実家の猫
早朝、姉からライン
この時間の連絡はあまり良い事ではないだろうと覚悟してひらくと「〇〇(実家ネコの名前)が亡くなった」とあった。
実家の猫は自分が結婚するかしたの頃に自分と入れ代わるように家に来て(はぐれたか迷い込んだか親に捨てられたか)かれこれ20年以上生きた。
知らない人に必ず「どこでかったのか」と聞かれる程、野良(?)としてはかなり珍しい、白の長毛で、青い目の猫だった。
ディズ〇ーの猫のキャラクターのマリ〇ちゃんそのもので、
と、ここまで書いて同じような事を書いたな、と思い出す。
去年の秋頃から始めたnoteに実家の猫の事を書いていた。
そこに「(相当高齢ではあるけど)できるだけ長生きしてほしい」みたいな事が書いてあった。(既に何を書いたか忘れていた)
割に丈夫で今まで大した病気もせず当たり前に実家に居てくれた。
両親共に健在だった頃から、実家の引っ越し、私の結婚、出産、娘と息子の成長等、実家とうち家族の歴史をみてきた猫。
両親が亡くなってからは姉とふたりになり、としはとったけど、実家に帰れば居る。
というのが当たり前の光景だった。
聞けば月曜の朝、突然、体調や行動に変化があったらしく、姉はその時覚悟を決めたらしいが根拠もなくその日は大丈夫と思って出勤。
帰宅後は食事もとれたし反応もあるし、で一旦安心していた翌日(今朝)、眠ったまま目を開けることがなかったようだ。
なのでガクンと体調がおかしくて姉を心配させたのは一日、二日だけらしかった。
私が行った時も、いつものように眠っているようだったし、こっちの勝手なご都合想像だけど、とても穏やかで、なんなら笑っているようだった。
実家に来てから20年以上もたっていて、猫年齢で考えると100歳越えの大往生で、完全な老衰で天寿を全うしたのだと思うけど、、
物理的に姉は一人になってしまった。
自分の最期を姉の仕事が定休の日を選んだ実家の猫は本当に最後までいい子過ぎて褒めたいし愛おしくてたまらない。
姉を心配していたのかもしれないしずっと一緒に居たかったんだろう。
自分の親兄弟や、うちの両親に会えたらいいな。
そして後でいく私達をみつけて下さい。
ありがとう。
実家に来てくれて、居てくれて。