高比良くるまについて

魔人無骨時代の令和ロマンを知らない。

令和ロマンを知ったのはニューヨークのYouTubeといろはに千鳥(だったかな?)でコロナ禍で街ブラじゃなくなって色んな芸人よんでクイズしたり悩み聞いたりしてた時に神保町の劇場の事を相談?しにきていて、その時、大阪吉本の兄さん姉さんの熱い昔の逸話を千鳥が必死で話している時に遠い歴史か何かを聞いているようなポカン顔で世代間やお笑いのギャップが凄すぎて千鳥も笑うしかない、みたいな状況でめちゃくちゃ面白かった、あのニューヨークのチャンネルの子達かぁという認識だった。

ネタをみたのはM-1の敗者復活のドラえもんのネタが初めてだった。
オープニングのMOROHAのアフロ加減がなんとも絶妙で内容も敗者復活の中で一番好きだった。敗者復活であがれ!と思っていた。
ラストがさや香のからあげ4の年かな(笑)
違ったかな(うろ覚え)

その後のM-1相席食堂でスケジュールかなんかの都合で出てなかったオズワルドの代役で自分らと何も関係ない畠中の実家を訪ねる旅に行ってたのをみた。
おそらく2人の人生で初めて触れ合うだろうタイプの地元の漁師のおっちゃん達からヤバメの貝をすすめられて大人しく食べていた記憶がある。
で、来年は君らもM-1頑張れって畠中の親父さんに大漁旗もらって帰ってなかった?っけ?
思い返すと伏線回収になるのか。
凄い。
もう、その時から主人公じゃないか。

令和ロマン2人とも華があって好きだ。

特に高比良くるまの言動が気になる。
確かに吉本芸人ではあるけど、誰とでも、例えばさんまやダウンタウンとかもっと上の師匠とかでも世代関係なく、爆笑問題、永野、ラランドサーヤといった他事務所の芸人とでも違和感なく、ミュージシャンやアーティスト、文化人といった芸人以外ジャンルを越えてどこでも順応していけるように思う。
Switchインタビューでみる日は近い気がする(既に出ているんかな?!)

これ以上ない薄い分析で言語化すると「高比良くるまはめちゃくちゃ凄い、なのに謙虚」だ。
「しかも30歳と若い」だ。(うっっっっす!)

その歳でここまで自己分析して冷静に俯瞰で見ることができて、人生楽しめて、尚且つ調子に乗ってないって、くるまと大谷翔平くらいじゃね?
私の中では同じ所に居るし何なら(野球の事はさっぱり興味がなく凄さがピンとこないので)くるまの方がまじで凄い人、だ。(薄すぎる!!!)

最近読んだ記事がまた凄さを増幅させた
抜粋↓

そのときの授賞式でいろんな業種の人に会って、「すいません、芸人がこんなところにいて」みたいな態度でいたんですよ。で、普通は「そんなことないですよ」って言ってくれるじゃないですか。今までもそういう場面はたくさんあったんですけど。

でもなんかその時、本当に「そんなことないな」って自分でも思って。「そっか、もう卑屈になっていられる年次じゃないんだ!」って気づいたんです。

自分を下げるようなことを言うのは、人に迷惑をかけてると思うんです。相手にフォローさせるだけじゃないですか。内心は「芸人なんて」と本当に思っていたりもするんです。でもこれを言うことで「そんなことないですよ」ってほら、言わせるだけじゃないですか。それで人との会話をワンターン奪ってしまっていた罪にやっと気づいて。

自分がラクだから、つい癖で言っちゃってたんです。でも「もうこれでは駄目かあ」と悟って。しかも30歳ともなると、どんどん後輩が出てきているわけなんで。年下の人たちが「すごい」って言ってくれてるのに、「僕なんて」って返すのは意味がないことをやっちゃってると思ったんです。

ちょうどそれに気づいたのが30歳になる直前だったので、それから切り替えました。30歳で過剰な謙遜をやめました。とりあえずやめて、なんなら自信過剰ぐらいでいかないといけないのかな、なんて今は考えています。ていうか、それで進んでいかないと僕の命の使い方として意味がないなと。すごい不始末だなと。

――30歳になって、まず謙遜をやめたんですね。

今考えれば、謙遜してしまうのはサービス精神がなかったなって。実際にそれをやめてみて、周りに謙遜している大人がいたら「ずるいな」って思います。「自分なんて」と言われた相手は何も言えなくなってしまうから。

一番大きな変化はここですかね。30代は人とフラットに向き合える10年にしたいって、ざっ
くりとしたイメージです。

(↑記事の抜粋が違反なら消すっ!!
かみ砕いてアウトプット出来ないものでっ💦)

これ、30歳で気がついて言えるってなかなか凄いと思う。

自分も自虐からの周りの(それを求めてないにしても)そんな事ないよはキツイなと思っていた。
否定も肯定も難しい感じになるし困らせたり困る場面が多いから、必要以上の自虐はやめようという、その気づきはあった。

けど、その先の相手のターンを失う、とか命の生かし方を間違えていた、というとこまでの発想や考えが自分にはなかったので、ほほう、と唸りまくった。

去年のM-1優勝した時に「来年も出まーす」とか言ってた時、ノリで言ってるだけだろ、と思っていたから今年も本当に出るとは思っていなかったし、準々勝って、ちゃんと残っていてびびった。

高比良くるま、いや、令和ロマン、すげぇなぁ。