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PPPoEプランをIPoEプランに変更してい良いのか?問題

従来のインターネット接続方式PPPoEプランからIPoEプランへの変更を検討する時、「変更してしまって本当に大丈夫か?」と不安に感じてしまう場合があるかと思います。

ただのWeb参照やメールの送受信をするだけなら、変更しても基本的に問題はありません。
場合によっては、メールの送信に影響を与える場合もありますが、
メーラー側の設定変更で対処できるはずです。

Web参照などだけでなく、外部からのアクセスなどに利用されている場合、
問題が生じる場合はあります。IPoEプランは、グローバルIPv4アドレスを、契約者と共有して利用しているので、利用できるポート番号が制限されていたりするからです。

その場合の対処方法として、IPoEプランの固定IPプランを利用するか、
ルーターにPPPoEとIPoEの両方の設定をして併用する方法があります。

固定IPプランであれば、グローバルIPv4アドレスを共有しているわけではなく占有して利用できるので、適切にルーターの設定をしてあげれば、
リモートアクセスVPNや拠点間VPNなどは可能になります。

もう一つの対処方法としては、PPPoEとIPoEの両方をルーターに設定して併用利用するパターンです。この設定は、ヤマハルーターなどの業務用ルーターを使わないと無理かなと思います。

ヤマハルーターでは、フィルター型ルーティングという機能を利用して、
この併用を実現しています。

上記の対応方法は、従来のPPPoEプランでのIPv4での利用を維持するための対処方法となります。

IPoEプランは、IPv6を利用するので、リモートアクセスVPNや拠点間VPNをIPv4ではなく、IPv6で実現してしまうのであれば、グローバルIPv4アドレスの契約者での共有問題は関係なくなります。

その他、何かしら業務で利用しているシステムが、IPoEプランに変更しても問題ないかなどもあるかと思います。

無論、社内LAN上で完結しているシステムなら、インターネットの接続は関係ないですが、インターネットとの接続を利用している場合は、そのシステムを保守している業者に確認してもらうなどが必要となります。

ただそのシステムを保守している業者の問い合わせ窓口に聞いても、
IPoEプランというものがどういうものなのか理解してないケースも多々あり、対応していると言って、対応していなかったら、責任を問われるので、
わけもわからず「対応していない」と回答してくることもあると思います。

その場合、どうにか確認するとなると、他の場所で利用しているIPoEプランを経由して、そのシステムが利用可能なのかをチェックするという手はあるかなと思います。結構大掛かりなことになってしまいますが、
導入してから動かなかったとなると問題になるので、やらざる負えない場合もあるかなと思います。

上図のように、左側の拠点のIPoEインターネット経由で、右側の拠点にあるなにかしらのシステムが問題なく動作するかを確認すれば、IPoE導入は安心してできます。

本記事で、いくつか解決策になる記事を紹介しましたが、
それらのほとんどはヤマハルーター関連有料記事まとめマガジンに含まれています。マガジンの購入で、ヤマハルーター関連の有料記事は、すべて読めるようになるので、大変お得です。

この記事を動画にしたものはコチラ


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