巨人・岡本和が1試合3本塁打の大暴れ!ディグプロ8月6日
盟主の主砲が存在感のある活躍を見せ、両リーグ最速かつ六年連続の30本塁打に到達しました。
今回は、8月6日に行われた6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
日本ハム対ソフトバンク戦
ES CON FIELD HOKKIDO
13:00プレイボール
スコア 日本ハム1-6ソフトバンク
スタメン
日本ハム ソフトバンク
1 一 郡司 1 二 三森
2 左 松本剛 2 左 柳町
3 三 清宮幸 3 中 牧原大
4 右 万波 4 右 柳田
5 指 野村佑 5 指 近藤健
6 二 加藤豪 6 一 中村晃
7 遊 奈良間 7 遊 今宮
8 捕 伏見 8 三 リチャード
9 中 五十幡 9 捕 甲斐
投 ポンセ 投 スチュワートJr.
日本ハムは中6日でポンセ、「ダブルユニフォーム」を纏うソフトバンクは中10日でスチュワートJr.が先発します。
ソフトバンクは0-0で迎えた3回、二死から上位打線が繋ぎ満塁のチャンスを作ると、4番・柳田の打球はショートゴロに。しかし、日本ハム・奈良間の処理が悪送球となり、ラッキーな形で1点を先制します。
さらに続く近藤健も押し出しの四球を選び、0-2と主導権を握ります。
一方ソフトバンク先発のスチュワートJr.も、この日は制球が定まらず苦しい立ち上がりが続きます。しかし、ヒットや四球でランナーを出塁させてもピンチで粘りを見せ失点をできる限り避けます。
4回に満塁のピンチからセカンドゴロの間に1点を失ったものの、それ以上の点は与えず降板。5回6与四球1失点の内容でした。
そして、1-2で迎えた6回でした。この回から日本ハムは投手がB.ロドリゲスとなっており、一死走者無しで打席に入ったのは今宮。前打者の中村晃が三振に倒れていた中2球目のツーシームを捉えると、打球は舞い上がってレフトブルペンに飛び込むソロホームランに。
2点差へと広げる貴重なホームランを放った今宮は、
と振り返りました。
今宮はその後の打席でもタイムリーを放つなど2安打2打点の活躍を見せ、チームも1-6で勝利。ソフトバンクがカード勝ち越しで終えました。
勝利投手 スチュワートJr.(2勝2敗)
敗戦投手 ポンセ(4敗)
本塁打
ソフトバンク:今宮健太6号ソロ
中日対ヤクルト戦
バンテリンドーム ナゴヤ
14:00プレイボール
スコア 中日1-3ヤクルト
スタメン
中日 ヤクルト
1 中 岡林 1 中 塩見泰
2 左 大島 2 左 宮本
3 一 ビシエド 3 二 山田哲
4 右 細川成 4 三 村上宗
5 捕 宇佐見 5 右 サンタナ
6 三 高橋周 6 一 川端
7 二 村松 7 捕 内山
8 遊 龍空 8 遊 長岡
9 投 柳 9 投 小澤
中日、ヤクルト共に中6日で柳、小澤が先発します。
ヤクルトは相手先発・柳の制球難につけ込み、初回から二死満塁のチャンスを作ると、6番・川端の放った打球はダイビングしたセカンド・村松のグラブを弾く内野安打となり、1点の先制に成功します。
さらに2回には宮本のタイムリーツーベース、4回には山田哲にタイムリーが飛び出し0-3とリードを広げます。
援護点をもらったヤクルト先発の小澤は、中日打線を封じる投球を見せます。2回こそ二死一、二塁のピンチを背負いましたが、ここを無失点に凌ぐと、6回まで被安打3の零封ピッチング。1失点することなく降板しました。この好投を小澤は、
と振り返りました。
その後、8回に1点を返されたヤクルトでしたが、2点リードで9回を迎えると、8回二死から登板していた田口が回跨ぎ。
一死一、二塁のピンチを最後は4-6-3の併殺に打ち取り、ヤクルトが僅差でカード勝ち越しに成功しました。
勝利投手 小澤怜史(5勝2敗)
敗戦投手 柳裕也(3勝8敗)
セーブ 田口麗斗(1勝2敗26S)
DeNA対阪神戦
横浜スタジアム
17:00プレイボール
スコア DeNA2-3阪神
スタメン
DeNA 阪神
1 左 佐野恵 1 中 近本
2 中 関根 2 二 中野
3 三 宮﨑 3 右 森下翔
4 二 牧 4 一 大山
5 一 ソト 5 三 佐藤輝
6 右 大田 6 左 ノイジー
7 遊 大和 7 捕 梅野隆
8 捕 伊藤光 8 遊 小幡
9 投 石田健 9 投 伊藤将
DeNA、阪神共に中6日で石田健、伊藤将が先発します。
試合は阪神が0-0の2回に梅野隆のタイムリーツーベースで1点を先制すると、その後は両先発の粘投が光りなかなか点が入らない展開が続きます。
しかし、0-1のままで迎えた6回に試合は再び動きます。
近本のツーベースと大山の四球で二死一、三塁のチャンスを作った阪神は、この場面で佐藤輝に打席が回ります。1点では心許無く、なんとしても追加点が欲しいところで佐藤輝が放った打球は左中間を襲います。すると、これがレフトへの2点タイムリーとなり、0-3と点差を広げることに成功しました。打った佐藤輝は、
と喜びを見せていました。
直後の6回裏にDeNAの反撃で1点差に迫られた阪神でしたが、伊藤将、3番手の島本が窮地を2度も抑える好投を披露。
1点リードで迎えた9回は新守護神・岩崎が登板し、無失点締めでゲームセット。
阪神が鬼門の横浜スタジアムでおよそ2年半ぶりにスイーパーを決めました。
なお、この試合に「8番・キャッチャー」でスタメン出場したDeNA・伊藤光がプロ通算1000試合出場を達成しました。
勝利投手 伊藤将司(6勝4敗)
敗戦投手 石田健大(3勝6敗)
セーブ 岩崎優(3勝1敗20S)
楽天対ロッテ戦
楽天モバイルパーク宮城
17:00プレイボール
スコア 楽天2-1ロッテ
スタメン
楽天 ロッテ
1 遊 村林 1 右 荻野
2 二 小深田大翔 2 遊 友杉
3 右 小郷 3 左 角中
4 指 浅村 4 指 ポランコ
5 左 阿部寿 5 一 山口航
6 一 伊藤裕 6 三 安田尚
7 三 フランコ 7 二 ブロッソー
8 中 辰己 8 捕 佐藤都
9 捕 太田光 9 中 和田康
投 則本 投 小島
楽天、ロッテ共に中6日で則本、小島が先発します。
楽天は初回から村林のヒットと盗塁で一死二塁のチャンスを作ると、前日の試合で決勝打を放った小郷のタイムリーによって先制に成功します。
また、前日とは打って変わり、なかなか両チームに得点が生まれない静かな展開となりました。再び試合が動いたのは5回裏。楽天は先頭・小深田大翔のヒットで再び二死二塁のチャンスを作ると、今度は阿部寿。小島の3球目を捉えると打球はレフトへのタイムリーとなり、楽天が2点目を挙げました。
一方、楽天先発の則本は本拠地で気迫の投球を続けます。この試合最速152キロのストレートとスライダー、フォークを武器に5回まで2安打ピッチングを続けると、6回こそ荻野のタイムリーツーベースで1点を失ったものの、リードを奪われることなく8回1失点の力投を見せて降板しました。111球の熱投に則本は、
と充実感を味わっていました。
9回は2番手として登板した犬鷲の守護神・松井裕がロッテ打線を3人で終わらせる投球を披露し、ゲームセット。楽天が1点差ゲームを制しカードを勝ち越しました。
勝利投手 則本昂大(6勝4敗)
敗戦投手 小島和哉(5勝4敗)
セーブ 松井裕樹(1勝2敗25S)
西武対オリックス戦
17:00プレイボール
ベルーナドーム
スコア 西武0-9オリックス
スタメン
西武 オリックス
1 右 岸潤 1 右 茶野
2 遊 源田 2 二 宜保
3 左 ペイトン 3 遊 紅林
4 一 マキノン 4 中 中川圭
5 二 外崎 5 一 頓宮
6 指 栗山 6 三 宗
7 三 平沼 7 指 セデーニョ
8 捕 古賀悠 8 捕 若月
9 中 長谷川信 9 左 平野大
投 宮川 投 東晃
猛牛打線が所沢で火を吹きました。
オリックスは0-0で迎えた2回に西武を得意とする若月のタイムリーによって1点を先制すると、4回には2本塁打で3点を追加。5、6回にも得点が記録され、6回終了時点で0-8と西武を大きく引き離します。
大量援護をもらったオリックス先発の東晃は粘投。毎回ランナーを出すピッチングとはなってしまいましたが、ピンチではギアを1段階上げて相手に流れを与えませんでした。
特に、2回の無死満塁のピンチを3球で0に抑えるピッチングは光っていました。東晃は、
と振り返っています。
7回にも茶野のタイムリーで追加点を挙げたオリックスは、9点リードで9回を迎えます。
5番手として送り出された小野がサイドスローに転向した新たなフォームで2四球ながら無失点で締め、オリックスがカード勝ち越しを決めました。
勝利投手 東晃平(2勝)
敗戦投手 宮川哲(1勝2敗)
本塁打
オリックス:中川圭太8号ソロ
セデーニョ8号ツーラン
中川圭太9号ツーラン
広島対巨人戦
MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島
18:00プレイボール
スコア 広島0-13巨人
スタメン
広島 巨人
1 二 菊池 1 二 吉川尚
2 遊 小園海 2 遊 坂本勇人
3 中 秋山翔 3 左 秋広
4 左 上本 4 一 岡本和
5 捕 坂倉 5 捕 大城卓
6 三 デビッドソン 6 右 長野
7 一 堂林 7 中 ブリンソン
8 右 末包 8 三 門脇
9 投 大瀬良 9 投 メンデス
広島、巨人共に中6日で大瀬良、メンデスが先発します。
巨人の主砲が大暴れでした。
ここまでセリーグホームラン数トップの岡本和は1回に二死一塁で打席が回ってくると、大瀬良のストレートを一閃。強く捉えた打球は本人もホームランを確信する当たりとなり、レフトスタンド上段に飛び込む先制ツーランを放ちました。
さらに4回に迎えた第二打席。回の先頭打者として打席に入ると、その2球目を一振り。低めのカットボールを弾き返すと、今度はレフトスタンドギリギリに飛び込むソロとなりました。
その後の第三打席はショートゴロに倒れ、第四打席は敬遠されたものの、8回に迎えた第五打席。この時点でチームはすでに10点を奪っており、大量得点の中での打席でした。しかし、広島・河野佳の変化球を容赦なく打ち返すと、打球はレフトスタンドポール際に飛び込むダメ押しのソロホームランに。これで、岡本和は3安打4打点3ホーマーの大活躍。
と、六年連続の大台に乗せられたことを喜んでいました。
この破壊的援護をもらい、巨人先発のメンデスは6回まで被安打4の無失点ピッチング。
後続の鈴木康、菊地大、ビーディも全員無安打リリーフを見せ、巨人が18安打13得点で快勝しました。
なお、この試合の8回に巨人・中田翔の放った代打スリーランホームランが、プロ通算300号ホームランとなりました。
勝利投手 メンデス(3勝3敗)
敗戦投手 大瀬良大地(4勝9敗)
本塁打
巨人:岡本和真28号ツーラン
長野久義2号ソロ
岡本和真29号ソロ
中田翔12号スリーラン
岡本和真30号ソロ
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 57-37- 2 ---
2位 ロッテ 49-39- 4 5.0
3位 ソフトバンク 48-45- 2 8.5
4位 楽天 46-50- 1 12.0
5位 西武 42-52- 1 15.0
6位 日本ハム 41-58- 0 18.5
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 56-38- 4 ---
2位 広島 55-42- 2 2.5
3位 巨人 49-47- 1 8.0
4位 DeNA 47-47- 3 9.0
5位 ヤクルト 40-55- 2 16.5
6位 中日 38-58- 2 19.0
まとめ
巨人・岡本和選手、凄まじい活躍ですね。全打席凡退に終わった数試合前に原監督から存在を感じなかったという発言をされてから、猛アピール(?)を続けています。両リーグ最速の30号にも到達し、このままいけば本塁打王も堅そうですね。ただ、シーズンも残り40試合以上あるので、40本、50本とどんどん高みを目指していって欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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