河川敷でイモムの食料調達サバイバル
私はイモムシ22匹の(数え間違いもある)命をつなぐために河川敷へ食料を探しに行きました。一日でも一度でも食料を絶えさせるとイモムーが餓死したり蛹になる妨げになるのでイモムーの生き残りをかけたサバイバルです。
4齢虫になった後から食べるスピードがグンッと増えて手元で育てていた
食料が底を費いてしまいました。
サバイバル期間は
23日から27日の5日間で早朝と夕方2回に分けて河川敷へ行きました。
4齢虫から最齢虫の1日の食料は約80~150g(野セリの場合で茎の重さも含まれています)です。朝に採取して夕方には葉が綺麗に無くなるので、そこから再度調達しに行きました。
今の時期の河川敷は草が刈られていないので私の身長158㎝で膝~背の丈を超す草むらに分け入っていかないといけませんでした。
梅雨が明けたか明けないくらいのぐずついた天気での食料調達サバイバルだったので草むらが濡れていて繋ぎの服の腰から下がびしょびしょになりました。
川の水位も上がっていて踏み入れる場所が狭くなり手を伸ばして採取しました。
食料採取をしていくうちにどんな環境下で自生しているのかなんとなく分かるようになりました。
野セリが自生しているところ
水の中か岸辺の付近で泥底の環境です。
そしてよく成長していたのが橋の両側や木の根元でした。
毎日のサバイバルでは3円と5円の買い物袋半分くらいまで採取する必要があるので日に日に採取場所の野セリの量が減っていきました。
そのたびに河川敷の草むらを分け入って新しく自生場所を探さないといけないので厳しかったです。
しかも朝はまだいいのですが夕方は本当に気温も高く暑くて挫けそうでした。
夕方は熱中を防ぐためにも服装に気を付けました。
登山用のハットに目以外が隠れるUVマスクをして空調付きベストを着て望みました。もはや環境調査員のような出で立ちなので不審がられるリスクも減ったかな。。。
野セリの食料が日を追うごとに無くなっていく中でイモムーが蛹になってくれることを願いながら過ごしました。
結果、一匹も餓死せず無事に蛹の準備に取り掛かってくれたので
サバイバルを終えることができました。
達成感したー!という感覚になりました。
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この時期は炎天下で育てられるセリ科の植物は元気が無く、
私のプランターのセリ科のハーブは元気がありません。
しかも実家の間借りスペースでプランターが置ける量も限られているので20匹は相当厳しい戦いでした。
正直甘く考えていました。
5センチ弱のイモムーがこんなにいっぱいごはんを食べるなんて、
本来なら畑や広い敷地でないとこんな数は育てられません。
調べたところによると保護せずにそのまま野性で育ったら無事羽化する確率は1%以下だそうです。
食料確保は本当に過酷だったけれど、とてもいい経験になりました。
育てる責任とやりがいを感じられてイモムーには感謝したいです。