも、広島は相手のミスから生まれた好機を生かします。
8回表、DeNAの2番手・伊勢に対し二連続三振を喫しあっという間に二死となりましたが、上本の打ち上げた打球をライト・関根が落球。これで二死二塁とすると、2番・野間。粘った末の7球目を弾き返すと、打球はしぶとくセンター前に落ちるタイムリーに。
と振り返った一打で、広島が勝ち越します。
2-3で迎えた9回は矢崎が二死二、三塁のピンチを招いたものの、無失点で抑えきり、広島が単独2位に浮上しました。
勝利投手 ターリー(5勝1S)
敗戦投手 伊勢大夢(2勝3敗1S)
セーブ 矢崎拓也(4勝16S)
本塁打
広島:デビッドソン9号ツーラン
ヤクルト対巨人戦
明治神宮野球場
18:00プレイボール
スコア ヤクルト10-3巨人
スタメン
ヤクルト 巨人
1 中 並木 1 中 丸
2 左 青木 2 遊 門脇
3 右 サンタナ 3 左 秋広
4 三 村上宗 4 三 岡本和
5 一 J.オスナ 5 左 ウォーカー
6 捕 中村悠 6 捕 大城卓
7 二 元山 7 一 中島宏
8 遊 長岡 8 二 吉川尚
9 投 高橋奎 9 投 メンデス
ヤクルト、巨人共に中6日で高橋奎、メンデスが先発します。
この試合では、"江戸の火ヤク庫"が巨人に火を吹きました。
初回に秋広にソロを浴びるなど2点を失ったヤクルトでしたが、4回に反撃。先頭・青木から連打で無死二、三塁のチャンスを作ると、4番・村上宗の犠牲フライで1点を返します。
なおも一死一、三塁として6番・中村悠。内を抉ってきたスライダーを捌くと、打球はレフトスタンドに飛び込む逆転スリーランに。
と、前日まで慰安旅行で観戦に来ていたという父に今度はテレビを介して勇姿を見せました。
ヤクルトはその後も、5回に一死一、二塁からサンタナ、村上宗、J.オスナの三連続タイムリーが出るなど、一挙5得点。2イニング続けてビッグイニングを作り出しました。
7回に巨人・吉川尚にソロを被弾し1点を返されてしまったヤクルトでしたが、高橋奎-山本大貴-今野龍-大西と繋ぎ、失った点は3点のみ。
ヤクルトが10安打10得点の猛攻で大勝しました。
勝利投手 高橋奎二(4勝5敗)
敗戦投手 メンデス(1勝3敗)
本塁打
巨人:秋広優人7号ソロ
吉川尚輝4号ソロ
ヤクルト:中村悠平4号スリーラン
阪神対中日戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神0-3中日
スタメン
阪神 中日
1 中 森下翔 1 左 大島
2 二 中野 2 中 岡林
3 右 前川 3 右 細川成
4 一 大山 4 三 石川昂
5 左 ノイジー 5 捕 宇佐見
6 三 佐藤輝 6 一 ビシエド
7 捕 坂本誠 7 二 村松
8 遊 木浪 8 遊 龍空
9 投 伊藤将 9 投 メヒア
阪神、中日共に中7日で伊藤将、メヒアが先発します。
両先発3回まで無失点に抑える好調な立ち上がりを見せましたが、4回に均衡が崩れます。
4回表、一死走者無しで打席に入ったのは中日の3番・細川成でした。すると、細川成は真ん中に入ってきたカットボールを一閃。打球は大きな弧を描き、レフトスタンドに着弾する先制ソロとなりました。
と喜んだ細川成の一撃で中日が先制します。
先発のメヒアは阪神打線相手に6回まで散発3安打に封じる好投。5回は2本のヒットと四球で二死満塁のピンチを招いたものの、最後は森下翔をレフトフライに打ち取り、失点は免れました。
中日は7回にも二死二、三塁のチャンスから後藤駿の2点タイムリーで加点し差を広げると、0-3で迎えた9回裏は守護神・R.マルティネスが登板。相手打線にヒットを打たせる隙すら見せず、三者凡退で制圧完了。
中日が完封リレーで勝利しました。
勝利投手 メヒア(2勝)
敗戦投手 伊藤将司(3勝4敗)
セーブ R.マルティネス(1勝1敗23S)
本塁打
中日:細川成也12号ソロ
西武対日本ハム戦
ベルーナドーム
18:00プレイボール
スコア 西武2-0日本ハム
スタメン
西武 日本ハム
1 右 岸潤 1 二 ハンソン
2 遊 源田 2 指 郡司
3 左 鈴木将 3 一 加藤豪
4 指 中村剛 4 捕 A.マルティネス
5 一 マキノン 5 三 清宮幸
6 二 外崎 6 左 松本剛
7 三 呉念庭 7 右 万波
8 中 長谷川信 8 中 五十幡
9 捕 古賀悠 9 遊 細川凌
投 髙橋光 投 上原
西武は中7日で髙橋光、日本ハムは中6日で上原が先発します。
両先発ピンチを作りながらも、そこからはギアを上げて失点を防ぎます。
上原は2回に二死満塁、4回に二死一、三塁のピンチを招いたものの、無失点で切り抜けました。一方の髙橋光も4回に二死二、三塁の場面を作ったものの、0で凌いでいます。
均衡が破れたのは5回でした。
西武は一死から源田が出塁し二死一塁となった場面で打席を迎えたのは中村剛でした。中村剛は7球粘った末に甘く入ってきた8球目を捉えると、本人もスタンドインを確信した打球は西武ファンの待つレフトスタンドに飛び込む先制ツーランに。ベテランの一発で西武が2-0と先制に成功します。
西武先発の髙橋光は日本ハム打線相手に快投を披露。6回は三塁を踏ませないピッチングを続けると、109球を投げ8回無失点。そして、9回のマウンドにも上がります。
完封をかけた9回は先頭の郡司を初球で打ち取ると、続く加藤豪はピッチャーライナーに。そして、最後に迎えたA.マルティネスに対しては最後にこの試合最速タイの154キロストレートを捩じ込んでストライクアウト。
髙橋光の完封で西武が勝利しました。髙橋光は、
と最後の対戦を笑顔で振り返りました。
勝利投手 髙橋光成(6勝6敗)
敗戦投手 上原健太(1勝4敗)
本塁打
西武:中村剛也9号ツーラン
ロッテ対楽天戦
ZOZOマリンスタジアム
18:00プレイボール
スコア ロッテ6-7楽天
スタメン
ロッテ 楽天
1 右 岡 1 遊 村林
2 指 ポランコ 2 二 小深田大翔
3 二 中村奨吾 3 右 小郷
4 一 山口航 4 指 浅村
5 左 角中 5 一 鈴木大地
6 遊 友杉 6 三 阿部寿
7 三 安田尚 7 中 辰己
8 捕 田村龍 8 捕 太田光
9 中 藤原 9 左 西川遥
投 美馬 投 則本
ロッテは中7日で美馬、楽天は中8日で則本が先発します。
この試合の幕張の空は大荒れでしたが、その中でも浅村が存在感を放っていました。
浅村は初回に二死一塁の場面で第一打席が回ってくると、美馬のシュートを粉砕。強烈なライナーはレフトスタンドへ飛び込み、先制のツーランとなりました。
さらに3回の第二打席では9球粘った末に10球目のスライダーをライトへのツーベースとし、鈴木大地のタイムリーでホームにも生還しました。
5回の第三打席でもツーベース、7回の第四打席でもヒットを放っていた浅村でしたが、9回の第五打席にとびっきりの結末が待っていました。
3-3の同点、二死一塁で打順が回ってきた浅村。一発が出れば勝ち越しという場面で浅村はアウトローのストレートをフルスイングで捉えると、打球は逆方向の右中間スタンドに飛び込む勝ち越しツーランに。
これでこの試合5安打4打点2ホーマー。月間でも7本塁打20打点の活躍も、
と、慢心はありませんでした。
その後、ロッテ・ポランコに1試合3本塁打を記録されるなど6-7の1点差に迫られた楽天でしたが、最後は松井裕がピンチを断ち切りゲームセット。両軍合わせて7本塁打の空中戦は、楽天が制しました。
勝利投手 渡辺翔太(3勝1敗)
敗戦投手 益田直也(2勝2敗23S)
セーブ 松井裕樹(1勝2敗22S)
本塁打
楽天:浅村栄斗17号ツーラン
浅村栄斗18号ツーラン
阿部寿樹1号ツーラン
ロッテ:ポランコ10号ソロ
ポランコ11号ソロ
ポランコ12号ソロ
安田尚憲7号ツーラン
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 48-32- 2 ---
2位 ロッテ 42-31- 4 2.5
3位 ソフトバンク 43-36- 2 4.5
4位 楽天 38-43- 1 10.5
5位 西武 34-47- 1 14.5
6位 日本ハム 35-49- 0 15.0
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 45-35- 3 ---
2位 広島 45-38- 0 1.0
3位 DeNA 43-37- 2 2.0
4位 巨人 40-41- 1 5.5
5位 ヤクルト 34-46- 2 11.0
6位 中日 34-47- 2 11.5
まとめ
浅村選手、すごかったですね。シーズン初めの不調具合はさすがに心配しましたが、だんだんと元の浅村選手に戻りつつあります。特に、9回の逆方向へのホームランは、スイングに最も浅村選手らしさを感じました。
17日の試合が終われば、ついにフレッシュオールスターが始まります。前半戦最後の試合、笑って終われるのは何球団でしょうか。
出典・画像引用元
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