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DeNA・牧がサイクル未遂の4安打2打点!ディグプロ6月18日
DeNAの若き主砲がロッテのエースを打ち砕きました。
今回は、6月18日に行われた6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
巨人対楽天戦
東京ドーム
13:00プレイボール
スコア 巨人1-2楽天
スタメン
巨人 楽天
1 遊 坂本勇人 1 中 辰己
2 右 梶谷 2 三 小深田大翔
3 左 秋広 3 右 小郷
4 三 岡本和 4 二 浅村
5 中 丸 5 左 岡島
6 一 中田翔 6 一 鈴木大地
7 捕 大城卓 7 遊 山﨑剛
8 二 吉川尚 8 捕 炭谷
9 投 菅野智 9 投 岸孝
巨人は中6日で菅野智、楽天は5月10日ぶり、中38日で岸孝が先発します。
腰の痛みを訴えて登録を抹消されてから約1ヶ月ぶりのマウンドとなった楽天・岸孝。初回に先頭の坂本勇人にツーベースを打たれてから岡本和にタイムリーを許し1点を先制されてしまいますが、その後は円熟味溢れる投球を披露。
同じ球種をあまり2球以上続けないことで相手に的を絞らせず、5回1失点で降板します。
岸孝はビハインドのまま降板することになってしまいますが、6回に打線がこの状況を打開します。
一死から岸孝の代打・渡邊佳が中田翔のエラーで出塁すると、一死一塁で打席には辰己。アウトハイのボールゾーンからストライクに入ってくるカーブを引っ張ると、打球はライトスタンドに飛び込む逆転のツーランホームランに。打った辰己は、
「なんとかつなぎたいと思った結果的によかった」。
と、新しく子供ができたばかりのパパが父の日に勇姿を家族に見せました。
楽天は、岸孝の降板後5人の中継ぎ投手を使い、決死の無失点リレー。
1点リードで迎えた9回は守護神・松井裕が22球をかけながらも、最後は二死一、二塁で梶谷を三振に仕留め試合終了。
楽天が逆転ホームランで二連勝を収めました。
勝利投手 岸孝之(2勝2敗)
敗戦投手 菅野智之(1勝1敗)
本塁打
楽天:辰己涼介5号ツーラン
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ヤクルト対オリックス戦
明治神宮野球場
13:30プレイボール
スコア ヤクルト0-6オリックス
スタメン
ヤクルト オリックス
1 二 山田哲 1 中 福田周
2 左 青木 2 二 ゴンザレス
3 一 J.オスナ 3 捕 森友
4 三 村上宗 4 一 頓宮
5 右 サンタナ 5 左 杉本
6 中 内山 6 遊 紅林
7 捕 中村悠 7 右 中川圭
8 遊 長岡 8 三 宗
9 投 小澤 9 投 宮城大
ヤクルト、オリックス共に中6日で小澤、宮城大が先発します。
両投手、内容は少し対照的ながらも序盤から投手戦を繰り広げます。
ヤクルト先発の小澤は1、2、6回にシングルヒットを1本ずつ許したものの、ランナーを二塁以降に進めさせないピッチングで、6回無失点の好投を見せます。
一方オリックス先発の宮城大は1回に無死一、二塁、2回に二死満塁のピンチを招いたものの、どちらも0で凌ぎ、こちらも6回無失点。
試合が動いたのは7回表。オリックスの先頭打者・頓宮がヤクルト・星の初球を捉えると、打球はスタンドギリギリに入る先制のソロに。
これが口火を切ったのか、0-2としてなおも二死満塁のチャンスを作ります。そして、ここで打席にはゴンザレス。ヤクルトの4番手・今野の3球目を引っ張ると、弾丸はライトスタンドに届く満塁ホームランに。ゴンザレスは、
「打ったのは真っすぐだと思う。いい感触で打つことができたね! ライナー性の当たりだったし、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったよ!」
と、嬉しそうに振り返りました。
頓宮のソロ、ゴンザレスのグランドスラムなどで一挙6点を先制したオリックスは、宇田川が1イニングを投げると、8、9回は小木田が登板。2イニングスを無失点に抑え、オリックスが交流戦最後の試合を勝利で締めくくりました。
勝利投手 宮城大弥(6勝2敗)
敗戦投手 星知弥(1勝2敗)
本塁打
オリックス:頓宮裕真7号ソロ
ゴンザレス9号グランドスラム
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広島対西武戦
MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島
13:30プレイボール
スコア 広島4-11西武
スタメン
広島 西武
1 二 菊池 1 遊 源田
2 右 野間 2 左 鈴木将
3 中 秋山翔 3 二 外崎
4 左 西川龍 4 一 渡部健
5 捕 坂倉 5 右 岸潤
6 三 田中広 6 三 マキノン
7 一 林晃 7 中 長谷川信
8 遊 矢野 8 捕 古市
9 投 河野佳 9 投 平良海
広島は4月15日ぶり、中63日で河野佳がプロ初先発、西武は中6日で平良海が先発します。
この試合は、西武が一発攻勢で試合を決めにかかります。
初回に平良海が3点を失い、3-0で迎えた4回表。西武は二死からマキノンがヒットで出ると、二死二塁で長谷川信。絶賛ブレーク中の若獅子は7球粘った末の8球目を捉えると、打球は左中間に入る反撃のツーランに。3-2と追い上げます。
そして、5回に鈴木将の犠牲フライで3-3の同点に追いついた西武は、なおも二死一塁で渡部健。こちらも今売り出し中の若手、パワーあふれるアーチストは高めに浮いたストレートを見逃さずに振り抜くと、これがレフトへの勝ち越しツーランに。打った渡部健は、
「打った瞬間、スタンドまで届いてくれと打球を追いました。ホームランになって本当にうれしかったです」
と振り返りました。
大きな勝ち越し点を得た西武は、7回に外崎のツーランで追加点を入れると、9回には鈴木将、渡部健のタイムリー、さらには岸潤にツーランが飛び出し、終わってみれば9安打11得点と、安打数を上回る得点数。
4-11の7点リードで迎えた9回は、増田達が登板。三者凡退に仕留め、西武が交流戦最後の試合を猛打で締めくくりました。
勝利投手 平良海馬(5勝2敗)
敗戦投手 河野佳(1敗)
本塁打
西武:長谷川信哉4号ツーラン
渡部健人2号ツーラン
外崎修汰9号ツーラン
岸潤一郎1号ツーラン
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DeNA対ロッテ戦
横浜スタジアム
14:00プレイボール
スコア DeNA6-1ロッテ
スタメン
DeNA ロッテ
1 中 関根 1 右 岡
2 右 楠本 2 遊 藤岡
3 左 佐野恵 3 二 中村奨吾
4 二 牧 4 左 山口航
5 三 宮﨑 5 中 藤原
6 一 ソト 6 一 茶谷
7 捕 戸柱 7 三 安田尚
8 遊 京田 8 捕 田村龍
9 投 石田健 9 投 佐々木朗
DeNAは中10日で石田健、ロッテは中6日で佐々木朗が先発します。
この試合ではDeNAの企画で、球場に牧のそっくりさんが大勢招待。そして、スタンドに影武者を招いた状態で、本人が大暴れします。
牧が2回の第一打席でフェンス直撃のツーベースを放つと、4回の第二打席には、1点ビハインドの場面でレフトへ同点のタイムリーを放ちました。
さらに、1-1の同点で迎えた6回に二死二塁で牧に第三打席が回ってきます。その初球。スライダーを弾き返すと、打球は前身守備の左中間を破るタイムリースリーベースに。牧は、
「打ったのはフォークです。チャンスの場面で追い込まれていましたが、必死に食らいついていきました」
とコメントしました。
ヒット、ツーベース、スリーベースを放ちホームランが出ればサイクルヒット達成でしたが、四打席目は惜しくもツーベースに。しかし、4打数4安打2打点と、影武者と共に暴れ回りました。
佐々木朗を6回4失点で沈めたDeNAは、投手陣が1失点リレー。交流戦初の優勝に向けて大きく弾みがついた勝利でした。
勝利投手 森原康平(2勝)
敗戦投手 佐々木朗希(5勝2敗)
本塁打
ロッテ:中村奨吾5号ソロ
DeNA:宮﨑敏郎13号スリーラン
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中日対日本ハム戦
バンテリンドーム ナゴヤ
14:00プレイボール
スコア 中日0-4日本ハム
スタメン
中日 日本ハム
1 左 大島 1 三 清宮幸
2 三 福永裕 2 左 松本剛
3 中 岡林 3 一 加藤豪
4 右 細川成 4 右 万波
5 一 石川昂 5 捕 A.マルティネス
6 二 村松 6 遊 上川畑
7 捕 石橋 7 二 石井一
8 遊 龍空 8 投 北山
9 投 福谷 9 中 江越
中日は5月30日ぶり、中18日で福谷、日本ハムは中6日で北山が先発します。
この試合では、日本ハム先発・北山が躍動します。
最速150キロ超えのストレートを軸にナックルカーブやフォークを織り交ぜるピッチングスタイルで中日打線を凡打の山にしていく北山。5回には細川成から三球三振を奪うなど、5回時点でノーヒットノーランの快投を見せます。
6回の先頭打者・石橋にヒットを打たれノーノーの夢は潰えたものの、二死一、二塁のピンチを凌いで無得点ピッチングは継続します。
そして、7回二死まで漕ぎ着けたところで降板。6回3分の2を投げ被安打1、無失点の快投に北山は、
「ラッキーな当たりもあったので。そこはあまり気にせず、ゼロでちゃんと抑えることを考えて投げた」
と、冷静に語りました。
日本ハム打線は1回に万波のタイムリーなどで2点を先制すると、7回には松本剛にタイムリーが飛び出すなど0-4に。
4点リードの9回は杉浦が0に抑え、日本ハムが3タテを達成しました。
勝利投手 北山亘基(4勝3敗)
敗戦投手 福谷浩司(3勝4敗)
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阪神対ソフトバンク戦
阪神甲子園球場
14:00プレイボール
スコア 阪神0-9ソフトバンク
スタメン
阪神 ソフトバンク
1 中 近本 1 一 中村晃
2 二 中野 2 二 牧原大
3 右 前川 3 左 近藤健
4 一 大山 4 右 柳田
5 三 佐藤輝 5 三 栗原
6 左 ミエセス 6 中 柳町
7 捕 梅野隆 7 遊 今宮
8 遊 木浪 8 捕 甲斐
9 投 才木 9 投 スチュワート・ジュニア
「Family With Tigersユニフォーム」で臨む阪神は中6日で才木、ソフトバンクはスチュワート・ジュニアが今季初先発します。
試合は両チーム互いに譲らない投手戦に。阪神先発・才木は150キロに迫るストレートを多く投げながらも変化球を少し混ぜる投球スタイルで、ソフトバンク打線を5回7奪三振で零封。
一方のスチュワート・ジュニアも、150キロ台後半の重そうなストレートとスライダーのほぼ2球種でゴリ押し。6回に一死一、二塁のピンチを招いたところで降板したものの、6回途中8奪三振無失点の好内容でした。
そして、試合を決定づけたのは7回。7回表にソフトバンクは阪神の3番手・加治屋から一死一、三塁のチャンスを作ると、打席には牧原大。5球目でした。インコースに入ってきたカットボールを捉えると、打球はレフトへの先制タイムリーツーベースに。牧原大は、
「とにかく先制のチャンスで集中することだけでした。『気持ち一本』。投手陣が踏ん張っている中で、先制の一本を打つことができて良かったです」
と、嬉しそうに振り返りました。
牧原大のタイムリーで口火を切ったソフトバンク打線は、この回だけで5点を先制すると、8、9回にもタイムリーが飛び出し、終わってみれば13安打9得点の猛攻で0-9に。
大量リードの9回は武田が抑え、ソフトバンクが爆勝しました。
なお、この試合で2番手として登板し、3分の2回を無失点に抑えたソフトバンク・大津亮がプロ初勝利を記録しました。
勝利投手 大津亮介(1勝)
敗戦投手 加治屋蓮(1敗1S)
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順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 37-26- 2 ---
2位 ソフトバンク 34-25- 2 1.0
3位 ロッテ 32-24- 4 1.5
4位 日本ハム 30-35- 0 8.0
5位 楽天 26-33- 1 9.0
6位 西武 25-38- 1 12.0
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 38-24- 2 ---
2位 DeNA 35-25- 1 2.0
3位 巨人 34-31- 0 5.5
4位 広島 33-31- 0 6.0
5位 ヤクルト 23-39- 2 15.0
5位 中日 23-39- 1 15.0
まとめ
多くのチームはこれで交流戦が終わり、ここからしばらく休みの期間に入っていきます。この日の試合で巨人が敗れ、DeNAが勝ったことにより優勝の可能性はDeNAとソフトバンクにほとんど絞られました。
現実的な条件ではないにしろ優勝の可能性が残っている球団もありますが、交流戦が近年稀に見る混戦だということだけは言えます。残り全てで3試合、順位に変動はあるのでしょうか。