阪神打線一致団結で日本一に王手!ディグプロ11月2日
阪神が"ラッキーエイト"に打者一巡の猛攻で6点を奪い、驚異の逆転勝利で日本一に王手をかけました。
今回は、11月2日に行われた日本シリーズ第五戦を振り返っていきます。
※以下一部敬称略
阪神対オリックス戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神6-2オリックス
スタメン
阪神 オリックス
1 中 近本 1 中 廣岡
2 二 中野 2 三 宗
3 右 森下翔 3 右 森友
4 一 大山 4 一 頓宮
5 左 ノイジー 5 左 杉本
6 三 佐藤輝 6 二 ゴンザレス
7 捕 坂本誠 7 遊 紅林
8 遊 木浪 8 捕 若月
9 投 大竹耕 9 投 田嶋
阪神は10月2日ぶり、中30日で大竹耕、オリックスは中13日で田嶋が先発します。
両軍共に2勝ずつで迎え、どちらが勝っても日本一に王手という中で迎えたこの第五戦。この試合の前半は投手陣の踏ん張りが効いていました。
阪神は初回から一死一、三塁のチャンスを作りましたが、オリックス・森友の頭脳プレーもあり最終的には三振併殺で無得点に終わります。
オリックスも2回に一死一、二塁の好機を生みますが、紅林、若月が倒れスリーアウト。序盤3イニングスは0-0で終了します。
試合が動いたのは4回表。オリックスは二者凡退で二死走者無しとなりますが、打席には6番・ゴンザレス。その4球目、低めにコントロールされた142キロのストレートを振り抜くと、本人が柵越えを確信した当たりは左中間スタンドに飛び込む先制ソロに。
均衡を破る一撃でオリックスが先制に成功すると、さらには7回。先頭の投手・田嶋が四球で出塁したものの、今度は阪神・近本の頭脳プレーが光り二死一塁に。進塁を阻まれた中で3番・森友の打席でした。2球目を捉えると、強烈なセカンドゴロを中野が後逸。さらにそのカバーに向かった森下翔もボールが手につかずもたつく間にランナーの宗は一気に生還。
阪神の守備の乱れから2点目を奪います。
しかし、阪神の真骨頂はここからでした。
7回無失点の力投を見せた田嶋に代わり、オリックスは山﨑颯が登板。ここで先頭の木浪は内野安打と悪送球で二塁まで進むと、続く代打・糸原もヒットで無死一、三塁に。そして1番・近本がタイムリーで1点を返すと、中野は送りバントで一死二、三塁に。
ここでオリックスは投手を宇田川に代えますが、3番・森下翔でした。2ボール2ストライクからの7球目を捉えると、打球はレフトへ大きく伸びる逆転の2点タイムリースリーベースに。
と振り返った森下翔。ルーキーが汚名返上を果たし、また一つ大一番で大きくなりました。
3-2と逆転した阪神は勢いそのままに、大山、坂本誠にもタイムリーが飛び出し6-2に。打者一巡で一挙6得点し、6-2と大きく点差を離します。
4点リードで迎えた9回は守護神・岩崎が登板。三者凡退で締め、見事阪神が王手を決めました。
なお、この試合の5回に内野安打を放ったオリックス・田嶋がプロ初ヒットを記録しました。
勝利投手 湯浅京己(1勝)
敗戦投手 山﨑颯一郎(1敗)
本塁打
オリックス:ゴンザレス1号ソロ
勝敗
オリックス 2勝-3勝 阪神
まとめ
日本シリーズ第五戦は阪神が大逆転の末に勝利をもぎ取りました。このイニングもオリックス・安達の悪送球から始まりましたが、やはり流れというのは守備の乱れから変わりやすいですね。
今シリーズでは多くの試合の流れを変えてきたファンブル、悪送球、後逸etc…高校野球においてもそうですが、やはり守備のしっかりしているチームに抜かりはないですよね。甲子園の魔物にあてられたような3日間の両チームですが、日本シリーズは1日の移動日を挟み再び舞台を京セラドーム大阪に戻します。
あと1つ勝てば栄冠をつかみ取れる阪神と、なんとしてでも逆王手に持ち込みたいオリックス。目の離せない第六戦は11月4日、18:30にプレイボールです。
最後までお読みいただきありがとうございました。