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のぼ〜る広報のイチオシ〜埼玉西武ライオンズ投手編〜

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第9回は、獅子の時期エースを担える暴れ馬右腕・今井達也選手です。

今井選手ってどんな人?(成績)

 1998年5月9日に栃木県鹿沼市で生まれた今井選手は、身長180センチ体重82キロ(Wikipedia情報)と、プロ野球投手の平均を若干下回る体つきをしています。
 中学時代には投手として全国大会に出場し、栃木の強豪・作新学院高校に進学すると2年夏は地方大会でベンチ入り。地方大会の20枠から2枠減る18枠には惜しくも入ることはできず甲子園入りは逃したものの、秋にはエースとなり、3年の夏では最速149キロをマークしチームを6年連続の甲子園出場に導きました。その後も甲子園で次々に勝ち進み、最速を152キロに更新して全国優勝を達成。その後に行われたU-18アジア選手権でも、日本代表のエースとして優勝を果たしました。高卒ながら150キロを超えるストレートを投げられる逸材として各球団から注目を集めるも、2016年のドラフトは創価大学(現日本ハム)の田中正義選手や桜美林大学(現ロッテ)の佐々木千隼選手など投手が豊作だったこともあり、指名は重複せず西武から1位で単独指名を受けました。
 1年目は1軍での登板はなく、2年目の18年に喫煙トラブルでの出場停止を経て一軍デビュー。初登板の試合を初勝利で飾りました。さらに翌19年はチームトップの22先発を記録し、大きく飛躍。しかしその後は打ち込まれる場面が増えてファーム降格も経験。しかし、22年は登板数を9試合に減らしながらも防御率2点台中盤で5勝を記録。課題であったコントロールにも改善の兆しが出てきています。23年は髙橋光成選手に続く2番手として1年間通して投げ抜いてもらいたいです。

今井選手ってどんな人?(エピソード)

 5勝1敗と4つの貯金を作りはしましたが、登板数が減ったことによりオフに推定600万円の減俸を喰らった今井選手。その今井選手の背番号はエース級の投手がつけることの多い「11」。ですが、この契約更改の際に背番号の変更を報告。本人は、

「正直、11番をいただいてから6年間。正直、チームに貢献できていない部分があった。先輩の番号をもらってマウンドに立つ時。11番を背負っている時以上に、モチベーションがあるのではないかと考えた。48番を背負って、1試合1試合、今までとは違ったモチベーションで、マウンドに立った方が結果に結びつく。もっと成長するのではないかと変更を決意しました」
日刊スポーツ 12月1日の記事より一部抜粋

 と語りました。今井選手の語る「48」とは、22年限りで引退を決意した武隈祥太氏が着けていた番号。元々変更するか迷っていたという今井選手ですが、武隈氏の引退セレモニーにて涙ながらに花束を渡した時に決心したそうです。また今井選手は、

「11番をつけたから活躍するんじゃなく、活躍する選手が11番をつけるからエースと呼ばれると思う。番号だから活躍するだけでなく。結局、誰がつけるかが大事」
日刊スポーツ 12月1日の記事より一部抜粋

 と語りました。心機一転、ベルーナドームで48番を背に投げる今井選手の姿を見るのが今から楽しみですね。

今井選手のここがイチオシ!

 筆者が今井選手の推している部分は、

唸りを上げながら右打者の懐に荒々しく食い込んでいくストレート

 です。もともと、今井選手はコントロールが良くなく四死球を多く出してしまいがちです。しかし、そんな荒々しさがあるからこそ彼のストレートがより武器になります。160キロに迫るスピードのストレートはシュート回転していますが、それは逆に右打者の内角を抉ることができるということです。23年はグイグイ攻めて、先発の柱として活躍をしてほしいです。

 以上が、今井選手の紹介でした。筆者はいわゆるノーコンストガイピッチャーとロマン砲に目がないので、この手の選手は本当に応援したくなります。なので、今井選手、今年はぜひ初の2桁勝利を達成してください!
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

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