![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116749734/rectangle_large_type_2_ece49ba965c11a6131dcaee33ed64dc7.png?width=1200)
オリックス・東晃がデビューから七連勝を達成し、チームはマジック2!ディグプロ9月19日
オリックスの若き速球派右腕が、球団新記録となるデビュー戦から七連勝を達成し、チームを優勝射程圏内のマジック「2」に導きました。
今回は、9月19日に行われた3試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
楽天対ソフトバンク戦
楽天モバイルパーク宮城
18:00プレイボール
スコア 楽天3-2ソフトバンク
スタメン
楽天 ソフトバンク
1 三 小深田大翔 1 二 周東
2 遊 村林 2 遊 川瀬
3 指 島内宏 3 右 柳田
4 二 浅村 4 指 近藤健
5 左 岡島 5 中 柳町
6 右 小郷 6 一 野村大
7 中 辰己 7 左 増田珠
8 一 鈴木大地 8 捕 甲斐
9 捕 太田光 9 三 野村勇
投 則本 投 スチュワートJr.
「FANS’ユニフォーム」を纏う楽天、ソフトバンク共に中6日で則本、スチュワートJr.が先発します。
楽天は2回に二死一塁の場面から辰己のタイムリースリーベースによって1点を先制しますが、4回にソフトバンク・柳町のタイムリーによって同点に追いつかれると、1-1で迎えた7回表には二死一、三塁から小深田大翔のエラーという不運な形で勝ち越しを許してしまいます。
それでも、楽天はCS出場に向け心に炎を燃やします。
先刻エラーをしてしまった小深田大翔は二死三塁のチャンスで打席が回ってくると、四球を選び出塁。逆転のランナーとして塁に出ると、続く村林の放った打球はレフトオーバーのツーベースに。これを見た俊足の小深田大翔は、足をフル回転させてホームへ突入。決死のヘッドスライディングの判定はセーフとなり、見事逆転のホームを陥れました。
「次、(打席が)回ってきた時にやり返せばいい」
と、エラー後に先発・則本に声をかけられた小深田大翔。見事選球眼と足でやり返しました。
3-2と逆転に成功した楽天は、9回に守護神・松井裕を投入。松井裕は三者凡退締めで本拠地通算100セーブを達成し、チームも1点差で逃げ切りました。
勝利投手 則本昂大(8勝6敗)
敗戦投手 又吉克樹(2勝2敗)
セーブ 松井裕樹(1勝3敗36S)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116746189/picture_pc_b58b5de1ad192071e01e162fcbe5482a.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116746190/picture_pc_36e48e93d6492ac4d7523ffcd5561090.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116746188/picture_pc_c8d9f3d1535a94fcf6ec3988bf3c0562.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116746191/picture_pc_8d30082659df8fa3a3461bc774736b21.png?width=1200)
西武対日本ハム戦
ベルーナドーム
18:00プレイボール
スコア 西武7-4日本ハム
スタメン
西武 日本ハム
1 中 岸潤 1 右 万波
2 遊 源田 2 遊 中島卓
3 一 マキノン 3 三 清宮幸
4 指 中村剛 4 指 A.マルティネス
5 三 佐藤龍 5 一 野村佑
6 右 愛斗 6 中 松本剛
7 左 蛭間 7 二 郡司
8 捕 古市 8 左 今川
9 二 児玉 9 捕 古川裕
投 松本航 投 ポンセ
西武、日本ハム共に中6日で松本航、ポンセが先発します。
西武は先発・松本航が序盤を上手く抑えきれず、1、2回で計3点を先制されます。
しかし、2回裏に一死満塁のチャンスで児玉の犠牲フライで1点を返すと、3回には二死一、二塁で愛斗が打ち上げた打球がゆっくりとゆっくりと舞い上がり、レフトへの同点タイムリーツーベースとなって3-3と試合を振り出しに戻しました。
そして、6回表にA.マルティネスにソロを浴びて1点ビハインドとなって迎えた6回裏でした。
日本ハムの2番手・B.ロドリゲスから4番・中村剛が初球をレフトスタンドへ運び同点ソロにすると、なおも二死二、三塁となって打席には児玉。いきなり初球を捉えると、打球はライト前に落ちる勝ち越しタイムリーに。
「昨日の打席で初球の甘い球を見逃してしまったので、結果を恐れずに今日は思い切って初球からいこうと決めていました」。
と、反省がすぐさま形となって現れました。
さらに源田の2点タイムリーも飛び出し、この回4得点で7-4と逆転した西武。
そのまま3点リードで9回を迎えると、マウンドには水上由。昨季の新人王は松本剛から始まる日本ハム打線を3人で斬り、西武が逆転勝利を収めました。
勝利投手 松本航(5勝8敗)
敗戦投手 B.ロドリゲス(1勝6敗)
敗戦投手 水上由伸(1敗1S)
本塁打
日本ハム:A.マルティネス15号ソロ
西武:中村剛也17号ソロ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116747508/picture_pc_8aaf3265ff208a77fc6cec1be4805ee8.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116747510/picture_pc_648655eddb0563cdf4c4f1f059d03508.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116747509/picture_pc_ae15e3c22afb46311bf2f5c864c34301.png?width=1200)
オリックス対ロッテ戦
京セラドーム大阪
18:00プレイボール
スコア オリックス3-2ロッテ
スタメン
オリックス ロッテ
1 右 佐野皓 1 右 荻野
2 二 安達 2 遊 藤岡
3 指 森友 3 一 山口航
4 中 中川圭 4 指 ポランコ
5 一 ゴンザレス 5 左 角中
6 左 杉本 6 三 安田尚
7 遊 紅林 7 二 茶谷
8 三 宗 8 捕 佐藤都
9 捕 若月 9 中 藤原
投 東晃 投 小島
オリックス、ロッテ共に中6日で東晃、小島が先発します。
この試合に勝てばマジックが2に減るオリックス、翌日には優勝できる体制が整えられるという状況で初回から奮闘します。
1回裏にいきなり2本のヒットと1四球で一死満塁のチャンスを作ると、5番・ゴンザレスのサードゴロで先制に成功。さらに続く杉本もタイムリーを放ち、2点を先取します。
スタートから援護をもらえたオリックス先発の東晃は、自慢のストレートでロッテ打線を次々にねじ伏せていきます。
この日のストレートの最速は155キロ。1巡目はストレートでゴリ押すと、2巡目からは動くボールで相手を翻弄する作戦に出ます。
そして3回にタイムリーこそ浴びたものの、1点のリードは守り切り7回1失点で降板。
「すごくうれしいし、期待を裏切らないようにしたいです。粘り強く最少失点で抑えることができたところはよかったし、(若月)健矢さんのリードのおかげです」
と、笑顔を見せた右腕でした。
オリックスは2-1で迎えた6回裏に1点を追加し再び2点リードを取ると、9回には平野佳が登板。一死走者無しから安田尚にソロを浴びて1点差に迫られましたが、後続をしっかり断ち切りゲームセット。オリックスが1点差で勝利し、マジックを「2」に減らしました。
勝利投手 東晃平(6勝)
敗戦投手 小島和哉(8勝5敗)
セーブ 平野佳寿(3勝2敗26S)
本塁打
ロッテ:安田尚憲8号ソロ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116749795/picture_pc_18717e82e20af31a54d8025e1e083f9c.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116749501/picture_pc_0e2221cfaf1d8922253a6cda0a11b7b4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116749506/picture_pc_ee621c7ff595cf1eeed060ed84a76191.png?width=1200)
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 78-47- 4 M02
2位 ロッテ 63-59- 5 13.5
3位 ソフトバンク 64-64- 2 15.5
4位 楽天 62-65- 1 17.0
5位 西武 59-71- 1 21.5
6位 日本ハム 56-74- 1 24.5
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 81-47- 4 優勝
2位 広島 71-61- 4 12.0
3位 DeNA 68-62- 3 14.0
4位 巨人 66-65- 2 16.5
5位 ヤクルト 53-78- 3 29.5
6位 中日 50-78- 4 31.0
まとめ
オリックス・東晃選手、勢いが止まるところを知りませんね。こんなに馬力があって変化球の質も高い選手が育成出身というのですから、やはりオリックスは速球派の投手に関する育成メソッドのようなものがあるんでしょうね。
東晃選手の最大の魅力はコンスタントに150キロを超えるストレートにありますが、それを引き立てるのがカーブやツーシームなどの緩い変化球。東晃選手のツーシームは球速の少し遅いシンカーのようになっており、これらの球種で緩急を操ることで、よりストレートが活きてきます。マジック2と優勝まで後一歩のところまでチームを押し上げた主力選手の1人でもある東晃選手、今後にも期待です。
最後までお読みいただきありがとうございました。