タイBLドラマ『Last Twilight』が神作だった
最近タイBLにはまり、怒涛の如くタイBLを見続けていた私。
良い作品は無いかと、数々のドラマサイトを探し続け見つけたのが、
『Last Twilight』
今回は『Last Twilight』について自分なりに振り返ろうと思う。
あらすじ
今作を手がけるのはAoF監督。Bad Buddyや1000 Stars、Moonlight Chickenなど名作揃いの監督だが、現時点では個人的にこの作品(『Last Twilight』)が一番好きかもしれない。
感想(ネタバレ含む)
マイノリティが直面する社会における障壁と愛の力
将来有望なバドミントン選手であるDayは視力を失い、もう一人の主人公であるMhokは前科持ちという過去を持つ。
そんな二人が恋仲になっていくのだが、二人には依然としてゲイカップルが直面する問題(カミングアウトなど)もある。
Mhokの元恋人であるPorjaiも、浮気をしていた元彼との間の妊娠が発覚し、シングルマザーになるという決意を固める。
全編を通して、「人は誰でも社会的な少数派/弱い立場になる可能性がある」というメッセージを受け取ったような気がした。
社会的少数派だけでなく、それに接するいわゆる”マジョリティ”側の態度や苦悩もこの作品では描かれている。
Dayは、母親と兄に対して強い反発を覚え、「自分を障がい者として扱う」二人の態度に感情を露にする。
障がいを抱えるようになった家族に対し、どう向き合っていくのかという描写もテーマの一つとなっている。
どの立場の視聴者が見ても考えさせられるストーリーとなっている。
キュンキュン”王道”ストーリーライン
話は重めのテーマを伴いつつも、重くなりすぎず、良いテンポで進んでいくので視聴しやすかった。
MhokとDayの恋愛はまさに少女漫画の王道そのものだ。
MhokはDayの世話係をする中で、困難を共に乗り越え愛情を育んでいく。
二人で市街地に出かけたり、友達の結婚式へ行くために甘い旅行をしたり、Dayが好きな本『Last Twilight』の聖地巡りに出かけたり。
本編には二人の甘いシーンがちりばめられている。
(ちなみに、私が好きなシーンはMhokが花を買ってDayにあげようと駆け寄るも…のシーン。切なすぎてキュンキュン死に。)
JimmySeaの演技に涙
何かにつけて演技ワークショップ受けさせろと海外ファンに突っ込まれることの多いGMMTVだがこのドラマは役者の演技力がすごい。
特にメインCPを演じるJimmySea、ボロボロ泣く。
脇を固めるMarkとNamtanのCPの相性も高い
Namtan演じるPorjaiが結婚するシーンで思わず泣きそうになった(´;ω;`)
まとめ
『Last Twilight』はテーマ性×ストーリー×演技力で織りなすタイBLの中でも珠玉の作品である。
最近賞も受賞したので、未視聴の方は是非見てほしいです
参考文献