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競争中毒…ですか? です!

なんとなく継続してきたランニングですが、ただ走っているだけでは楽しくありません。いきなりジムとか挫折したら入会金や年会費とか、もったいというケチケチ根性手軽なウォーキングからランニングに移行してきましたが、よくもまあ続いてきたなあ、と我ながら感心します。
ただ走っているだけってツラいだけな感じ。
続けているうちに、マラソンとかイケるんじゃない?というカン違い、そういうことがあって目標を立てようと、当時仕事でときどき往訪していたおきなわマラソンに出ることにしました。
もっとも、結果としては完走すらおぼつかないレベルで、おきなわマラソンは完走するまで3年もかかってしまいました。

その後、ちょっとしたきっかけがあってトレイルランニングの大会に出たらこれが面白くて、大会エントリーはトレランが主体となりました。
ですが、基本は練習不十分の遅いランナー。具体的に順位は?というといつでも後ろから数えた方が早い。
いままで、総合順位でブービーが1回、最後尾から3番目が1回。最後尾から3番目の時は、種目別順位(男子50歳以上?)でブービーだったので、まあブービーです。
完走が目標だし、順位をうんぬんというレベルから遠く離れているのは間違いありません。何度か出場したマラソンでも、身体が曲がったような姿勢で走っている年配の方に抜かれるけど、対処のしようがない自分自身がいるという事実は何度も感じてきました。

で・す・が!
前方に人影などがあると、目標発見!というわけで、なんとか追いつこうと頑張ってみるんですね。最終ランナーでも仕方ないなと思っていても、前に人がいると競争心が湧いてくるのです。抜かれそうになるとちょっと抗ってみたり、私の場合大抵抜かれますけど🙃

大会って要するに競争です。マラソンの意味を調べると「マラソン競争」の略と出てきます。「マラソン競争大会」
競争は勝ち負けがあって、最終ランナーってその大会でもっとも負けたひと、ですよね。

でも、もっとも負けたひとになりたくなかった、というより、前を行くひとに追い付きたい、できれば追い抜きたいという意識が芽生えます。
とは言え、少しづつでも距離が縮まらないとモチベーションは上がらなくて、「やっぱりだめか」となるのですが、その時はたまたま、なんとなく脚の調子がマシになって、おぼつかない足取りでも、一生懸命、トボトボと脚を進めていたら、実は前を行く人の方がさらにつらそうで、追いつき追い抜くことができてしまったのです。
競争大会なのだから間違いなく競争なのですけど、これは本能?競争中毒?

で、最後の角を曲がるとゴール、ほんの10mか15mくらいですが、主催者さんやボランティアなどの関係者、先にゴールしてまだ周辺にいた人たちがずらりと並んで、大声援を送ってくれているのです。
いやいや、恥ずかしいし照れくさいけどうれしい!
MCも兼ねる大会プロデューサー氏からゴールゲート直前でハイタッチをしながら、「まだいる?」と聞かれたので、「あともうひとりいます!」と答えゴールしました。
その数分後に最終ランナーにはさらに大きな声援が送られ、MCも絶叫モード。
「ああ、しまった…^ ^」

どうせなら最終ランナーになればよかった。最終ランナーをみんなであたたかく迎えよう!みたいなノリってあるんですね。
「がんばって帰ってきたね」
「スタッフ・会場にいるみなさん、お出迎えしてあげてください!」
「お帰りなさい!」って感じ?

がんばったのはトップ選手も、ボリュームゾーンの選手も、もちろん最終ランナーだって、その前の前に帰ってきた選手(例えばワタクシ)だって、みんなみんながんばってたと思うのですね。
中途半端な順位って見向きもされない、いや、注目されたいわけじゃないんですけど、どうせがんばったんだったら、ちょっと褒められたいな、注目されたら恥ずかしいけど、注目っていてもその時だけだし、だれもおぼえてないよ、いいじゃん?みたいな。
まあ、人間は自分勝手でめんどくせー、です。

あれからもう数年経ちますが、レベル的にはほんの少しアップしましたが、年齢による劣化との競争です。

過去の自分と競争しない。。。

うーん、1秒前も過去のジブン。
目指す自分は将来のジブン。
ことしは、生誕60年記念で、リキを入れて70kのトレランレースに挑戦!(の予定)。
ガンバレ、ジブン!


競争中毒ってことですかね?
やれやれって感じです。


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