チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その20〜
来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第二十回はメジャー経験の無い実力未知数な、ロッテ新加入の右腕です。
名前:ジェームス・ダイクストラ
生年月日:1990年11月22日(33歳)
出身:アメリカ合衆国・カリフォルニア州
ジェームス・ダイクストラ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、右投左打、身長は193センチ、体重は100キロと大柄な選手です。
元ソフトバンク、デニス・サファテ氏のように左腕を高く掲げてから投げるフォームから160キロ近いストレートに加えて縦に割れる変化球などを持っており、吉井理人監督からは「ハーマンのよう」と、元ロッテのフランク・ハーマン選手に似ていると評されています。
ダイクストラ選手は2009年のMLBドラフト40巡目でボストン・レッドソックスから指名を受けたものの、入団には至らず。翌10年にはコロラド・ロッキーズから50巡目で指名を受けますが、この時も入団とはなりませんでした。
入団を決めたのは、2013年にシカゴ・ホワイトソックスから6巡目指名を受けた際。そこからダイクストラ選手のマイナー生活が始まります。
初年度の13年はルーキー級に所属。そこから A級、AA級に上がりましたが、2016年オフに金銭トレードでテキサス・レンジャースへ移籍します。
移籍後、2017年にはAAA級まで昇格するなどメジャーまであと一歩のところまで来ていたものの、翌18年4月にリリース。実質の戦力外となり、同年はアメリカ独立リーグでプレーしました。
再びメジャーの球団の契約したのは2020年。2月にトロント・ブルージェイズと契約し再起を図りましたが、ここでもA級からAAA級まで上がりながらもメジャーデビューはならず。
そこからはマイナーリーグと独立リーグを行き来する生活が続きましたが、結果的にメジャーデビューすることなく今季7月にアメリカ独立リーグからもFAに。
そして、2023年12月24日、ロッテでの来季プレーが発表されました。ロッテファンへのある意味クリスマスプレゼントとなりましたね。
加藤豪将選手と同じ高校出身!
そんな実力未知数のダイクストラ選手ですが、出身高校はランチョ・バーナード高等学校。この学校、実は日本ハム・加藤豪将選手と同じ学校なんですよね。
カリフォルニア州・サンディエゴにあるこの学校からは加藤豪将選手を含む8名の選手がMLBに行っているので、野球が人気な学校ではありそうですね。
ただ、ダイクストラ選手が33歳なのに対し加藤豪将選手は29歳と4歳離れているので、直接の接点はなさそう。ただ同じパリーグに所属しているので、来季もしかしたら何かしらのコミュニケーションが取られるかもしれませんね。
ダイクストラ選手のプレー動画
マイナーでのプレー経験しかないため平均的な球速や明確な変化球の種類は分かりませんが、ストレートと落ちるボールを軸にピッチングをしているのは確か。
そして、ダイクストラ選手はよく自身のX(旧Twitter)を更新しており、自分のプレー動画を貼り付けながらポストしています。
その動画の中では、今季3月の時点で97マイルのストレート、80マイル中盤のスプリット、80マイル前後のスイーパーを投げていました。元々カーブも持ち球にあったようなので、この4球種を操るピッチャーのようです。
また、ダイクストラ選手は一応外野手もできるらしく、実際にマイナーでも2試合ほどの出場がありました。おそらく日本で見る機会はないでしょうが、球場での練習時に見られたらラッキーですね。
まとめ
ダイクストラ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、150キロ後半のストレートとスライダーやスプリットを用いて相手を捌くピッチングスタイルのプレーヤーです。
メジャー経験がなくその実力は未知数ですが、吉井監督は、まずは先発で試していくとのこと。
ダイクストラ選手も入団の際
とコメントしており、与えられた役割にどこで適応できるか楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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