ハヤテ223がなんだか面白そう
2023年シーズンから2024年にかけて大きく変わる1つのこと、それは二軍球団の2球団新規参入です。リーグ内の球団数が奇数になっていることの改善とプロ野球の裾野を広げることを目的とした今回の一大決定は、今後のプロ野球の選手育成に大きく関わってきます。
その中でも、今話題となっているのが新規参入球団として名乗りを挙げたハヤテ223(フジサン)。主に人工知能の研究やスポーツ事業に力を入れているハヤテグループが、ウエスタン・リーグへの参加権を手にしました。
運営元のハヤテグループについつはまた別の機会に紹介させていただきます。
さて、このハヤテ223の何が面白そうかというと、筆者から見て主に2つの点があります。
まず1つが、本拠地を静岡に構えるということ。そして2つ目が、元プロをはじめアマチュア選手など、幅広い経歴を持つ選手が所属することになりそうということです。
本拠地が静岡ということは東京と名古屋・大阪の中間点であることを意味します。首都圏と大都市の中間にあるということは選手の移動が容易く、二軍においての死活問題となっている交通費もあまり問題にならないと思います。
参入予定のリーグがウエスタン・リーグなだけにリーグの中では東端に位置することになりますが、移動のルートはいくつかありそうです。
加えて、大きな球場も有している静岡はサッカー大国。サッカーと野球を共に高めていくことができれば、もっと静岡県内でスポーツ熱を加速させることができそうです。
そして2点目。本日12月7日に発表されたハヤテ223の第一弾新規加入選手は、29人のうち10人がNPB経験者であり、非常にレベルの高い野球を見ることができそうです。さらに中には元DeNA・倉本寿彦選手や元ロッテ・福田秀平選手なども入団することになり、球団全体でのレベルアップが図れそうです。
また、来季からのルールとしてハヤテ223は球団内の選手を金銭でセパ12球団とトレードすることができるため、NPBを目指す選手たちにとっては熾烈な競争が予想されます。そこでの相乗効果も生まれ、ハヤテ223はプロ野球球団としても、野球の裾野を広げる広報的存在としても強くなれると筆者は思います。
こんな感じで、来季から二軍公式戦に参戦するハヤテ223はとても面白い球団になりそうな気がします。筆者の地元である横浜からも頑張れば行けない距離ではないので、今度本拠地の清水庵原球場に行ってみたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。