中日・梅津が1177日ぶりの勝利!ディグプロ9月25日
トミージョン手術から復活した右腕が、約3年ぶりの白星を手にしました。
今回は、9月25日に行われた5試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
DeNA対巨人戦
横浜スタジアム
18:00プレイボール
スコア DeNA1-0巨人
スタメン
DeNA 巨人
1 右 大田 1 右 長野
2 中 桑原将 2 遊 門脇
3 左 佐野恵 3 三 坂本勇人
4 二 牧 4 一 岡本和
5 三 宮﨑 5 捕 大城卓
6 捕 伊藤光 6 中 丸
7 一 知野 7 左 秋広
8 遊 林琢 8 二 吉川尚
9 投 大貫 9 投 メンデス
DeNAは中6日で大貫、巨人は中7日でメンデスが先発します。
DeNAは0-0で迎えた2回裏に宮﨑のヒットから二死二塁のチャンスを作ると、今月打撃絶好調のルーキー・林琢の初球打ちがセンターへ抜け、タイムリーで1点を先制します。
伏兵の一打で援護点をもらったDeNA先発の大貫は、巨人打線相手に奮投。この試合ではストレートとスプリットのコンビネーションが活き、積み重ねるはKの山。2、5回には二死一、二塁のピンチを無失点で退けるなど要所での粘りも見せました。
7回に一死一、二塁のピンチを招いたところで降板となりましたが、6回3分の1を投げ11奪三振、無失点。
と、充実感を見せた大貫でした。
7回表一死一、二塁のピンチは伊勢、エスコバーが無失点に抑える好火消しを見せ無失点で凌ぐと、試合は1-0のまま9回へ。
痺れる展開の中マウンドに守護神・森原が上がると8球で三者凡退に抑え、DeNAが1点差ゲームを制しました。
なお、この試合の4回に二盗を成功させたDeNA・宮﨑がプロ初盗塁を記録しました。
勝利投手 大貫晋一(4勝4敗)
敗戦投手 メンデス(5勝5敗)
セーブ 森原康平(2勝1敗17S)
中日対阪神戦
バンテリンドーム ナゴヤ
18:00プレイボール
スコア 中日2-1阪神
スタメン
中日 阪神
1 中 岡林 1 中 小野寺
2 左 大島 2 二 中野
3 遊 カリステ 3 右 森下翔
4 右 細川成 4 一 大山
5 一 宇佐見 5 三 佐藤輝
6 三 石川昂 6 左 ミエセス
7 捕 木下拓 7 捕 坂本誠
8 二 龍空 8 遊 木浪
9 投 梅津 9 投 村上頌
中日は中11日で梅津、阪神は中7日で村上頌が先発します。
トミージョン手術から復帰し、今季から再びローテーションに加わった中日先発の梅津。3年以上手にしていない白星を狙わんと、本拠地で躍動します。
初回を無失点に抑えた梅津、2回の先頭打者・佐藤輝にソロホームランを浴び先制されたものの、直後に味方が逆転してくれたおかげで勝ち投手の権利が付きます。
2-1となってからは、梅津も修正。150キロ近辺の球速をコンスタントに出す力強いストレートに加え、スライダー、フォークで相手打線を次々と打ち取っていきます。
そのままピンチらしいピンチを迎えることもなく、危なげないピッチングで8回まで続投。三者凡退に退け、8回1失点ピッチングでマウンドを降りました。
そして、試合は梅津の力投もあり2-1で9回へ。マウンドには2番手・勝野が上がると、二死一、三塁のピンチを招いたものの木浪を空振り三振に仕留めゲームセット。
中日が1点差で逃げ切り三連勝です。そして、梅津は1177日ぶりの勝利投手に。
と、ファンに勇姿を届けられた右腕でした。
勝利投手 梅津晃大(1勝1敗)
敗戦投手 村上頌樹(10勝6敗)
セーブ 勝野昌慶(5勝2敗1S)
本塁打
阪神:佐藤輝明22号ソロ
日本ハム対楽天戦
ES CON FIELD HOKKIDO
18:00プレイボール
スコア 日本ハム1-9楽天
スタメン
日本ハム 楽天
1 右 万波 1 三 小深田大翔
2 一 郡司 2 遊 村林
3 三 清宮幸 3 指 島内宏
4 指 A.マルティネス 4 二 浅村
5 中 松本剛 5 左 岡島
6 二 加藤豪 6 一 鈴木大地
7 左 野村佑 7 右 小郷
8 遊 奈良間 8 中 辰己
9 捕 田宮 9 捕 炭谷
投 伊藤大海 投 田中将
日本ハム、楽天共に中6日で伊藤大海、田中将が先発します。
楽天は初回に小深田大翔のヒットから一死三塁のチャンスを作ると、3番・島内宏がライトへ犠牲フライを打ち上げ、1点の先制に成功します。
先制点を貰った楽天先発の田中将でしたが、快調なピッチングを続けていた6回裏に先頭・田宮を迎えると、なんと初球を右中間スタンドへ運ばれてしまい、ソロホームランで同点に追いつかれてしまいました。
しかし、試合は終盤の9回表、犬鷲の強力打線が日本ハムに襲い掛かります。
ツーベースと2四死球で一死満塁のチャンスを作ると、打席には炭谷の代打・銀次。先日昇格したばかりの職人は2球目を捉えると、打球はレフト前にポトンと落ちる勝ち越しタイムリーに。
と、ガッツポーズを決めた銀次でした。
これを皮切りに、楽天はこの回打者12人の猛攻で8点を追加。一気に1-9と勝負を決定づけると、9回裏は宋家豪が三者凡退に抑え試合終了。
楽天が終盤の攻"劇"で快勝しました。
なお、この試合の6回にソロを放った日本ハム・田宮がプロ初ホームランを記録しました。
勝利投手 渡辺翔太(8勝2敗1S)
敗戦投手 伊藤大海(7勝10敗)
本塁打
日本ハム:田宮裕涼1号ソロ
ロッテ対ソフトバンク戦
ZOZOマリンスタジアム
18:00プレイボール
スコア ロッテ1-10ソフトバンク
スタメン
ロッテ ソフトバンク
1 右 平沢 1 中 周東
2 左 石川慎 2 一 野村大
3 三 ブロッソー 3 指 柳田
4 指 ポランコ 4 左 近藤健
5 一 井上晴 5 右 中村晃
6 捕 佐藤都 6 遊 今宮
7 二 中村奨吾 7 三 井上朋
8 遊 茶谷 8 二 三森
9 中 和田康 9 捕 甲斐
投 小島 投 和田毅
ロッテは中5日で小島、ソフトバンクは中7日で和田毅が先発します。
試合は0-0で迎えた2回表、無死走者無しでソフトバンク・近藤健が打席に入ると、2ボール2ストライクからの7球目を逆方向に弾き返し、レフトスタンドへのソロホームランとして、ソフトバンクが1点を先制します。
さらに5回にも井上朋のソロなどで3点を追加すると、7回には打線が繋がり打者10人の猛攻で5点を追加。9点を奪います。
この打線の好調ぶりに引きつけられるように、ソフトバンク先発の和田毅も好投を披露。
序盤3イニングスを被安打1、5奪三振で立ち上がると、4回には無死二、三塁のピンチから1点を失ったものの失点はこれだけにとどめ、5回1失点で降板。味方に勢いを与える投球に
と納得の表情を見せました。
ソフトバンクは9回にも押し出しによって1点を追加し1-10とすると、9回は椎野が登板。2四球から二死二、三塁のピンチを招いたものの、最後は小川龍を三振に斬ってゲームセット。
ソフトバンクが11安打10得点で快勝し、CS争いで粘りを見せています。
なお、この試合の5回に勝ち越しソロを放ったソフトバンク・井上朋がプロ初ホームランを記録しました。
勝利投手 和田毅(7勝6敗)
敗戦投手 小島和哉(8勝6敗)
本塁打
ソフトバンク:近藤健介24号ソロ
井上朋也1号ソロ
オリックス対西武戦
京セラドーム大阪
18:00プレイボール
スコア オリックス4-3西武
スタメン
オリックス 西武
1 中 中川圭 1 右 岸潤
2 指 森友 2 遊 源田
3 一 セデーニョ 3 一 マキノン
4 左 T-岡田 4 指 栗山
5 二 ゴンザレス 5 三 佐藤龍
6 遊 紅林 6 二 外崎
7 三 宗 7 左 山野辺
8 捕 若月 8 捕 柘植
9 右 野口智 9 中 西川愛
投 曽谷 投 宮川
オリックスは中6日で曽谷、西武は8月6日ぶり、中49日で宮川が先発します。
オリックスは2回裏に一死一、三塁から宗のタイムリーによって先制すると、3回には二死一、三塁から紅林にタイムリーが飛び出し、2-0とリードを広げます。
しかし、オリックス先発の曽谷が4回表に無死満塁のピンチを招くと、山野辺のタイムリー、柘植の併殺打、西川愛のタイムリーによって、あっという間に2-3と逆転を許してしまいました。
それでも、オリックスは王者の野球を見せます。
1点ビハインドで迎えた7回裏に二死二塁のチャンスを作ると、宗のこの試合2本目のタイムリーによって同点に。さらに8回二死走者無しで打席が回ってきたのは森友、その5球目でした。西武・田村伊のストレートを振り抜いた打球はライトスタンドに飛び込む値千金の勝ち越しソロに。
と笑みを浮かべた主砲でした。
1点リードで迎えた9回は山岡が登板。三者凡退で締め、オリックスが逆転勝利しました。
勝利投手 阿部翔太(3勝4敗1S)
敗戦投手 田村伊知郎(1勝1敗1S)
セーブ 山岡泰輔(2勝1敗2S)
本塁打
オリックス:森友哉18号ソロ
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 82-47- 4 優勝
2位 ソフトバンク 67-66- 2 17.0
3位 楽天 66-67- 1 18.0
4位 ロッテ 63-64- 5 18.0
5位 西武 62-73- 1 23.0
6位 日本ハム 57-78- 1 28.0
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 83-49- 5 優勝
2位 広島 72-63- 4 12.5
3位 DeNA 70-64- 3 14.0
4位 巨人 68-68- 2 17.0
5位 ヤクルト 55-80- 3 29.5
6位 中日 53-79- 5 30.0
まとめ
中日・梅津選手、おめでとうございます。トミージョン手術から復帰し、長い長いトンネルをようやく抜けられたような感じがしました。
肘を手術しても球速が衰えることなく、むしろ力強さを増していますよね。
セリーグにはDeNA・東克選手や阪神・才木選手など、トミージョン手術を経てパワーアップした選手が存在します。梅津選手もその一例に加わり、暗黒化している中日に救いの手を伸べてほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。