![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155726913/rectangle_large_type_2_7b2d88abc126e21ee76843cb9bee7a53.jpeg?width=1200)
ヤマハルーター DPIを利用したインターネットブレイクアウト
少し前の記事で、ヤマハルーターのDPI機能初期導入についての動画をご紹介しました。
この記事では、DPI機能を利用したインターネットブレイクアウトについてご紹介しようと思います。
下図のようなネットワーク構成があったとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1727412776-voSUFIN4PynrljLGz3JR6ZkQ.png?width=1200)
センター拠点とその他の拠点があり、拠点間VPNで接続されています。
インターネットとの通信は、センター経由で行われています。
センター経由にすることで、センター拠点に設置されているUTMを経由してインターネットと通信することになり、拠点側もセキュリティを高めることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1727412993-Ru1jHk3DhW9YgFpQvc85yd2L.png?width=1200)
ただこの構成にすることで、インターネットの通信は、すべてセンター側のルーターを経由することになり負荷がかかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1727414701-shg6d80RlDVMIzE3YbmtX2Qn.png?width=1200)
もし、センター経由になる拠点が、複数あればさらに負荷がかかることになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1727418349-vdyhIREcWS1YPFbB25MpVJKH.png?width=1200)
特に、Windows Updateのための通信は、通信量が多く、社内LANに設置されているWindowsパソコンが対象となるので、大きな負荷となります。
下図は、あるパソコン(192.168.100.3)で、Windows Updateをしている時のルーターの通信量をグラフにしたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1727414766-j6HRMvxTPD4gLaOkeSuQmFn9.png?width=1200)
その負荷を軽減するために、Windows UpdateなどのUTMを経由させる必要のない通信は、拠点側のルーターで通信を処理させてしまおうというのが
インターネットブレイクアウトです。
![](https://assets.st-note.com/img/1727413288-7sEPbxvalpiMZYjeLFN20kmQ.png?width=1200)
DPI機能を有効にしたヤマハルーターで、インターネットブレイクアウト設定するのは極めて簡単で、
かんたん設定タブから【アプリケーション制御】を選び、
【フィルターと経路設定一覧】の【設定】ボタンを押し、
Office365とWindows/Apple Updateの経路を、インターネット接続用のPPPoEを選択するだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1727414293-5pV0Gu1iWNnDHCdEZwXFByef.png?width=1200)
この記事を動画にしたものはコチラです。
動画では、configのdpi設定部分についても触れています。