数秘術の歴史を学ぼう!
こんにちは!
数秘Lab 流山:子育て数秘カウンセラーの輝來<Akira>です。
今日は、数秘術の歴史について学んでみましょう!
少し長くなりますので、お好きなところまで読み飛ばして
くださいね。
1. はじまりは、「哲学者ピタゴラス」
数秘術が生まれたのは古代ギリシャ時代(紀元前6世紀頃)
と言われています。
生み出したのは、有名な哲学者/数学者のピタゴラス
と言われているんです。
なぜピタゴラスが数秘術?と思いますよね。
実は、ピタゴラスは、数学的な観点から宇宙全体を解明しようと
研究していました。
その過程で、「宇宙のすべては数から成り立つ」ということを考えました。
このピタゴラスの研究は
「人はなぜ生まれたのか?」
「何のために生きるのか?」
「人生とは何か?」
という人類が結論を出せていない分野にまで真っ向から挑んだのです。
そして数秘術でもっとも大切な
― 数字には意味がある
という概念を提唱していたピタゴラスは、
この数字の持つ意味が人間の
― 宿命や使命
― 才能
ー カルマ
― 生きる意味
などを解明してくれると信じ数秘術の基礎ともいえる
生年月日を使った占術を編み出しました。
この時代の数秘術を現代では
ピタゴラス式数秘術や
ピタゴラス数秘術などと呼んでいます。
若いころ、世界各地を放浪し
数学だけでなく宗教や哲学・天文学を学んだ
ピタゴラスだからこそたどり着いた真理なのかもしれませんね。
このころの数秘術のイメージは「占い」というより
「学問」的な要素が強かったのではないかと考えられます。
そして、ピタゴラスや弟子たちが世に広めていった数秘術は
時代を経て徐々に占いらしく変化を遂げていきます。
余談ですが、音階というのもピタゴラスが発見したと言われています。
2. 占いらしく変化をしたユダヤの教え「カバラ」
数秘術に注目したのはユダヤの人々でした。
ユダヤでは、ユダヤ教の教えに基づく思想を
「カバラ」と呼んでいたそうです。
そして、「カバラ」という言葉には
ヘブライ語で「受け継ぐ」「伝える」という意味もあるそうです。
カバラとは神様からの尊い教えが、師匠から弟子へ
そのまた弟子へと脈々と受け継がれていく生きる知恵であり
神秘、思想です。それを当時は口伝で伝えていったとされています。
そして、このカバラ思想から
― 西洋の魔術や錬金術、占星術、エニアグラム
などが生まれました。
ここで、現代の占いの基礎がつくられたと言われています。
カバラで使われている言語のヘブライ語は、22文字で構成されており、
それぞれの文字が宇宙を構成している要素だと考えられていました。
―「数字には意味がある」「万物は数字で構成されている」
というピタゴラスの考え方に似てますよね。
そして、ここからゾロ目という概念も誕生しました。
ピタゴラスの数秘術では、ゾロ目を特別視することはありませんでしたが
カバラ数秘術からは計算結果で出た
「11」「22」「33」などゾロ目の数字をとるようになりました。
理由は、諸説あるので本当のところはわかりませんが
昔は計算上ゾロ目の結果が出なかったのでは?
ということがいわれています。
実際に、現代でも生年月日から計算される
誕生数(ライフパスナンバー)にゾロ目が出る人は少なく
希少性が高いということは紛れもない事実だと思います。
3.悩みが複雑化した現代に対応するべく進化した「現代数秘」
カバラの時代からさらに進んで近代では、3人のアメリカ人女性により数秘術はよりテクニカルで洗練されたものへと進化を遂げます。
この3人のアメリカ人女性
「ミセス・L・ダウ・バリエッタ」
「ジュリア・セトン」
「ジュノ―・ジョーダン」
は「心の在り方で現実は変わる」という信条のもと、
数秘術を通してその教えを広げていきました。
そんな彼女たちの最大の功績は、
難解だった現代数秘術を誰でもわかるようにし
本を出版したという点にあります。
実は、現代数秘術の多くは、
数字の意味や計算方法に至るまで
彼女たちの本がもとになっているものが多く、
現代数秘の歴史に大きな影響を与えたといえます。
現代数秘術では、
占う対象者にまつわる様々な数字を紐解き、
多角度から分析します。
これは、より複雑化した現代社会における悩み
を幅広くみていくために必要な進化でした。
ピタゴラス数秘術やカバラ数秘術では、生年月日から計算される
誕生数(ライフパスナンバー)を重要視しますが、
現代数秘術ではその他に
運命数(デスティニーナンバー)
ハート数(ソウルナンバー)
人格数(パーソナリティナンバー)
実現数(マチュリティーナンバー)
など名前から得られる数字を使った計算結果も使われます。
現代数秘術は、さらなる進化を遂げており、
一口に現代数秘術といってもすべてが同じではありません。
計算方法や数字の意味など様々な見解が存在しています。
様々な時代を経て変容を遂げてきた数秘術ですが
ピタゴラス数秘術もカバラ数秘術も現代数秘術も
「どれが良くて、悪い」
といった概念で比べられるものではなく
すべては「人間が幸せに生きるために」
という先人たちの叡智が詰まった
― より幸せに生きるためのツール
なのです。
4.おわりに
いかがでしたか?長文になってしまいましたが
数秘術の歴史はとてもとても長いものなのです。
そして、数秘術は先人たちの叡智と人類への愛が詰まった
素晴らしいものだとわたしは考えています。
あなたが幸せに生きるヒントは、
あなたが持つ数字たちが必ず教えてくれます。
なぜなら、
― すべての答えは、あなたの中にあり、万物は数字で表すことができる
から。
あなたも、長い歴史を持つ数秘術を一度試してみてはいかがでしょう?
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もあなたに沢山の幸福が訪れますように。
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