IPoEプランでのリモートアクセスVPNの実現方法 3選
PPPoEで利用していた環境をIPoEにしたら、リモートアクセスVPNが出来なくなったり、外部からネットワークカメラが見れなくなったというトラブルをたまに耳にします。
その原因は、IPoEプランで、固定IPプランではない場合、IPv4のグローバルIPアドレスを複数の契約者で共有して利用しているからです。
したがって、契約者により利用できるポート番号が制限されていて、リモートアクセスVPNで利用するポート番号が利用できるとは限りません。
IPoEプランを利用しつつ、リモートアクセスVPN環境を導入するためには、
3つの方法があります。
①IPoEとPPPoEを併用する
社内からWebへのアクセスは、IPoE接続経由で行い、外部からのリモートアクセスVPNは、PPPoE接続経由で実現する方法です。
ヤマハルーターでの具体的な実現方法はコチラ
②IPoEの固定IPプランを利用する
固定IPプランであれば、複数の契約者で共有してIPv4のグローバルIPアドレスを利用するわけではないので、適切に設定すれば、リモートアクセスVPNが可能になります。ただし、IPv4 over IPv6の方式にもよるところがあるので、プロバイダの仕様を確認した方が無難です。
ヤマハルーターを使った設定例はコチラ
③IPv6でリモートアクセスVPNを実現する
IPv4ではなく、IPv6であれば、グローバルIPアドレスを他の契約者と共有しているわけではないので、ポート番号が利用できないなどを気にする必要がなくなる。ただし、経由する複数の機器のフィルタ設定などを考慮する必要がある。
ヤマハルーターでの実現を方法はコチラ
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