医師と僧侶のカケコミ相談室　第14回　自分にできる３割を見極めて！

脳神経外科医の道下将太郎と、京都「両足院」副住職の伊藤東凌が、みなさんからのお悩み・質問・疑問へ回答する「医師と僧侶のカケコミ相談室」。
カケコミをはじめた経緯、無料公開のQ＆Aはこちらです！

９月に入りました。９月２日は七十二候の「禾乃登（こくものすなわちみのる）」。暑さが峠を越えて後退し始めるころです。と言いますが、暑い！
天気予報によるとまだ30度超えの日々が続きそうで、暑さの峠を越えるにはもう少しかかりそうです。

アプリ「InTrip」では七十二候のリズムに合わせて、心身を整える情報をお届け中です

代謝が良く汗かきの私は、１日３回着替えるのがルーティンな日々。そんな時季に重宝するのが吸湿速乾、消臭効果の高いポリエステル繊維の服。汗をかいてもサラッとして、洗濯後はすぐ乾く。気付くと機能的なTシャツやランウェア、キャップが増えていく日々です。

灼熱のしまなみ海道をサイクリングしてきました。吸湿速乾の服が必須です

たまにはステキなワンピースなどもいいな。。と思い買い物へ行ってみましたが、「着ていく場所が無い！」ということに気付いてしまい、購入せずに帰宅。シーズンごとにフォーマルな服は持っているものの、一度も袖を通さないまま季節が変わることもしばしば。最近遊びに行くのは山や海ばかりで、ライターの仕事はミーティングも取材もオンライン。まずはステキな服を着ていく機会を作ることに注力します。

目標はカケコミ相談室・編集長として取材を受けること！その時何を聞かれるか、どんな服を着ているのかとイメージしてみると、ワクワクしてやる気もアップ。将来の理想的な自分をイメージして、今の行動をその理想像に合わせていくことを「フューチャーペイシング」といい、InTripでもその具体的な方法をお伝えしてきました。服や靴など、身に付けるものまで具体的にイメージできると効果が高まるそう。みなさんは、将来どんな服を身に付けて、何をしていたいですか？

ちなみに、東凌さんと将太郎さんはとてもオシャレで、Instagramを拝見していると、TPOに配慮しながら自分らしい装いを楽しんでいることが分かります。今回のQ＆Aでは、東凌さんが「大人のオシャレ」について回答していますが、将太郎さんにもオシャレ、装うことの効果、意味など聞いてみたいので、質問お待ちしています！　ほかにも恋愛、結婚、などこれまであまり相談がきていないジャンルの質問も、ご遠慮なくお寄せください。

それでは今週のQ&A４つ、お楽しみください！

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Q１　オシャレが好きで、安い流行ものをたくさん買ってしまいます。もうすぐ30代、質のいいものを大事に着られる大人の女性に憧れます。これからは服の量を減らしつつオシャレをしたいのですが、服選びをするときに心がけること、持ち物を減らすコツなど、オシャレ好きな東凌さんに伺いたいです。

Ｑ２　大学院生です。理系の研究者になるのが目標でしたが、大学教授の席は少なく、就職先として魅力を感じるところもありません。未来の展望が無く気持ちが沈みます。あと１年半で卒業ですが、今しておいたほうがいいことはあるでしょうか。

Ｑ３　気が小さく、プレッシャーに弱く、小さなミスや人から言われたことを気にし過ぎてしまいます。大胆で肝が据わっている人に憧れますが、そうなるのは難しそうです。気持ちを楽にする方法を知りたいです。

Ｑ４　そろそろ更年期に入ります。更年期障害がつらかったという人もいれば、まったくなかったという人も。体質が大きいのでしょうか？女性ホルモンが減っていくときにできる対策があれば教えてください。

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Q1　
オシャレが好きで、安い流行ものをたくさん買ってしまいます。もうすぐ30代、質のいいものを大事に着られる大人の女性に憧れます。これからは服の量を減らしつつオシャレをしたいのですが、服選びをするときに心がけること、持ち物を減らすコツなど、オシャレ好きな東凌さんに伺いたいです。

A１
「ミニマムな大人の制服スタイルがおすすめです」東凌　

値段を抑えて服を買い、工夫しながら好きなファツションを身に付けるのは楽しいですね。私も若い頃はそんなオシャレを楽しんでいましたし、今でも好きです。相談者さんはそこから一歩進んで、今より上質なものを取り入れ、長く大切に着ていきたいということ。

年齢を重ねて、大量消費からエシカル消費、ファストファッションからスローファッションへと、意識が変わってきているのでしょう、すてきです。ミニマムにファッションを楽しむための心がけと服の選び方を、私が実践していることをベースにお伝えしたいと思います。