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ヤマハルータから別のヤマハルータにtelnetできるメリット

ヤマハルーターのコンソールからtelnetをする機能がありますが、
デフォルトでは、使用できない設定になっています。

コンソールとは、コマンドを入力できるインターフェイスのことですが、
ヤマハルーター自体から、telnetができると便利なことがありますので、
この記事では、どんなケースで役に立つのかの例と具体的な設定方法をご紹介したいと思います。

telnet機能自体はWindowsが持っていますので、telnetしたければ、
Windowsからすればよいのではないかということなんですが、
例えばお客様先などで気軽にネットワークにパソコンを繋げられないケースや、またはDHCPサーバーなどが動作していない環境で、パソコンを接続して使うには、IPアドレスを用意してもらう必要があるなどのケースでは、
パソコンをLANに繋げることなく、ヤマハルーターにコンソールケーブルを繋げて、そこからTelnetすることが可能だと、非常に手っ取り早く作業がスタートできます。

また、この上図のようなVPN構成で、左側拠点に設置されているルーターAに、まだ拠点Bへの経路情報が設定されていないようなケースでは、
拠点Bから直接ルーターAにtelnetすることはできません。

なので、一旦ルーターBへtelnetしログインして、ルーターBから、さらにtelnetできれば、ルーターBと同一LAN上にあるルーターAにログインすることができます。

ヤマハルータにて、デフォルトの設定で、コマンド telnet を実行しようとすると

telnet 192.168.1.50
エラー: コマンドが許可されていません

と表示され実行を拒否されてしまします。

telnetできるようにするには、security class コマンドを使います。

とりあえず、securiy class ? を入力すると 

このような表示が出てきます。※わかりやすいように色分けしています。
最後にデフォルト値が表示されていますが、上記の形式と見比べると、

レベルが1
FORGETがon
TELNETがoff
SSHがoff

というデフォルト値になっているということになります。

このtelnet部分をonにすれば、telnetが使えるようになります。

実行例
security class 1 on on off
telnet 192.168.1.50
192.168.1.50(192.168.1.50)[IP Direct], Port:23 に接続します。
アボートキーは '^]',0x1d(29) です。

Password:

となり、telnetできるようになります。

ヤマハルーターからtelnetができると、役に立つこともあると思いますので、設定方法は覚えておいて損はないと思います。

ヤマハルーターのコマンドをある程度扱えると、ネットワーク構築時やトラブル時の調査に迅速に対応できます。
ネットワークエンジニアやSEのかたは、是非、コマンド習得を目指してみて下さい。

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