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タイBLドラマ『Last Twilight』が神作だった

最近タイBLにはまり、怒涛の如くタイBLを見続けていた私。
良い作品は無いかと、数々のドラマサイトを探し続け見つけたのが、

『Last Twilight』

https://gmmtv.fandom.com/wiki/Last_Twilightより

今回は『Last Twilight』について自分なりに振り返ろうと思う。


あらすじ

バドミントン選手として期待されながらも、突然の交通事故で視力を失い引退を余儀なくされたデイ(シー扮)は、周囲から見下されていると思い込み自暴自棄になっていた。そんなとき彼の付き人として働くことになるのが、将来を描けずにいたモーク(ジミー扮)。前科持ちの不良として周囲から煙たがられる彼もまた、大切な姉を失い悲しみに暮れていた。心を閉ざした者同士の出会いは大きな衝突を招くが、決して障がい者扱いしないモークの優しさに、デイは少しずつ心を開いていく。デイがぼんやりと見ることのできる1クープ(約25センチ)の世界に突然現れたモーク。彼らの出会いは未来への希望の光となるのか。心に傷を抱えた不器用な2人の想いの行方は…?

https://www.c7-collection.com/lasttwilight

今作を手がけるのはAoF監督。Bad Buddyや1000 Stars、Moonlight Chickenなど名作揃いの監督だが、現時点では個人的にこの作品(『Last Twilight』)が一番好きかもしれない。

感想(ネタバレ含む)

マイノリティが直面する社会における障壁と愛の力

Day(Sea扮)とMhok(Jimmy扮)

将来有望なバドミントン選手であるDayは視力を失い、もう一人の主人公であるMhokは前科持ちという過去を持つ。
そんな二人が恋仲になっていくのだが、二人には依然としてゲイカップルが直面する問題(カミングアウトなど)もある。

Mhokの元恋人・Porjai(Namtan扮)は元彼との子供を妊娠し、出産することを決意する

Mhokの元恋人であるPorjaiも、浮気をしていた元彼との間の妊娠が発覚し、シングルマザーになるという決意を固める。

全編を通して、「人は誰でも社会的な少数派/弱い立場になる可能性がある」というメッセージを受け取ったような気がした。

社会的少数派だけでなく、それに接するいわゆる”マジョリティ”側の態度や苦悩もこの作品では描かれている。

Dayは、母親と兄に対して強い反発を覚え、「自分を障がい者として扱う」二人の態度に感情を露にする。
障がいを抱えるようになった家族に対し、どう向き合っていくのかという描写もテーマの一つとなっている。

どの立場の視聴者が見ても考えさせられるストーリーとなっている。

キュンキュン”王道”ストーリーライン


話は重めのテーマを伴いつつも、重くなりすぎず、良いテンポで進んでいくので視聴しやすかった。

MhokとDayの恋愛はまさに少女漫画の王道そのものだ。

MhokはDayの世話係をする中で、困難を共に乗り越え愛情を育んでいく。
二人で市街地に出かけたり、友達の結婚式へ行くために甘い旅行をしたり、Dayが好きな本『Last Twilight』の聖地巡りに出かけたり。
本編には二人の甘いシーンがちりばめられている。
(ちなみに、私が好きなシーンはMhokが花を買ってDayにあげようと駆け寄るも…のシーン。切なすぎてキュンキュン死に。)

JimmySeaの演技に涙

何かにつけて演技ワークショップ受けさせろと海外ファンに突っ込まれることの多いGMMTVだがこのドラマは役者の演技力がすごい。

特にメインCPを演じるJimmySea、ボロボロ泣く。

脇を固めるMarkとNamtanのCPの相性も高い
Namtan演じるPorjaiが結婚するシーンで思わず泣きそうになった(´;ω;`)

まとめ

『Last Twilight』はテーマ性×ストーリー×演技力で織りなすタイBLの中でも珠玉の作品である。
最近賞も受賞したので、未視聴の方は是非見てほしいです


参考文献


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