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フロイト大先生だって死別が耐えられなかったのだからいろいろ仕方ない
グリーフケアの始まりは、精神分析の創始者ジークムント・フロイトが1917年に書いた論文「喪とメランコリー」とされている。1896年にフロイトは父親を亡くし、その死にまつわる多くの夢を見た。その分析の試みが1900年に出版した彼の代表作「夢判断」につながる。
さらに、親友や愛弟子との離別もフロイトの対象喪失論を理解する上で欠かせないと指摘されている。(「喪失と悲嘆の心理臨床学」)
心理の勉強をする以前、フロイトといえば精神分析の創始者、なんでも性的欲求と結びつける、エディプスコンプレックス(母親に性的行為を抱き、父親に嫉妬・敵意を抱く心理状態)ぐらいしか知らなかった。
「喪とメランコリー」はフロイト全集 14に入っている。ここ数年、いろいろ勉強もしてきたからそろそろ分かるかも知れないから図書館で借りてこようと思う。買うと古本で33,000円、全23巻で330,000円と金額びっくり。
父親の死別後、放心状態になったり、親友に連日のように父親に関する回想文を送っていたなんてことを若い頃に知っていたら「あの天下のフロイト先生だってお父さん死んで辛かったんだから私だって仕方ないじゃん」なんて思えていたのかな。
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