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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その23〜

 来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第二十三回は昨季限りで退団した剛腕サウスポーの穴を埋めるためにやってきた、DeNAの新外国人です。

名前:アンソニー・ケイ

生年月日:1995年3月21日(28歳)

出身:アメリカ合衆国・ニューヨーク州

 アンソニー・ケイ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、左投左打、身長は183センチ、体重は99キロと馬力のある選手です。
 サイド気味のスリークォーターから最速157キロのストレートとスライダー、チェンジアップを操るケイ選手はクイックの速さも指折りであり、2023年シーズン限りでDeNAを退団したエドウィン・エスコバー選手の穴埋めを期待されています。

 ケイ選手は2013年MLBドラフト29巡目でニューヨーク・メッツから指名されましたが、契約せずに大学へ進学します。
 その後、2016年に1巡目追補(FAでの選手流出による補償的なドラフト指名権のこと)で再びニューヨーク・メッツから指名され、プロ入りします。しかしこの年は登板が無く、10月にトミージョン手術。翌年も全休します。
 プロデビューは2018年のこと。  A級とA+級の2チームでプレーし、合計で123個の三振を奪いました。
 2019年はAA級からAAA級にまで昇格すると、7月にはマイナーリーグのオールスターに選出されました。その後、トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍。移籍後にはなんとメジャーデビューも果たしました。

 20年、21年、22年もメジャーで登板。計25試合に投げイニング数を超える64個の奪三振を記録しました。
 しかし、22年オフにDFAに。ウェーバー公示を経て今度はシカゴ・カブスへ移籍しました。鈴木誠也選手らと共に9月中旬までプレーしたものの、再びDFAとなりニューヨーク・メッツにメジャーリーガーとして復帰。3試合に登板しましたが、1週間ほどオークランド・アスレチックスに在籍した後ロースターから除外。
 2024年からはDeNAでプレーすることが決まりました。

メジャー版○○?

 今季からはDeNAのユニフォームを着ることになったケイ選手ですが、メジャー版東克樹選手との呼び声が高いです。
 今季トミージョン手術から復活して16勝を挙げた左腕も170センチという小柄な体格から150キロ超えのストレートとスライダー、チェンジアップを投げる投手です。
 役割は先発と中継ぎで異なりますが、ケイ選手も中継ぎを代表するような選手になることができるでしょうか。

ケイ選手のプレー動画

 東克選手みをあまり感じないのは筆者だけでしょうか(笑)。確かに下半身のズボンのぱっつんぱっつん感は似ている気がしますが。
 ストレートは平均的に94〜95マイルほど。およそ150キロ前後ですね。スライダーとスイーパーの投げ分けがあるのは面白そうです。
 また、チェンジアップもブレーキが効いており、これは確かに東克選手に似ていますね。エスコバー選手のような際立った速球ではないものの、変化球でも押していけそうなあたりがエスコバー選手とは違うところですね。

まとめ

 ケイ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、サイド寄りのスリークォーターから150キロ超えのストレートや2種のスライダー、チェンジアップを投げる選手です。
 メジャー版東克選手と呼ばれており、中継ぎ左腕不足のDeNAにとっては開幕から必要不可欠な戦略となりそうです。新天地・日本ではどんな成績を残すのでしょうか。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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