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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その9〜

 来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第九回は160キロ超えの真っ直ぐを持つ、日本ハム期待の新戦力です。

名前:アニュラス・ザバラ

生年月日:1996年12月21日(26歳)

出身:ドミニカ共和国・サントドミンゴ

 アニュラス・ザバラ選手はドミニカ共和国出身の投手で、右投右打、身長191センチ、体重118キロと超大柄な選手です。
 26歳とまだ若いながらストレートの最高球速は162キロを誇っており、斜めに切れるスライダーとチェンジアップを持ち球としています。

 ザバラ選手は2014年にシアトル・マリナーズと契約してプロ入りすると、その年はドミニカ共和国で開催されているMLB傘下のマイナーリーグである、ドミニカン・サマーリーグでプレー。
 2015年、2016年はアリゾナでのMLB傘下のマイナーリーグである、アリゾナ・サマーリーグで経験を積みます。
 
 2017年にはトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。
 翌年には再びトレードでシンシナティ・レッズへ移籍すると、18年、19年はA級、A+級でプレー。ここからAA級、AAA級へ上がっていくというところでしたが、2020年はコロナの影響でマイナーの試合は開催されず、オフにFAとなります。
 同年オフにはフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約。21年はA級とAA級でプレーしますが、ここでもオフにFAとなりました。

 しかし、2021年からはマイアミ・マーリンズと契約すると、2022年6月にメジャーデビューを果たします。ただここで爪痕を残すことができず、2試合の登板でシーズンを終えます。
 同年オフからはデトロイト・タイガースとマイナー契約を結びますが、今季はメジャーでの登板無くシーズン終了。
 来季からは日本ハムと契約を結ぶことが発表されました。

最高球速162キロ!平均球速160キロ!

 日本ハムでのプレーが決まったザバラ選手ですが、なんといってもストレートの球速がとんでもないです。
 様々な入団記事の見出しで使われている謳い文句が「最速162キロ超」。162キロはマイル換算するとおよそ101.3マイルですね。めちゃくちゃ速いです。そして中継の動画を見ると、ストレートの球速は99マイルから101マイルの範囲で出ており、とても安定してストレートを投げています。
 見た目もドレッドヘアにたっぷりの髭という筆者の思うドミニカンそのままという感じで、見た目通りのゴリ押しのピッチングを見せてくれそうです。

ザバラ選手のプレー動画

 ストレートの球速に関しては先述した通りですが、すごくシュート回転していますね。ゆったりとテークバックをとってからサイド気味のスリークォーターで投げているからだと思いますが、なかなかクセがすごいですね。
 変化球では、スライダー(カーブ)は横変化がかなりついているので、左打者のアウトローに決められると、カウントが楽になりそうです。
 チェンジアップはキレがあまり無く変化のタイミングが早いので、見切られると苦しいかもしれません。
 また、全体的にかなり力を入れて投げ込んでいるようなので、コントロールはかなりアバウトなよう。ある程度の打者なら力押しできると思いますが、ここぞという場面でストライクを投げ切れるコントロールは欲しいですね。

まとめ

 ザバラ選手はドミニカ共和国出身の投手で、大柄な体格でゆったりとしたフォームから160キロを超えるストレートをバンバン放ってきます。
 ストレートゴリ押しのピッチングもできますし、スライダーやチェンジアップなど変化を交えながらのピッチングもおそらくできるタイプのピッチャーです。
 コントロールはアバウトですが、パリーグの強打者たちにゴリゴリのストレートで対抗する姿は見てみたいですね。
 ザバラ選手は入団の際、

 「このたび、北海道日本ハムファイターズの一員になれることを、心よりうれしく思います。勝利を積み重ね、リーグ優勝、そして日本一になる準備はできています。自分自身にできることを最大限に発揮し、チームの勝利に貢献できるよう精一杯励みます」

Full-Count 2023年12月11日 13:04配信の記事より一部抜粋。

 とコメント。来日が楽しみですね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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