ハマスタに1998年の日本一メンバーが集結!ディグプロ6月3日
虎の子兵が自身初のサヨナラ打を放ち、連敗を止めました。
今回は、6月3日に行われた6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
巨人対日本ハム戦
東京ドーム
14:00プレイボール
スコア 巨人3×-2日本ハム
スタメン
巨人 日本ハム
1 右 丸 1 左 松本剛
2 遊 坂本勇人 2 中 江越
3 左 秋広 3 二 加藤豪
4 一 岡本和 4 右 万波
5 捕 大城卓 5 一 A.マルティネス
6 中 ブリンソン 6 三 アルカンタラ
7 二 吉川尚 7 捕 伏見
8 三 門脇 8 遊 上川畑
9 投 グリフィン 投 伊藤大海
巨人は中6日でグリフィン、日本ハムは中7日で伊藤大海が先発します。
試合は3回に巨人・坂本勇人の先制タイムリーで動き出すと、1-0で迎えた4回には日本ハム・加藤豪が第4号となるソロホームラン。驚異的なスピードでアーチを架け続けるルーキーの一撃で日本ハムが同点に追いつきます。
その後、8回に巨人がブリンソンのタイムリーで勝ち越しに成功しますが、9回に投入した守護神・大勢が誤算。一死一、三塁のピンチを招くと清水優のセーフティースクイズを許してしまい、土壇場で2-2の同点に追いつかれてしまいます。
9回裏は得点がなく、試合は延長戦へ突入します。
10回裏、8回から代走として出場していた重信が、ヒットで出塁しサヨナラのチャンスを作った巨人は、無死一塁の場面で岡本和。その初球でした。内角のストレートを引っ張った打球は、レフト線ギリギリに落ちる長打コースに。
この長打で、一塁ランナー・重信は俊足を飛ばして一気に三塁を駆け回ります。そして、快足そそのままにホームにヘッドスライディング。レフト・松本剛からの返球はホームからずれてタッチできず。
重信の激走で巨人がサヨナラ勝利しました。重信はこのランニングについて、
と振り返りました。
勝利投手 大勢(2勝11S)
敗戦投手 玉井大翔(2敗1S)
本塁打
日本ハム:加藤豪将4号ソロ
ヤクルト対楽天戦
明治神宮野球場
14:00プレイボール
スコア ヤクルト9-5楽天
スタメン
ヤクルト 楽天
1 二 山田哲 1 遊 山﨑剛
2 中 山崎晃 2 一 阿部寿
3 左 青木 3 三 フランコ
4 三 村上宗 4 二 浅村
5 右 サンタナ 5 右 岡島
6 捕 中村悠 6 捕 炭谷
7 一 J.オスナ 7 左 和田恋
8 遊 長岡 8 中 辰己
9 投 ピーターズ 9 投 早川
ヤクルトは中6日でピーターズ、楽天は中9日で早川が先発します。
ヤクルト打線は、序盤から早川を攻略します。
初回、山崎晃がヒットで出塁し、一死一塁で打席には青木。その5球目、真ん中付近のストレートを逆方向へ弾き返すと、打球はスタンドギリギリに飛び込む先制のツーランに。
と技術も力も衰え知らずの、球界最年長野手の一撃でヤクルトが先手を取りました。
その後も、2回には長岡のタイムリーと山田哲の7号スリーランが飛び出しヤクルトは4点を追加。楽天先発・早川を2回6失点に沈めます。
楽天も和田恋、浅村のタイムリーで6回までに5点を返しますが、3回に2番手・小孫が2失点するなどさらに点を離されてしまいます。
序盤攻勢で点を取りまくったヤクルトは、7回にサンタナのタイムリーでダメ押し。
先発野手が全員ヒットを記録する13安打9得点の猛攻で、ヤクルトが楽天を下しました。
勝利投手 ピーターズ(2勝1敗)
敗戦投手 早川隆久(2勝4敗)
本塁打
ヤクルト:青木宣親1号ツーラン
山田哲人7号スリーラン
DeNA対西武戦
横浜スタジアム
14:00プレイボール
スコア DeNA6-2西武
スタメン
DeNA 西武
1 左 佐野恵 1 遊 源田
2 右 関根 2 右 川越
3 三 宮﨑 3 二 外崎
4 二 牧 4 一 渡部健
5 一 オースティン 5 三 マキノン
6 中 桑原将 6 左 鈴木将
7 遊 京田 7 中 若林楽
8 捕 伊藤光 8 捕 柘植
9 投 バウアー 9 投 髙橋光
1998年復刻ユニフォームで挑むDeNA、西武共に中6日でバウアー、髙橋光が先発します。
この試合の開始前には佐々木主浩氏、ロバート・ローズ氏ら1998年の横浜の日本一メンバーが集い、あの歓喜の瞬間を再現するセレモニアルピッチが行われました。
その後を受け登板したのは、今季からDeNAに加わったバウアー。バウアーは初回から2つの四球を出すも連続三振でピンチを切り抜けると、3回までノーヒットピッチング。
4回にいきなり外崎に先制ソロを浴び1点を、8回には柘植の代打・平沼にソロをあび1点を失ったものの、8回2失点、奪った三振は10個という快投を見せ降板。試合後バウアーは、
と、自身もリーグ制覇の原動力となることを誓いました。
これに打線もしっかりと応えます。2回、オースティン、桑原将の連続ヒットの後、7番・京田のタイムリーでDeNAが1点を先制します。
さらに1-1で迎えた5回にはバウアーの巧みなバントから火がつき、佐野恵、関根に連続タイムリーが飛び出し3点を勝ち越します。
バウアー降板後、9回のマウンドにはウェンデルケンが登板。西武のクリーンナップを三者凡退に締めて試合終了。
DeNAがマシンガン打線を想起させる繋がりの良さで勝利しました。
勝利投手 バウアー(2勝2敗)
敗戦投手 髙橋光成(4勝3敗)
本塁打
西武:外崎修汰8号ソロ
平沼翔太1号ソロ
中日対オリックス戦
バンテリンドーム ナゴヤ
14:00プレイボール
スコア 中日1-5オリックス
スタメン
中日 オリックス
1 中 岡林 1 右 茶野
2 左 ブライト 2 捕 若月
3 右 細川成 3 二 安達
4 三 石川昂 4 一 頓宮
5 一 ビシエド 5 左 杉本
6 二 福永裕 6 遊 紅林
7 捕 木下拓 7 中 野口
8 遊 村松 8 投 山﨑福
9 投 松葉 9 三 廣岡
中日、オリックス共に中6日で松葉、山﨑福が先発します。
中日先発の松葉は、古巣相手に快投を披露します。
初回に若月にツーベースを浴びたものの、ここを無失点に切り抜けると、以降は5回までヒット無しの完璧な投球。予定通りの5回を投げ終え、被安打1、3奪三振の内容で中継ぎにバトンを渡しました。
一方、オリックス先発の山﨑福も初回に1点を失ったものの、その後は降板する6回まで被安打2に抑える好投。降板後、山﨑福は
と語りました。
この言葉通り、オリックス打線は山﨑福のテンポの良いピッチングからリズムを作ります。
初回に1点を失い1-0で迎えた7回、中日の3、4番手・勝野、福から二死一、二塁のチャンスを作ると、打席には紅林の代打・ゴンザレス。3球目を捉えると、レフトへのヒットとなり、二塁ランナー・安達が生還。オリックスが同点に追いつきます。
なおも二死満塁とすると、代わった山本拓から山﨑福の代打・中川圭が一撃。タイムリーツーベースで2点を勝ち越すなど、この一挙5得点で逆転に成功します。
4点リードに切り替わると、オリックスは小木田-近藤大-山﨑颯と1イニング継投。各々がしっかり無失点に抑えきり、オリックスが逆転勝利を収めました。
勝利投手 山﨑福也(3勝2敗)
敗戦投手 勝野昌慶(3勝1敗)
広島対ソフトバンク戦
MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島
14:00プレイボール
スコア 広島4-2ソフトバンク
スタメン
広島 ソフトバンク
1 二 菊池 1 一 中村晃
2 遊 矢野 2 二 牧原大
3 中 秋山翔 3 左 近藤健
4 一 マクブルーム 4 右 柳田
5 左 西川龍 5 三 栗原
6 三 林晃 6 中 柳町
7 捕 會澤 7 遊 川瀬
8 右 曽根 8 捕 甲斐
9 投 森下暢 9 投 石川柊
広島、ソフトバンク共に中6日で森下暢、石川柊が先発します。
この試合では鯉のアベレージヒッターが躍動しました。
1回、矢野のセーフティーバントなどで一死満塁のチャンスを作った広島、打順は5番・西川龍に回ります。1ストライクからの2球目、アウトハイのカットボールを引っ張ると、打球はファースト・中村晃のミットを弾き一塁ランナーに当たりました。
一塁ランナーに当たったことを猛アピールした中村晃、牧原大でしたが、守備側が一回触れていることからアピールは無効に。結局西川龍のタイムリーで広島が1点を先制しました。
西川龍は第二打席にも二死走者無しからセンターへヒットを放つと、7回の第四打席は一死一、二塁のチャンス。初球の甘く入ったスライダーを見逃さずに捉えると、ライトへのタイムリーとなりました。2度のチャンスをどちらも活かした西川龍は、
と、好機でのヒットに安堵していました。
西川龍の活躍、さらに森下暢のスクイズなどで4点を取った広島は、9回に矢崎が2点を失ったものの、最後は島内颯が火消し。
広島が苦手としていたソフトバンクに1455日ぶりの勝利を収めました。
勝利投手 森下暢仁(2勝1敗)
敗戦投手 石川柊太(3勝2敗)
セーブ 島内颯太郎(1勝1敗2S)
阪神対ロッテ戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神6×-5ロッテ
スタメン
阪神 ロッテ
1 中 近本 1 中 岡
2 二 中野 2 遊 藤岡
3 左 ノイジー 3 二 中村奨吾
4 一 大山 4 左 ポランコ
5 三 佐藤輝 5 一 茶谷
6 右 森下翔 6 三 安田尚
7 捕 坂本誠 7 右 山口航
8 遊 木浪 8 捕 佐藤都
9 投 大竹耕 9 投 種市
阪神、ロッテ共に中6日で大竹耕、種市が先発します。
試合は1回、大山のスリーランで阪神が3点を先制すると、先発・大竹耕は4回の一死満塁のピンチを抑えるなど、7回途中2失点の力投。種市の代打・大下誠にツーランを浴びたところでの降板となりましたが、リードは守り切りました。
しかし8回裏に2点を追加し5-2で迎えた9回。3点リードの場面で阪神は湯浅京を投入しますが、これがまさかの大誤算に。
木浪のエラーから調子を崩し一死一、二塁のピンチを招くと、岡、藤岡裕に二連打。を浴びてしまいます。これで合わせてランナーを3人還してしまい、土壇場で同点に追いつかれてしまいます。
9回裏、阪神の得点は無く試合は5-5で延長戦に突入します。
同点で迎えた11回裏、阪神はロッテの6番手・廣畑から二連打でチャンスを拡大すると、坂本誠は敬遠策で無死満塁に。絶好の大チャンスの中ミエセスは三振に倒れてしまいますが、打席には途中出場の小幡。その3球目。センターへ弾き返した打球は前進守備のショートの横を抜け、センター前へのタイムリーに。
阪神が小幡の劇的タイムリーでロッテに競り勝ちました。また小幡は試合後、
と、喜びをあらわにしていました。
勝利投手 浜地真澄(2勝1敗)
敗戦投手 廣畑敦也(1勝1敗)
本塁打
ロッテ:大下誠一郎1号ツーラン
阪神:大山悠輔6号スリーラン
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 ロッテ 26-18- 2 ---
2位 オリックス 29-21- 2 0.0
3位 ソフトバンク 25-21- 2 2.0
4位 日本ハム 24-29- 0 6.5
5位 西武 21-28- 1 7.5
6位 楽天 18-29- 1 9.5
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 33-16- 1 ---
2位 DeNA 27-20- 1 5.0
3位 広島 26-25- 0 8.0
4位 巨人 26-26- 0 8.5
5位 中日 20-31- 0 14.0
6位 ヤクルト 19-30- 2 14.0
まとめ
この日はセリーグが輝いていましたね。全てが勝てていたわけではないですが、どのチームも接戦を繰り広げていました。
話は変わりますが、DeNAのような企画はとても良いですよね。優勝メンバーを招き、敵チームのOBと対戦するという普段ではなかなか見られない光景がとても楽しいです。他の球団でも、こういう企画が積極的に行われるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。