ヤマハルーター「不揮発性メモリに保存されていない設定変更があります」と表示されたら どうする?
ヤマハルーターの設定をコンソールで実施しようとすると、
「不揮発性メモリに保存されていない設定変更があります」
というメッセージが表示されることがあります。
設定した内容が、まだ保存されておらず、再起動すると消えてしまう状態にあるということを警告するメッセージです。
自分自身がヤマハルーター設定作業中に表示されるなら、忘れないように、saveコマンドを実施して保存してしまえば良いですが、たまたまお客様先などにあるヤマハルーターをコンソールで接続した時に表示されることもあります。
その場合でも、saveコマンドを実行すれば、保存ができますが、
内容がわからないと、saveして良いのか少し不安になると思います。
基本的には、saveしていないだけで、現在は、設定された内容で動作しているわけですから、現状問題ないなら、保存してしまって良いと考えて良いと思います。
逆に、保存せずに再起動などしてしまうと、設定変更が破棄されてしまい問題が生じる場合もあると思います。
こんな時、現在保存されているconfig内容と、現在動作しているconfig内容を比較するためのコマンドがあります。
まず、保存されている設定ファイルを表示するコマンドが、
show config list です。
上記は、実行例ですが、0が最も新しい保存されたconfigであることがわかります。
その0のconfigと、現在動作しているconfigを比較するコマンドが、
show config difference 0
です。
上記は実行例で、実行後、ログインパスワードとAdministratorパスワードを要求されます。パスワードを入力後、設定コマンドが表示されますが、
表示されたコマンドを、現在動作しているconfigに実行すると、
保存されているconfigの0になるという意味になります。
少しややこしいですが、上記の実行例を図解するとこんな感じになります。
よって、現在稼働中のconfigでは、保存されているconfig0に、
dns host any
を設定追加したものであることがわかります。
内容がわかったら、心配なくsaveコマンドで保存することが可能になります。
saveコマンドを実行後、再び
show config list
で確認すると、以下のようになります。
先ほど0だったファイルが、0.1となっていることがわかります。
ヤマハルーターは、コマンドを使いこなせると、各段にヤマハルーターを扱いやすくなります。ぜひ、コマンド習得にチャレンジして見てください。
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