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熾烈を極めたルーキー競争!新人王は誰の手に?セリーグ編

 土日を経るにつれて寒さを増し、同時にクライマックスシリーズも終わっていよいよ今シーズンの終わりが近づいてまいりました。この期間はベストナインやゴールデングラブ賞など、タイトルホルダーについて話題になりますよね。もちろん、新人王も例外ではありません。
 そこで今回は、例年以上に盛り上がりを見せたセリーグの新人王争いを予想していきます。

過去10年間のセリーグ新人王選手

 ではまず、過去にどのような選手がこの栄誉あるタイトルを受賞したのか、10年前の2013年から見ていきましょう。

 2013年 小川泰弘選手(ヤクルト)
 2014年 大瀬良大地選手(広島)
 2015年 山﨑康晃選手(DeNA)
 2016年 髙山俊選手(阪神)
 2017年 京田陽太選手(中日)
 2018年 東克樹選手(DeNA)
 2019年 村上宗隆選手(ヤクルト)
 2020年 森下暢仁選手(広島)
 2021年 栗林良吏選手(広島)
 2022年 大勢選手(巨人)

 今でもバリバリ一軍の主戦力として活躍している選手が多いですね。阪神・髙山選手は残念ながら今季限りで阪神を退団することになりましたが、高いポテンシャルを持っていることは変わらず、声を掛ける球団が複数あってもおかしくありません。
 そして、最近の傾向で言うとセリーグ、パリーグ共に投手が多い印象があります。1年目から規定打席に到達し、2割後半以上を残すよりも規定投球回に達し2桁勝利を挙げる選手の方が評価が高くなるのでしょうか。

筆者の挙げる候補選手

 さて、今季も様々な選手がブレーク初年度から切磋琢磨して成績を残していきましたが、どのような選手がいるのか、筆者が独断でピックアップしてみました。この選手も良かったという意見もあるかと思いますが、どうぞご了承ください。(成績は10月4日終了時点、満年齢、紹介順は順不同)。

ヤクルト

吉村貢司郎選手(25歳、2022年ドラフト1位)

12試合 4勝 2敗 0S 0H 60.1投球回 46奪三振 31失点 防御率4.33

丸山翔大選手(25歳、2020年育成ドラフト4位)

22試合 0勝 0敗 0S 0H 26.2投球回 25奪三振 12失点 防御率4.05

武岡龍世選手(22歳、2019年ドラフト6位)

84試合 190打数 46安打 1本塁打 11打点 3盗塁 打率.219  OPS.535

並木秀尊選手(24歳、2020年ドラフト5位)

82試合 187打数 44安打 1本塁打 7打点 15盗塁 打率.242  OPS.574

DeNA

石川達也選手(25歳、2020年育成ドラフト1位)

28試合 0勝 0敗 0S 3H 32投球回 34奪三振 9失点 防御率1.97

林琢真選手(23歳、2022年ドラフト3位)

65試合 141打数 29安打 0本塁打 11打点 7盗塁 打率.206  OPS.576

阪神

村上頌樹選手(25歳、2020年ドラフト5位)

22試合 10勝 6敗 0S 1H 144.1投球回 137奪三振 28失点 防御率1.75

桐敷拓馬選手(24歳、2021年ドラフト3位)

27試合 2勝 0敗 0S 14H 40.1投球回 40奪三振 10失点 防御率1.79

森下翔太選手(23歳、2022年ドラフト1位)

94試合 333打数 79安打 10本塁打 41打点 1盗塁 打率.237  OPS.691

前川右京選手(20歳、2021年ドラフト4位)

33試合 94打数 24安打 0本塁打 7打点 0盗塁 打率.255  OPS.676

巨人

横川凱選手(23歳、2018年ドラフト4位)

20試合 4勝 8敗 0S 0H 84.1投球回 46奪三振 38失点 防御率3.95

菊地大稀選手(24歳、2021年育成ドラフト6位)

50試合 4勝 4敗 1S 11H 47.2投球回 55奪三振 19失点 防御率3.40

田中千晴選手(23歳、2022年ドラフト3位)

30試合 2勝 3敗 0S 3H 32.2投球回 41奪三振 22失点 防御率5.51

船迫大雅選手(27歳、2022年ドラフト5位)

36試合 3勝 1敗 0S 8H 30投球回 33奪三振 9失点 防御率2.70

秋広優人選手(21歳 2020年ドラフト5位)

121試合 406打数 111安打 10本塁打 41打点 0盗塁 打率.273  OPS.719

門脇誠選手(22歳、2022年ドラフト4位)

126試合 316打数 83安打 3本塁打 21打点 11盗塁 打率.263  OPS.637

広島

森翔平選手(25歳、2021年ドラフト2位)

12試合 4勝 2敗 0S 0H 51.2投球回 38奪三振 29失点 防御率4.53

中日

仲地礼亜選手(22歳、2022年ドラフト1位)

9試合 2勝 5敗 0S 0H 43.1投球回 24奪三振 24失点 防御率4.98

松山晋也選手(23歳、2022年育成ドラフト2位)

36試合 1勝 1敗 0S 17H 35.1投球回 50奪三振 6失点 防御率1.27

福永裕基選手(27歳、2022年ドラフト7位)

97試合 291打数 70安打 2本塁打 15打点 2盗塁 打率.263.241  OPS.612

村松開人選手(22歳、2022年ドラフト2位)

98試合 275打数 57安打 1本塁打 20打点 1盗塁 打率.207  OPS.492

筆者の新人王予想

 と、ここまでは候補選手をピックアップしてみましたが、この中から筆者が新人王になる選手を選ぶとすると、やはり

村上頌樹選手

 になると思います。秋広選手や松山晋選手など対抗馬はかなりいましたが、先発として優勝チームの阪神にローテ入りし、1年間完走したという点はとても評価されると思います。
 魅力的なプレーヤーはたくさんいるものの、今季の新人王のタイトルを手にするのは村上頌選手なのではないでしょうか。

 さて、今回はセリーグの新人王予想を行ってみました。そして今週の木曜日はいよいよドラフト会議。来年の新人王筆頭候補が指名される瞬間でもあります。なので、この3日間を使い高校生、大学生、社会人のプロ注目選手を数人ずつ紹介したいと思います。
 筆者もまだ今年のプロ志望選手をあまり知っておらず数少ない選手の紹介とはなってしまいますが、ドラフトのお供にぜひ読んでいただければと思います。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

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