阪神・佐藤輝がプロ初のサヨナラ犠牲フライ!ディグプロ8月12日
幕張のベテランが、劇的逆転勝利を呼び込む犠牲フライを打ち上げました。
今回は、8月13日に行われる予定だった6試合のうち、降雨により中止となった1試合を除く5試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
巨人対DeNA戦
東京ドーム
14:00プレイボール
スコア 巨人5-1DeNA
スタメン
巨人 DeNA
1 右 梶谷 1 左 佐野恵
2 二 吉川尚 2 中 関根
3 遊 坂本勇人 3 三 宮﨑
4 三 岡本和 4 二 牧
5 一 秋広 5 一 ソト
6 左 長野 6 右 大田
7 捕 大城卓 7 捕 伊藤光
8 中 ブリンソン 8 遊 林琢
9 投 山﨑伊 9 投 平良拳
巨人は中6日で山﨑伊、DeNAは7月23日ぶり、中19日で平良拳が先発します。
前日の試合に続き、この試合も両先発一歩も譲らない奮闘を見せ、4回終了時点で記録されたヒットは両軍合わせて巨人・ブリンソンのわずか1本のみ。両チームの選手に好守備が飛び出すなど、ヒット性の当たりを好捕するシーンも目立ちました。
そして、試合が動いたのは5回。巨人は先頭の秋広、長野が連続出塁し大城卓が送ると、一死二、三塁で打席にはブリンソン。DeNAキラーの助っ人は平良拳の3球目を捉えると、打球はジャンプしたサード・宮﨑の頭を越える先制の2点タイムリーツーベースに。
さらに梶谷も続き、3-0と先制点を挙げました。
援護をもらった巨人先発の山﨑伊は、5回までパーフェクトピッチングを魅せる快投。7回に一死走者無しから牧にソロホームランこそ浴びましたが、そこから崩れることなく、7回3分の2を投げ1失点で降板。山﨑伊は、
と、3回途中4失点KOに終わった5日の広島戦のリベンジを果たせたことを喜んでいました。
坂本勇人に追撃のツーランが飛び出し、5-1で迎えた9回は船迫が登板。三者凡退に抑え、巨人が逃げ切りました。
勝利投手 山﨑伊織(9勝3敗)
敗戦投手 平良拳太郎(3勝4敗)
本塁打
DeNA:牧秀悟20号ソロ
巨人:坂本勇人14号ツーラン
中日対広島戦
バンテリンドーム ナゴヤ
14:00プレイボール
スコア 中日3-2広島
スタメン
中日 広島
1 中 岡林 1 遊 小園海
2 左 大島 2 右 野間
3 右 細川成 3 中 上本
4 一 石川昂 4 左 西川龍
5 捕 宇佐見 5 捕 坂倉
6 三 高橋周 6 二 菊池
7 二 福永裕 7 三 デビッドソン
8 遊 龍空 8 一 堂林
9 投 髙橋宏 9 投 森下暢
中日は中6日で髙橋宏、広島は中13日で森下暢が先発します。
中日は初回、岡林と大島の連打で無死二、三塁のチャンスを作ると、3番・細川成が6球目をレフトへ運び、2点タイムリーツーベースを放ちます。
さらに石川昂もヒットで続くと、宇佐見は果敢に初球打ちをした結果ライトへのタイムリー。試合開始から17球で3点を取ります。
初回に大きな援護をもらった中日先発の髙橋宏は、この試合は本来のピッチングを取り戻します。初回こそ上本にヒットを許しましたが、1回から5回までは被安打1、毎回奪三振を挙げる力投。
6回を三者凡退に抑えると、7回に招いた二死一、三塁のピンチはデビッドソンをサードゴロに打ち取り、0で凌ぎました。結果、7回を投げ被安打2、5奪三振無失点の力投。髙橋宏は降板後
と振り返りました。
その後、2番手で上がった清水達がツーランを浴びてしまい1点差に迫られましたが、齋藤綱が火消しすると、9回はR.マルティネスが制圧して試合終了。
中日が僅差のゲームを制しました。
勝利投手 髙橋宏斗(5勝7敗)
敗戦投手 森下暢仁(6勝3敗)
セーブ R.マルティネス(1勝1敗26S)
本塁打
広島:小園海斗3号ツーラン
阪神対ヤクルト戦
京セラドーム大阪
18:00プレイボール
スコア 阪神4×-3ヤクルト
スタメン
阪神 ヤクルト
1 中 近本 1 中 塩見泰
2 二 中野 2 二 武岡
3 右 森下翔 3 左 宮本
4 一 大山 4 三 村上宗
5 三 佐藤輝 5 右 サンタナ
6 左 ノイジー 6 一 川端
7 捕 坂本誠 7 捕 中村悠
8 遊 木浪 8 遊 長岡
9 投 青柳 9 投 サイスニード
阪神は中6日で青柳、ヤクルトは中7日でサイスニードが先発します。
阪神は初回から大山の執念のショートゴロとノイジーのタイムリーによって2点を先制しますが、先発の青柳がランナーを出した回は全て失点と粘りきれず、5回に2-3で逆転を許します。
しかし、阪神も泥臭く粘ります。
6回裏にヒットと四球で一死一、三塁のチャンスを作ると、打席には7番・坂本誠。すると、その初球でした。インハイのシュートを上手くバントすると、これがセーフティースクイズに。ランナーはオールセーフとなり、3-3の同点に追いつきました。
しかし、その後は両チーム勝ち越し点を得られず、試合は同点のまま延長戦に突入します。
10回以降も両チームの中継ぎ陣が奮戦し、気づけば3-3のまま12回裏へ。この時点で負けが無くなった阪神ですが、ヤクルトの守護神・田口から三者連続出塁で無死満塁のチャンスを作ると、佐藤輝。
高めのストレートを打ち上げると、これはセンター後方へ大きく上がるフライに。犠牲フライに十分な距離となると、三塁ランナーは悠々生還。佐藤輝のプロ初サヨナラ打で、阪神が快勝しました。打った佐藤輝は、
と、自身初のサヨナラ打を喜びました。
勝利投手 馬場皐輔(2勝)
敗戦投手 田口麗斗(1勝3敗27S)
ロッテ対西武戦
ZOZOマリンスタジアム
18:00プレイボール
スコア ロッテ3×-2西武
スタメン
ロッテ 西武
1 右 荻野 1 右 蛭間
2 遊 藤岡 2 遊 源田
3 三 ブロッソー 3 左 ペイトン
4 指 ポランコ 4 一 マキノン
5 左 山口航 5 二 外崎
6 二 中村奨吾 6 指 中村剛
7 一 安田尚 7 三 佐藤龍
8 捕 田村龍 8 捕 古市
9 中 藤原 9 中 長谷川信
投 メルセデス 投 松本航
ロッテは中10日でメルセデス、西武は7月9日ぶり、中33日で松本航が先発します。
試合は0-0の2回、ロッテが中村奨吾のヒットで二死一塁の場面を作ると、7番・安田尚の初球打ちはレフトへのタイムリーツーベースとなり、ロッテが1点を先制します。さらに安田尚は相手の悪送球の間に三塁まで進塁しました。
しかし、その後は追加点を得ることができず、1-0で試合は進みます。
わずか1点のリードでしたが、ロッテ先発のメルセデスは危なげないピッチングでこれを守り抜きます。6回にこそ二死二、三塁のピンチを招きましたが、最後はペイトンをセカンドゴロに打ち取り無失点で切り抜け、6回無失点の好投でマウンドを降ります。
しかし、このままいけると思ったその途端。7回に登板したロッテの2番手・東條が一死一塁で中村剛を迎えると、その3球目でした。ベテランアーチストの一振りから放たれた打球は大きく上がり、ゆっくりとレフトスタンドに突き刺さる逆転ツーランに。
警戒していた中での一発を喰らい、1-2と逆転されてしまったロッテ。しかし、最後まで諦めない姿が一筋の光を見出します。
9回裏、先頭の中村奨吾が出塁すると、代打・岡も続き一死二、三塁のチャンスを作ると、佐藤都のタイムリーでまず同点に。なおも一死一、三塁のチャンスで打席には荻野。
アウトハイのストレートを打ち上げると、これがセンターフライとなり、岡がスタート。タイミングはシビアでしたが、本塁から少し離れたところで岡と古市が交錯。この結果ボールが後ろに逸れ、ロッテがサヨナラ勝利を果たしました。
打った荻野は、
と、栗山や中村剛に負けじと奮起していました。
また、この試合で9回表に登板し、三者凡退に抑えたロッテ・澤田が移籍後初勝利。トミージョン手術から這い上がった右腕が報われました。
勝利投手 澤田圭佑(1勝)
敗戦投手 増田達至(4勝2敗18S)
本塁打
西武:中村剛也11号ツーラン
ソフトバンク対日本ハム戦
福岡PayPayドーム
18:00プレイボール
スコア ソフトバンク0-9日本ハム
スタメン
ソフトバンク 日本ハム
1 二 三森 1 一 郡司
2 中 牧原大 2 中 矢澤
3 右 柳田 3 指 A.マルティネス
4 指 近藤健 4 三 清宮幸
5 左 柳町 5 右 万波
6 三 リチャード 6 左 野村佑
7 一 中村晃 7 遊 奈良間
8 遊 今宮 8 二 加藤豪
9 捕 甲斐 9 捕 伏見
投 高橋礼 投 伊藤大海
ソフトバンクは5月13日ぶり、中90日で高橋礼、日本ハムは中6日で伊藤大海が先発します。
両先発毎回ランナーを出しながらも要所を締めるピッチングをし、3回まで点が入らない展開が続きます。
いきなり均衡が崩れたのは4回。日本ハムの先頭・清宮幸が出塁し、無死一塁の場面で打席には万波。その3球目、甘く浮いてきたストレートを一閃すると、打球はセンターへ飛び込む先制ツーランとなりました。
さらに5回、A.マルティネスのライトゴロと清宮幸のツーランでさらに3点を追加し、またしても万波。すると、今度はフルカウントからの8球目。インコースのストレートを豪快に捌くと、打球はレフトスタンドに突き刺さるソロホームランに。1試合2本塁打の活躍の中で万波は、指をMの形にするパフォーマンスを披露。
どうやら万波の挨拶が「モス」に聞こえることからのMだそうで、なんにせよここからまた新たなパフォーマンスが流行りそう。2打席連続ホームランを放った万波は、
と語りました。
9回にもA.マルティネス、清宮幸、江越のタイムリーで3点を追加した日本ハムは、0-9で迎えた9回裏には石川直を起用。先頭に四球こそ与えましたが、後続を3人で打ち取りゲームセット。
日本ハムが14安打9得点で完封勝利しました。
勝利投手 伊藤大海(6勝6敗)
敗戦投手 高橋礼(2敗)
本塁打
日本ハム:万波中正17号ツーラン
清宮幸太郎9号ツーラン
万波中正18号ソロ
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 59-39- 2 ---
2位 ロッテ 51-42- 4 5.5
3位 ソフトバンク 50-47- 2 8.5
4位 楽天 48-51- 1 12.5
5位 西武 45-54- 1 15.5
6位 日本ハム 43-61- 0 19.0
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 61-38- 4 ---
2位 広島 55-46- 3 7.0
3位 DeNA 51-48- 3 10.0
4位 巨人 50-51- 1 12.0
5位 ヤクルト 43-57- 2 18.5
6位 中日 39-61- 3 22.5
まとめ
阪神・佐藤輝選手、プロ初のサヨナラ打おめでとうございます。なんとなくサヨナラ打はすでに放っていたイメージのある佐藤輝選手でしたが、これが初めてだったんですね。初めてかけられる側に回ってくらうウォーターシャワーはとても気持ちよかったでしょうね。
これで、阪神は長期ロードを破竹の九連勝。止まることを知りませんね。このままだと、最速で15日にはマジックが点灯します。いささか早い気もしますが、これもシーズンが終わりに近づいている証拠。ラストスパートをかけるのはどこのチームでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?