”ニセコなだれ情報を終了する”
4年間の大学生時代ではスキー部に所属していました。
3年と4年では雪不足もあって12月は北海道で合宿をすることになりました。
合宿したスキー場は、最初の10日間くらいがルスツ。現在は”ルスツリゾート”と名称もちょっとグレードアップした感じに変わっていますが、当時は「ルスツ高原スキー場」でした。それでも、それまでの合宿先に比べると、スキー場と一体化したホテルの朝食はビュッフェで食べ放題だし、リフト代込みで1日確か6千円くらい?の激安ぶり。合宿に来ているのは、名だたるエリート校が連なっていて、フリー滑走をしている様子を見るだけで、勉強になるというかスゲーなーという感じでした。
雪は本州のベタ感のある雪とは大違いで、まさにパウダースノー。
シーズン当初なのにすっかり上手くなったという勘違いをしてしまいました。
その後、ニセコモイワスキー場へ移動。
当時のニセコモイワは、太平洋クラブの経営でしたが、ヒラフやアンヌプリと比べると、超マイナーなスキー場で、滑っているのは合宿中の我々の3大学だけで、平日の一般客はゼロ。
平民な2大学は、民宿に宿泊し、他の小学校からの一貫校である私立大学の女子たちは、別のペンション。
そのペンションのオーナーが、タイトルにある「ニセコなだれ情報」をシーズン中毎日発信している新谷暁生”Akio Shinya”氏でした。
新谷さんは、アルピニストであり、プロフィールを見るとシーカヤックガイドもやっているようです。当時お聞きした話では、三浦雄一郎の冒険はすべてサポートメンバーとして参加したとか。
1年目だったか2年目だったか忘れたけれど、ぼくらが合宿中には、ヒマラヤのシェルパが遊びに来ていました。
で、つい昨日、Happy Treilという”トレラン界のレジェンド”石川弘樹氏のレクチャーを受けられるイベントで別の参加者の口から新谷さんのお名前が出て、珍しい名前だし、なだれ情報のことやシーカヤックの話題もあったので、思わず「新谷さんてウッドペッカーズの新谷さんですか?」と聞いたところ、そうだ!とのこと。その方もびっくりしていました。
新谷さんの名前を聞くのはおよそ40年ぶり。
私もよくも憶えていたと思いますが、なんとも懐かしい気持ちでいっぱいになりました、とさ。
奇しくも昨日は3月31日。ことしのニセコ雪崩情報が終了した日でした。
http://niseko.nadare.info/?day=20240331