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広島・會澤がチームを十連勝で首位に導く勝ち越しタイムリー!ディグプロ7月27日
熟練の技を持つ鯉の女房役が、チームに勢いをつけるタイムリーを放ちました。
今回は、7月27日に行われた4試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
中日対DeNA戦
バンテリンドーム ナゴヤ
18:00プレイボール
スコア 中日1-2DeNA
スタメン
中日 DeNA
1 中 岡林 1 中 桑原将
2 遊 龍空 2 左 関根
3 捕 宇佐見 3 三 宮﨑
4 右 細川成 4 二 牧
5 左 大島 5 一 佐野恵
6 一 ビシエド 6 右 梶原
7 三 高橋周 7 捕 伊藤光
8 二 福永裕 8 遊 京田
9 投 メヒア 9 投 バウアー
中日は中10日でメヒア、DeNAは中9日でバウアーが先発します。
新助っ人同士の投げ合いとなったこの試合は、3回に試合が動きます。
3回表、一死から2番・関根が初球ヒットで出塁し、一死一塁の場面を作ったDeNA。ここで打席には3番・宮﨑が入ります。オールスターを除けば6月18日から1ヶ月以上ホームランの無かった宮﨑でしたが、メヒアのストレートを捉えると、打球はレフトスタンドギリギリに飛び込む先制ツーランに。打った宮﨑は久しぶりの一発に
「追い込まれていたが、自分のスイングで力強く仕留めることができた。後ろにつなぐ気持ちが、良い結果につながったと思う。先制することができてうれしい」
と、声を弾ませました。
援護点をもらったDeNA先発のバウアーは、中日打線相手に粘投。1、2回は毎回ランナーを出しながらも、ピンチで相手に打たせないピッチング見せます。
5回には自身の暴投が絡んで招いたピンチから1点を失ってしまいましたが、ストレートの最速は158キロを計測。一度2本塁打を喰らった細川成に対しても2三振を奪うなどリベンジを果たし、7回1失点の好投で降板します。
スコアはそのまま流れ、1-2で9回裏へ。1点リードの場面でDeNAは代役守護神・森原をマウンドに送ります。山﨑康が不調の中大役を任された右腕は、代打・後藤から三振を奪うなど8球で三者凡退に抑え、試合終了。
DeNAが接戦を制しカード勝ち越しに成功しました。
勝利投手 バウアー(7勝3敗)
敗戦投手 メヒア(2勝1敗)
セーブ 森原康平(2勝1S)
本塁打
DeNA:宮﨑敏郎14号ツーラン
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阪神対巨人戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神6-9巨人
スタメン
阪神 巨人
1 中 近本 1 二 吉川尚
2 二 中野 2 中 梶谷
3 右 森下翔 3 右 秋広
4 一 大山 4 三 岡本和
5 三 佐藤輝 5 捕 大城卓
6 左 ノイジー 6 一 中田翔
7 捕 梅野隆 7 左 長野
8 遊 木浪 8 遊 門脇
9 投 才木 9 投 戸郷
阪神は中11日で才木、巨人は中13日で戸郷が先発します。
巨人先発の戸郷は3回に巨人・秋広の2点タイムリーによって援護点をもらいますが、直後の3回と4回に1点ずつを失ってしまい、2-2の同点に追いつかれてしまいます。
試合が振り出しに戻り落ち着くかと思いきや、ここから巨人の快進撃が始まりました。
2-2の5回表、一死走者無しから打席に入ったのは2番・梶谷でした。すると、その2球目。スライダーを捉えた打球はライトポール際へ飛び、ポールを巻く勝ち越しソロに。
このホームランが口火を切った形となり、中田翔、長野、吉川尚のタイムリーで計6点を追加。2-8と大きく突き放すことに成功します。
大きな援護をもらった戸郷は、7回に3点を奪われ5-8と3点差に迫られたものの、なんとかこの回を終わらせて降板。7回5失点とらしからぬ成績でしたが、味方の強力な援護により勝利投手の権利を持ったままの降板に。戸郷は、
「7回へばってたんで、またトレーニングし直して後半頑張りたいです」
と終盤の粘りを課題に挙げていました。
8回には両チーム1点ずつを追加し、変わらず3点リードで9回を迎えた巨人は、中川皓を投入。1奪三振含む三者凡退に抑え、巨人が打ち勝ちました。
勝利投手 戸郷翔征(9勝2敗)
敗戦投手 才木浩人(5勝5敗)
セーブ 中川皓太(1勝1敗2S)
本塁打
巨人:梶谷隆幸2号ソロ
阪神:大山悠輔12号ソロ
佐藤輝明11号ソロ
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広島対ヤクルト戦
MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島
18:00プレイボール
スコア 広島4-1ヤクルト
スタメン
広島 ヤクルト
1 遊 小園海 1 右 並木
2 右 野間 2 二 武岡
3 中 秋山翔 3 中 塩見泰
4 二 上本 4 三 村上宗
5 左 末包 5 一 J.オスナ
6 一 堂林 6 捕 中村悠
7 捕 會澤 7 左 濱田
8 三 田中広 8 遊 長岡
9 投 床田 9 投 石川雅
広島は中9日で床田、ヤクルトは7月6日ぶり、中20日で石川雅が先発します。
この試合では、広島の「7番・キャッチャー」で出場していた會澤が殊勲の活躍を見せます。
床田、石川雅共に好投を披露し、試合は5回表まで動かない投手戦となります。
均衡が破れたのは5回裏。広島の先頭・堂林が出塁すると、無死二塁で打席には會澤。その2球目、高めに来たストレートを捉えると、打球はセンター前に落ちる先制タイムリーに。
直後の6回に床田が犠牲フライを許して1-1の同点に追いつかれてしまいますが、7回裏一死三塁で迎えた會澤の第三打席でした。この回から投手は3番手・石山に代わっており、その中で得た勝ち越しのチャンスでした。
2ストライクで迎えた4球目。外に逃げるスライダーに手を出すと、打球はセンターの前にポテンと落ちるテキサスヒットに。この間にランナーが生還し、広島が1点を勝ち越します。
2本の殊勲打に會澤は、
「試合に出るときはチームに貢献したい。監督が使ってくれたので、その気持ちに応えた」
と力強く語りました。
その後、8回に堂林の2点タイムリーで4-1とした広島。3点リードの9回には栗林が登板し、ヤクルト打線を三者凡退に締める好リリーフを見せてゲームセット。
広島がヤクルトを振り切り、4月10日ぶりの首位に浮上しました。
勝利投手 床田寛樹(9勝2敗)
敗戦投手 石山泰稚(3勝5敗)
セーブ 栗林良吏(2勝6敗9S)
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楽天対日本ハム戦
楽天モバイルパーク宮城
18:00プレイボール
スコア 楽天5-9日本ハム
スタメン
楽天 日本ハム
1 遊 村林 1 二 加藤豪
2 二 小深田大翔 2 左 松本剛
3 右 小郷 3 三 清宮幸
4 指 浅村 4 右 万波
5 左 岡島 5 一 A.マルティネス
6 三 フランコ 6 遊 ハンソン
7 一 鈴木大地 7 指 郡司
8 捕 炭谷 8 捕 伏見
9 中 辰己 9 中 淺間
投 田中将 投 北山
楽天、日本ハム共に7月11日ぶり、中15日で田中将、北山が先発します。
連敗を脱し、勢いのある日本ハム。この試合では、その勢いのあまり打線が爆発します。
初回に楽天・小深田大翔にソロを浴び先制を許した日本ハムですが、直後の2回に郡司の逆転2点タイムリーツーベースによってすぐさま取り返します。4回に炭谷の犠牲フライによって2-2の同点に追いつかれてしまいますが、その後の5回でした。
先頭の伏見、淺間が連続ヒットで出塁し無死二、三塁のチャンスを作ると、一死となってから松本剛がセカンドゴロを転がす間に1点を勝ち越し。なおも二死三塁のチャンスから3、4、5番の連続タイムリーで3点を追加。
打者が一巡して郡司にもタイムリーが飛び出すと、極めつけには伏見の打席でハンソンがホームスチールを敢行。これがセーフとなり、8点目を奪います。
さらに、4-8で迎えた6回には加藤豪のダメ押しソロが飛び出します。対パリーグ初ホームランに加藤豪は、
「打撃練習中に監督から初めてバッティングのアドバイスを頂いて、それが自分がきょうトライしようと思ったことと同じことだったので、自分のバッティングの感覚と監督が見ている感覚が一致していて、本当に感謝ですね。ティーバッティングの3球ぐらいで元に戻った感じなので」
と、新庄監督から教わったスタンスを狭くするフォームを実践し、成果が出たことを喜んでいました。
楽天打線に12安打5得点と苛烈な攻撃を喰らった日本ハムでしたが、チームはそれを上回る15安打9得点を記録。
9回はB.ロドリゲスが無失点に締め、日本ハムが連勝を収めてカード勝ち越しに成功しています。
勝利投手 北山亘基(6勝4敗)
敗戦投手 田中将大(5勝6敗)
本塁打
日本ハム:加藤豪将5号ソロ
楽天:小深田大翔5号ソロ
フランコ7号ツーラン
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順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 51-34- 2 ---
2位 ロッテ 45-34- 4 3.0
3位 ソフトバンク 45-40- 2 6.0
4位 楽天 41-46- 1 11.0
5位 西武 38-48- 1 13.5
6位 日本ハム 37-53- 0 16.5
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 広島 52-38- 0 ---
2位 阪神 49-37- 3 1.0
3位 DeNA 45-41- 2 5.0
4位 巨人 43-44- 1 7.5
5位 ヤクルト 36-50- 2 14.0
6位 中日 36-52- 2 15.5
まとめ
ついに、セリーグは首位が交代しましたね。広島が破竹の十連勝を記録したことにより、広島52勝38敗、阪神49勝37敗3分で広島が暫定1位となりました。
打線の主軸となる西川龍選手が不在の中で新井監督は上本選手を4番に指名したり、末包選手を西川龍選手に代えて起用したりとその采配が悉く当たっています。選手達も勝負所でしっかり打ったり守ったりと、確実に勝ちを掴み取る野球ができています。この快進撃はいつまで続くのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。