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トラブル事例 ヤマハルーター ネットワーク経由のファームウェアアップデートが出来ない

ヤマハルーターのファームウェアのアップデート方法として、ネットワーク経由でファームウェアを更新する方法があります。

ヤマハルーターがインターネットとの通信が可能であれば、ヤマハのサイトとルーターが直接通信して、ファームウェアをダウンロードし、アップデートしてくれる機能です。

社内LANにあるヤマハルーターを、社内LAN上のパソコンから管理画面を開き、簡単にアップデートできますが、このネットワーク経由でのファームアップが失敗するケースがあります。

その原因として考えられるのが、
①デフォルトゲートウェイの設定
②DNSの設定

です。
パソコンからは、インターネットが参照できるので、気づきづらいかもしれませんが、アップデートを実行しようとしているヤマハルーターが、インターネットと通信するための設定が不足している場合もあります。

ヤマハルーター自体がインターネット接続ルーターなら、まずそんなことはありませんが、下図のようにインターネット接続ルーターは別にあって、
そのヤマハルーターは、フレッツVPNワイドなどのIP-VPN接続用だったりすると、必ずしもそのヤマハルーター自体がインターネットと接続できるような設定になっていないケースがあります。

上記の赤枠で囲ったヤマハルーターで、ネットワーク経由でのファームアップのアップデートが失敗するようなら、ヤマハルーターのデフォルトゲートウェイが、インターネット用ルーターのIPアドレスに設定されているか確認が必要です。インターネット用ルーターのIPアドレスが192.168.100.1だとした場合、
設定例
ip route default gateway 192.168.100.1

そして、見落としがちなのが、DNSサーバの設定です。
デフォルトゲートウェイがインターネット用ルーターに向かっているだけだと、名前解決が出来ずに、結果ヤマハサイトへアクセスできずに、アップデートできないことになるので、DNSの設定も追加してあげる必要があります。

設定例
dns server 192.168.100.1
dns server 8.8.8.8

ヤマハルーターからインターネットと通信ができるかは、
ping 8.8.8.8
名前解決ができるかは
nslookup www.yahoo.co.jp
などで確認可能です。


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