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2024年1月~ 公衆交換電話網のIP化って、何?
2024年1月、NTTの公衆交換電話網がIP化されます。
公衆交換電話網とは、交換機と呼ばれる装置が電話の発信側と着信側を、両者が通話ができるように、1本の回線に割り当てをする仕組みになっています。
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電話の通話者の通話が終わるまで、割り当てられた回線を占有して利用できます。この仕組みのことを回線交換方式と言います。
これが、IP化されると設備の構成は、以下のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1691924948096-byfx0zOKVI.png?width=1200)
フレッツ光回線にて、ひかり電話のサービスで利用しているIP網に、加入者交換機を転用したメタル収容装置から変換装置を経由して接続します。
この図からもわかるように、利用者宅からNTT局までの設備は従来のものをそのまま使います。
したがって、利用者側は、あまり意識することはないのかもしれません。
公衆交換電話網からIP網へ移行する理由は、交換機の維持が限界だからです。
時代により交換機を製造するメーカーがいなくなってしまい、故障した時の対応が、どんどん難しくなってきています。
今まで、なんとか予備機でやりくりしていましたが、それも限界が見えているため、これ以上は交換機を使った構成は維持できないというのが最も大きな理由になります。