実家の猫の旅立ち

仕事終わり、実家の猫の骨上げに間に合った。
猫の火葬後の骨をみるのは初めてだったので分からなかったけれど斎場の方の話では「こんなにきれいに骨が残っているのは珍しい」とのことだった。
しかも20年以上生きてる猫に立ち会ったのは初めてかもしれないと言われた。
(その斎場では)大体10〜15年前後の猫達が多いそうで、病気の子達なんかだと骨も崩れている事が多いらしかった。

実家の猫は頭蓋骨は勿論、初見の自分でもこれがここの骨かな、と分かるくらいしっかりと身体のかたちとして骨が残っていた。歯や尻尾の骨まで。
あと、まさかのうん〇(斎場の方が教えてくれた)が3個くらいあってそれはちゃんと胃で消化してうん〇になっていたということは内臓も機能していたんだね、と言われた。

そんなものなのか、と思っていたけど、とにかく斎場の方が「これは凄いことよ」と言われていたので姉も私もとても嬉しかった。
身体に悪いところはなく、完全に老衰で天命を全うしてくれたんだなと思う。
私達を安心させてくれて本当にありがとう。

亡くなると二度と会えない。
二度と会えないということは二度と触ったり鳴き声を聞くことができない。
それはとてもかなしい。
この先もずっと記憶していきたいけど、だんだん忘れる。

家に帰ったらうちの猫が鳴きながら私の布団にのっていた。
きっと実家の猫(生前何度か会った)が会いに来てくれたんだな。
これから、いつでも会いに来てな。

ありがとう