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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その30〜

 今季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第三十回は球界の盟主に新風をもたらす、マイナーリーグ最強打者です。

名前:ココ・モンテス

 日本での登録名は「ココ・モンテス」となっていますが、ミドルネームを除いた本名は「ロバート・モンテス」です。

生年月日:1996年10月7日(27歳)

出身:アメリカ合衆国・フロリダ州

 ココ・モンテス選手はアメリカ合衆国出身の内野手で、右投右打、身長は183センチ、体重は91キロとやや細身の選手です。
 モンテス選手の魅力は走攻守全てのレベルの高さ。特に、マイナーリーグながらAAA級で打率3割以上を2シーズン連続で記録したその打撃には特筆すべきものがあります。

 モンテス選手は高校時代、ワシントン・ナショナルズにドラフト35巡目で指名されましたが、入団せず大学へと進学します。そして3年経った2018年、ドラフト15巡目でコロラド・ロッキーズから指名され、メジャーリーグの世界へと足を踏み入れます。
2019年はいきなりA級で132試合に出場すると13本塁打、打率.258を記録。コロナ禍を挟んで21年はAA級に昇格すると、翌22年はAAA級でも111試合に出場。打率.274とむしろ打撃の精度は増していっています。

 そして2023年6月中旬にメジャー契約を結びロースター入り。同日の試合に先発してメジャーデビューを果たしました。大卒5年目でメジャーデビューという、かなり早めの大舞台昇格を果たしたモンテス選手は18試合に出場。慣れない舞台で打率.184に落ち込みましたが、メジャー初ホームランも記録しました。
 9月上旬にマイナー降格となりましたが、この年はAAA級でも107試合で打率.317、22本塁打、89打点という圧巻の成績を残し、首位打者にも輝きました。
 AAA級で迎えた今季も64試合で打率.335と自慢の打棒を遺憾なく発揮していましたが、6月下旬に自由契約に。そして、7月11日に巨人との契約が発表され、マイナー最強の打者の日本参入が決まりました。

ココナッツ?

 先述した通りモンテス選手の本名は「ロバート・モンテス」ですが、NPBでの登録名は「ココ・モンテス」となっています。これにはどうやら理由があるようで、由来は彼のおじいちゃんからきているそう。
 モンテス選手の祖父母はキューバ人で、赤ん坊の頃、モンテス選手はおじいちゃんから「ココリソ」と呼ばれていました。ココリソというのはスペイン語で「くりくり頭」のことを指すらしく、生まれた時に毛量の多かったモンテス選手の髪の毛を、お母さんが剃ってしまったからなんだそうです。赤ん坊の髪の毛を剃ってしまうなんてすごいですよね(笑)。

モンテス選手のプレー動画

 モンテス選手の打撃の中でも、特にスイングスピードとコンタクト力が群を抜いているようです。内角のストレートに差し込まれながらも、鋭いスイングで逆方向に弾き返したりと、対応力もずば抜けています。
 また、守備ではセカンドを主戦場としていますが、現在の巨人ではセカンドに吉川尚輝選手が座っているため、門脇誠選手らとショートの座を争うことになりそうです。
 ただ、本日行われた西武との二軍戦で「6番・指名打者」としてスタメン出場すると、4回の第三打席が二死満塁で回ってきて、いきなりの2点タイムリー。すでに日本野球にもアジャストしているようです。

まとめ

 今回は「マスコット紹介月間」ではなく、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」の方をお送りさせていただきました。昨日入団会見を行なっていたようでしたが筆者が気づいておらず、本日の更新となり申し訳ありません。明日からはまたマスコットの記事の投稿を再開しますので、そちらもお楽しみに。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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