KAT-TUNの解散と私の気持ち
信じたくない。率直な思いはこれだった。
昨晩お笑いライブを見に行っていた私はニコニコしながらいつも通りツイッターを開いた。
そこに並ぶトレンド
「KAT-TUN解散」
質の悪い冗談だと思った。
「またデマを流されたか可哀想に。」と思っていた。
トレンドを開くとそこは信じられない、信じたくない文字しかなかった。
KAT-TUN解散 亀梨和也退所へ
嘘だと思った。
必死でメールなんか来ていないことを確認したくてスクロールした。
あの1月の中丸さん復帰報告、タイでのKAT-TUN宣言など色々な解散しない理由を当てはめて自分を安心させようとした。
そして現れてしまったKAT-TUNのファンクラブメールを恐る恐る開いた。
ファンクラブ会員の皆さまへご報告
「ああ終わった。」そう思った。
理解したくないが悟ってしまった。
一応確認しようとログインしてご報告を見た。
いつものような3人並んだ動画ではなく無機質な文字で解散が伝えられた。
いつもなら3人それぞれでありそうなところを連名、加えて不気味なほどに他人行儀で嘘かと思ってしまった。思いたかった。
一瞬で目の前が真っ暗になった。
「明日もライブに行くんだ。メンタル的に行けるかはわからないけど発券しておこう。」とコンビニに入った瞬間に涙目になってしまった。
私の人生の半分以上の期間、いや8割はKAT-TUNのことがすきだった。
お笑いにもハマっているし他に趣味もたくさんあった。
それでも揺るぎないダントツ1位がKAT-TUNだった。
なんとか発券してコンビニを出た瞬間、声を上げて泣いた。
成人してからこんなに泣いたのはいつぶりだろうというくらい泣いた。
失恋したときよりも泣いた。
劇場の最寄り駅に向かう途中から泣き続け、帰宅してからもひたすら泣いた。
人目をはばかる余裕もなかった。
また週刊誌のデマだったよって誰かに言ってほしかった。
そしてそのまま一瞬寝落ちをし、3時に起きてから今まで一睡もできていない。
眠りたい。
ショックのあまり眠れない。
ほぼ気絶したような寝落ちから起きたときに、あれは嘘だった。
私の悪い夢だったことを期待した。
無駄だった。
泣く気力もなくなってひたすら沈んでいる。
言葉を発する元気もない。
今までも「これが最後かもしれない」と応援してきたつもりだった。
来年2026年はKAT-TUNデビュー20周年。
5.10周年は無理で、15周年はコロナ禍。
初めて何も気に病まずに心から祝えることを期待していた。
期待しすぎてしまった。
初めて未来を夢見てしまった。
無理だった。
なくなってしまった。
本人たちだって悩んでいたこと、誰よりもKAT-TUNを守りたかったことはわかっている。
それでも私は「これまで頑張ったんだから」と優しく見送れる大人じゃなかった。
なんでどうしてと泣きわめいてしまった。
成人したとはいえ私はまだ心が子供だった。
KAT-TUNなしの人生なんて考えたくもなかったし考えたこともなかった。
本当に悲しい。
もう今はあれを私の悪い夢だということにして心を無にしている。
KAT-TUNさん、何人でも大好きでした。
あなた達6人が私の永遠のアイドルです。