たんたんふるるるる!
先輩は、自分は性差別主義者だといった。
理由を問うと、
「あいつらおもんない」
「なんであんなに意思がないの?」
といった。
とりあえず、女性ばっかり優遇されている、とかいう理由でないことに安堵した。
ほかの女性のことは知らないが
自分の意志がないことに関しては言い訳のしようがなかったので、
苦々しく、それでいて耳が痛かった。
わたしの自認は一応女性であるため
「女子のコミュニティにおいて自分の意志というものはあまり重要でないので、、、」
とか歯切れ悪く反論してみた。
先輩はそれ以上は追撃してこなかった。
後日、女性の意志のなさ/弱さについて一人で考えてみた。
女性に意志が弱い人が多いことは
交友関係の広い先輩がいうのだからきっと事実なのかもしれない。
ほかの女性のことは正直よく知らない。
なのでわたしの場合だが、
今まで自分の意志や意見が必要な場面は多くなかったように思う。
何においてもあまり上手にできたことはないが、人付き合いも例に漏れなかった。
それでも小中高と、数を重ねることである程度人の輪に入るのも慣れるものだ。
常ににこにこして、人に同調し、よく大きな声で笑い、たまに暴言を吐く。
同調はうまく溶け込むための必須条件だ。
学校というコミュニティにいるときのわたしは、完全に別の人間だった。
(わかる人にはわかると思うが、
3者面談で親と担任に挟まれると、必ずと言っていいほど担任に「眠いの?笑」と言われた)
学校でのそれは
わたしが試行錯誤して作り上げた、人に嫌われない人物像だった。
それを意志がないとは!!!
だが意志がないのはその通りだ。
意志はどこかで買えるだろうか。
もともともっていたものはどこかにしまってしまったまま見つかりそうにない。
自分がどう感じているのかもわからない時があるし、毎日食べたいものもよくわからない。
そんなわけで、日々自分が感じたことを記録するようにしている。
(今書いているこれもある意味そうだ)
自分が何に対して何を思っているのか、文字にしてみると結構はっきりする。
自分の意志を持つ。
わたしの目標は強い女なのだ。意志は必須。
また今度先輩と同じような話をする機会があれば、
わたしははっきりと言おう。
タンフルと麻辣湯が食べたいので奢ってくださいと。