NEC IXシリーズ ポートフォワーディング設定 IPoE対応
この記事では、NEC IXシリーズのポートフォワーディングについて具体的な設定方法をご紹介します。
今回の検証環境は下記のような構成になります。
検証環境の違いは、①がIX2105がPPPoEでインターネット接続
②がIX2105がIPoE(IPv4 over IPv6)せインターネットに接続しています。
IPoEはOCNのバーチャルコネクトを使っていて、IPv4 over IPv6の方式は
MAP-Eというものになります。
IX2105のLAN側にSoftEtherVPN Severを設置し、OpenVPN機能を有効にします。IX2105とSoftEhterVPNのそれぞれのIPアドレスは、
IX2105 : 192.168.2.254
SoftEtherVPN : 192.168.2.30
OpenVPNは、UDP 1194でサービスを提供します。
したがって、外部からのOpenVPNからの接続を、IX2105は、
内部の192.168.2.30 UDP1194へポートフォワーディングする
設定が必要になります。
では、検証環境①の具体的なIX2105のポートフォワーディング設定は以下のようになります。
インターネット接続設定などは、すでに設定済みという前提になります。
IX2105のWeb設定画面より、メニューの【詳細設定】⇒【WAN】
⇒【静的NAPTの設定】を選択します。
追加ボタンを押し、
設定方法:ポート番号指定
NAPT名:openvpn ※名前なのでなんでもいい
プロトコル:UDP
ポート番号:ポート指定 1194
プライベート側IPアドレス:192.168.2.30
プライベート側ポート番号:変換なし
と設定して、反映ボタンを押します。
忘れずに設定の保存をします。
これでポートフォワーディングの設定ができたので、
OpenVPNクライアントから接続が可能となります。
PPPoE接続でのポートフォワーディング設定手順の動画はコチラ
次にIX2105がIPoE(IPv4 over IPv6)でネット接続している検証環境②の場合を
考えてみると、PPPoEの時のように単純ではない。
今回の検証環境では、IPoEプランはOCNのバーチャルコネクトを利用している。IPv4 over IPv6の種類はMAP-Eというものになる。
まず、動的IPプランでのOCNバーチャルコネクトの場合、
複数の契約者でグローバルIPアドレスを共有して利用しているため
ポート番号が制限されている。
そのため自分が利用したいポート番号が自由に利用できるわけではなく、
利用できるポート番号でやりくりする必要がある。
なので、まず利用可能なポート番号を確認し、そのポート番号を利用してのポートフォワーディング設定をする必要がある。
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