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プロ野球開幕直前!各球団の開幕投手まとめ〜パリーグ編〜

 WBCが終わって1日が経ち、日本代表の選手たちも日本に帰国しており、各選手が各々のチームに戻っていきます。
 そして、気づけばペナントレースの開幕まで今日を入れなければ1週間というところまで来ました。

 そこで、今回は各球団が発表している開幕投手をまとめてみました。チームの船出を左右する大役に任命された投手は一体どのような選手なのでしょうか。

オリックスバファローズ

山下舜平太選手

 昨季の日本シリーズで東京ヤクルトスワローズを下し、26年ぶりの日本一に輝いたオリックス。今季も盤石の投手陣とバランスのいい打線で球団初の三連覇を目指します。
 本来であれば山本由伸選手で確定のところですが、WBCに参加しているため開幕には間に合いません。同様の理由で宮城大弥選手もですね。
 中継ぎ投手では宇田川優希選手と追加招集の山﨑颯一郎選手も侍ジャパンとして戦ったため、投手陣はかなりきつそうですね。

 その中で、開幕投手に向けてアピールをしているのは山下舜平太選手。
 2021年にオリックスに入団した期待の若手右腕で未だ公式戦での一軍登板はありませんが、今季のオープン戦では好投を連発。
 開幕前ラストの登板となった24日の阪神戦では6回7奪三振2失点の快投を見せ、ほぼ開幕投手が決定的になりました。
 開幕戦で1軍デビューという鮮烈な印象を与える若き右腕は西武打線に立ち向かい、さらなる注目を集めます。

オリックス・山下舜平太選手。

福岡ソフトバンクホークス

大関友久選手

 昨季は最終戦で惜しくも優勝を逃し、2位に終わったソフトバンク。オフに早速有原航平選手や近藤健介選手らビッグネームを補強し、"ガチ補強"で圧倒的優勝を誓います。
 覇権奪還のため、藤本博史監督が開幕投手に指名したのは大関友久選手。大エース・千賀滉大選手がメジャーリーグへと挑戦し、決定的なエースピッチャーがいなくなった中で高卒4年目左腕に白羽の矢が立ちました。
 大関選手は2021年に育成から支配下登録。22年にブレークし、21試合に登板、15試合に先発して7勝6敗。オールスターにも選出されました。
 しかし、シーズン中盤に精巣がんの摘出手術で離脱。わずか1ヶ月半のスピード復帰を果たし、すでに22年シーズン中から今季に向けてピッチングを続けていました。

 完全復活、そしてシーズン完走を期す2023年シーズンの最初の試合をぜひ白星で飾って欲しいです。

開幕を託されたソフトバンク・大関友久選手。

埼玉西武ライオンズ

髙橋光成選手

 長らく監督を務めてきた辻発彦氏が退任し、新たに西武の監督に就任したのは、現役時代に5ツールプレイヤーとして多くの野球ファンに好かれていた松井稼頭央氏。近年の西部では珍しい機動力を重視した野球で、2019年ぶりの王座奪還を狙います。
 オフに平良海馬選手が先発に転向するという話題に火がつきましたが、やはり開幕を任されたのは髙橋光成選手。3年連続で開幕戦のマウンドに上がることが決定しました。

 開幕投手の発表は2月14日のキャンプ中に行われました。

 松井稼頭央監督が14日、宮崎・南郷キャンプで明かした。ツイッターに投稿された映像によると、指揮官は「昨日2月13日13時13分、ほぼ13秒に高橋光成に“今季の開幕を頼む”と伝えました」と選手たちに発表した。
Full-Count 2023年2月14日の記事より一部抜粋

 髙橋選手の背番号「13」にかけた、ユーモアのある伝え方ですね。髙橋選手に伝えた時には、サプライズケーキも用意されていたようです。

開幕投手に任命された西武・髙橋光成選手。

東北楽天ゴールデンイーグルス

田中将大選手

 昨季は開幕から好調な滑り出しを見せ、一時は首位を走っていたものの、シーズン中盤の終わりあたりから失速。18あった貯金はいつのまにか無くなり、最終的にBクラスまで沈んでしまいました。
 2013年ぶりの歓喜の瞬間を味わうため、オフにはメジャー経験のあるマニー・バニュエロス選手やマイケル・フランコ選手を獲得。今年こそは、貯金を守り抜きます。

 10年ぶりの優勝のために石井一久監督が開幕投手に指名したのは田中将大選手。本人にはキャンプ初日の2月1日の時点ですでに伝えられていたらしく、田中選手は取材に

 「正直、驚きました。12球団、12人しか経験することが出来ないので。投手として特別なところだとは思いますけども、しっかりそこを担って、勝利につながる投球をしたいと思います」
日刊スポーツ 2023年2月13日 12:01の記事より一部抜粋

 と答え、開幕に向けて冷静に開幕への意欲を語りました。

開幕を託された楽天・田中将大選手。

千葉ロッテマリーンズ

小島和哉選手

 井口監督政権では好成績が続いていたものの、ついに昨季は5位に沈んでしまい退任。後任として選ばれたのは吉井理人氏でした。
 監督として1年目ながらも侍ジャパンの投手コーチ就任の要請にも応じるなど多忙を極める吉井監督ですが、大事な公式先初試合の先発は若き左腕・小島和哉選手を指名しました。
 小島選手の指名について吉井監督は、

 「何人か候補はいたけど2年間しっかりローテーション守って規定投球回を超えているのは彼だけ。これからのマリーンズを背負うという意味でも朗希と2人、あと種市。この辺に頑張ってもらわないといけない」
スポーツ報知 2023年2月28日 12:56の記事より一部抜粋

 と、新生ロッテの足がけとなる存在として小島選手に期待をかけています。

開幕投手に選ばれたロッテ・小島和哉選手。

北海道日本ハムファイターズ

加藤貴之選手

 長きに渡りファイターズを支えてきた栗山監督が退任し、新監督として就任したのは、新庄剛志氏でした。
 昨シーズンの新庄監督はほぼ全員を1軍出場させたり奇抜な作戦を行うなど、新庄監督の人柄が大きく出た采配を行っていましたが、今年は優勝、日本一のため「冗談無し」ともとれる発言をしていました。

 新庄監督は今季を見据え、すでに昨季の9月に開幕投手を決定していました。左のエース・加藤貴之選手です。
 とにかく四球を出さないことで有名なサウスポーは昨年9月末の取材で開幕投手の役を任されたことを明かし、「びっくりした」と話しました。
 そりゃ、こんな時期から来年の話をされたらびっくりしますよね(笑)。

開幕投手に選出された日本ハム・加藤貴之選手。

まとめ

 以上5人+αが、開幕戦で投げるパリーグのピッチャーです。
 日本ハムの新ホーム球場・エスコンフィールド北海道の開場を祝し、3月30日には他の試合よりも一足早く日本ハム対楽天の開幕戦が行われます。
 加藤選手と田中選手の投げ合いは一体どのような結果になるのでしょうか。今からとても楽しみです。
 また、明日はセリーグ編を投稿させていただきます。ペナントレース開幕まであと1週間、一体どのチームが覇権を手にするのでしょうか。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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