のぼ〜る広報のイチオシ〜横浜DeNAベイスターズ野手編〜
本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第8回は、ハマのユーティリティプレイヤー・知野直人選手です。
知野選手ってどんな人?(成績)
1999年2月16日に新潟県三条市で生まれた知野選手は、身長182センチ体重85キロ(Wikipedia情報)と、プロ野球内野手の平均を上回る体つきをしています(これは関係ありませんが、笑った時の顔はヤクルト・田口麗斗選手に似ていると筆者は思います)。
通信制の高校・第一学院高校を卒業後、プロ入りを目指して大学進学ではなく独立リーグの1つであるBCL・新潟アルビレックスに入団します。その後、長打も打てるパワーと盗塁できる脚力、内野ならどこでも守れる器用さを買われて2018年にDeNAにドラフト6位で入団。プロ入りしてから数年は2軍で実力を磨き、2021年5月26日のオリックス戦では初安打を初ホームランで飾るなど、飛躍の年としました。
そして迎えた22年シーズン。春のキャンプで6打席連続安打を記録するなど打撃の好調ぶりをアピールした知野選手は、主砲・佐野恵太選手が怪我、オースティン・ソト両選手も開幕に間に合わないこともあってファーストで開幕スタメンを勝ち取ることに成功しました。しかし、一塁守備でエラーや記録にならないミスをしてしまい結果はほろ苦いものとなりました。試合後にはベンチで1人泣いている姿が映し出され、緊張と活躍したいという思いの狭間でプレーしていたことが容易に想像できました。その後は、シーズンで16試合に出場し打率.156と一軍の舞台で得意の打撃を披露することはできませんでした。23年シーズンこそは、泥臭いプレーで出場機会を増やしてほしいです。
知野選手ってどんな人?(エピソード)
時は2022年7月15日のヤクルト戦。試合中止になってしまうほどの強い雨が降りしきる中、グラウンドに1人の選手が飛び出してきました。そうです。知野選手です。試合中止のアナウンスがされると天候の回復を祈り待っていたファンのためにグラウンドに登場し、ぐしょぐしょになりながらもパフォーマンスを届けました。一塁ベースに頭から滑り込んだ後開幕戦でエラーした自分を再現する"自虐ネタ"を披露し、最後はダイヤモンドを一周してホームベースへヘッドスライディング。ファンを楽しませてくれました。また、ベンチ裏では「出し切ったからもう登録抹消でいいか?」と三浦監督に聞かれると「まだまだです」と応えたようです。自虐ネタを披露するには、自分の過去のミスを自分で認めなければなりません。メンタルが強くなり、チームだけでなくファンも盛り上げることができる知野選手に、今後も期待が高まる一方です。
知野選手のここがイチオシ!
筆者が知野選手を推している部分は、
ミスは気迫のプレーで取り返そうとする泥臭さ
です。先述したとおり、知野選手は開幕戦で記録にならないエラーを連発してしまったものの、その後は叩きつけた打球がサードゴロになりながらも、ヘッドスライディングで今季初安打をもぎ取りました。自分のミスをがむしゃらに取り返す姿が印象的な知野選手は、「今度やり返してやる」という熱い心も持ち合わせるハッスルな選手です。23年シーズンは、横須賀ではなく横浜で飛び込みまくるプレーを見たいですね。
以上が知野選手の紹介です。雨の中見に来たファンのためを想いハッスルプレーをする知野選手には、23年シーズンはチームのムードメーカーとしても、横浜の内野陣を脅かすチャレンジャーとしても頑張ってほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典
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