プロ野球ブレーカーズ2023〜楽天、巨人編〜
今シーズンブレークを果たし、チームの新たな柱となっている"ブレーカーズ"を紹介する「プロ野球ブレーカーズ2023」。
第四回は、楽天、巨人のブレーカーズを紹介していきます。
楽天:クリーンナップで快音連発!小郷裕哉選手
楽天で今年殻を破ったのは、「3番・ライト」で定着し、4番・浅村栄斗選手に繋ぐ打撃を披露している小郷裕哉選手。
立正大学から2018年にドラフト7位で楽天から指名を受けると、2020年には58試合に出場し打率.295を残す好成績を残しましたが、以降2年は出場機会が伸び悩みます。
しかし、5年目の今季は6月6日の阪神戦から3番に座ると、ここまで42試合連続出場を果たしています。石井監督も
と、そのシュアなバッティングを評価しており、チームが7月に八連勝を記録した際の原動力となっていたと考えているでしょう。
また、今季ここまで好調を維持できている要因として、本人はオフの自主トレを挙げていました。22年オフはチームメートの山﨑剛選手と行った小郷選手。
と、毎日安定していいコンディションを保つ方法を学んだと言います。やはり調子を毎日いいレベルで保てていれば、自ずと自分のプレーは良くなっていきますよね。
また、21年に結婚した奥さんの料理を食べることで、体重を落とさずに体脂肪率を3〜4%減少させたという小郷選手。今季守備では幾度もファインプレーを見せており、絞った体がプレーにキレを与えているようです。
チームメートには立正大学時代の同級生・伊藤裕季也選手がいる小郷選手。伊藤裕選手は
と小郷選手について語っており、チーム内でも良きライバルとして切磋琢磨しているようです。
大学時代の盟友と共に、チームの黄金期を築きます。
小郷選手のここまでの成績(7月終了時点)
73試合 232打数 63安打 5本塁打
27打点 8盗塁 打率.272
出塁率.332 長打率.392 OPS.724
巨人:2メートルの長身からは長打の音!秋広優人選手
巨人のブレーカーズは秋広優人選手。東京の強豪・二松学舎大学附属高校の出身で、2020年ドラフトで巨人に5位指名を受けると、二軍で基礎能力を2年間高めました。
そしてファームで打率.341を記録する好成績を残すと、4月17日に今季初昇格。そこから4月は7試合の出場ながら打率.421のハイアベレージを残すと、以降も毎月3割近い打率をコンスタントに残す活躍を続けました。
秋広選手の特徴は、なんといっても200センチ95キロというその体格。21年オフに東京都世田谷区の小学校で野球教室を開いた際には、小学生の中に1人混じる2メートルの巨躯が嫌でも目立っていました。
その中で、子供たちからどうすればそんなに大きくなれるのかという質問を受けた秋広選手。
と、小学校卒業時190センチの秋広選手は答えました。教えを受けた子供たちも、秋広選手のように大きく育ってほしいですね。
試合でもその巨体を生かし、どんな送球でも捕る一塁守備や腕を伸ばして外角の球を捉えるバッティングが光っています。
また、同じファーストを守る先輩・中田翔選手からオフに多くを吸収したという秋広選手。
と、厳しくてもしぶとくヒットを生み出す打法を教わり、その教えを実践した5月13日の広島打線では、全て芯で捉えている訳ではないものの、1試合4安打を記録しました。
そんな打撃はここまで好調を維持していますが、その要因については
と語った秋広選手。センター返しを信条とし、今日もヒットを量産します。
秋広選手のここまでの成績(7月終了時点)
73試合 264打数 78安打 10本塁打
34打点 0盗塁 打率.295
出塁率.330 長打率.470 OPS.800
出典・画像引用元
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