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悪魔のようなあなた。
わちき備忘録 神旅・菓子旅・ひとり旅
#5
やらかしモード。間が空いてしまった・・・。
御菓印をきっかけにプログを始めましたが、自分ごとばかりでなかなか話題が甘味やお店の紹介にまで進まない。
しょっぱい女、佐京凜佳です。
きっと今日も今日とて・・・。
御菓印をいただく前から“老舗菓子店”には興味がありまして。
老舗菓子店に興味を持ったのは、菓子屋の本店や工場巡りがきっかけ。
そして、本店や工場巡りをしていたのは、「こわれ」や「切り落とし」がお目当て。
「こわれ」や「切り落とし」は名前の通り、
選別ではじかれた「かけ」や「こわれ」があるものだったり、
お菓子をおめかしする際に切り落とされてできる「端っこ」だったりが、
ポリ袋にお得感のあるグラムで詰められて、販売されるのです。
そして、その子たちがお目見えするのが、本店であり、工場売店なのです。
ですが、
数が少なく、
広くは出回らず、
ある意味貴重。
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「1人1パック」。書いていないとすぐなくなる!
しかも、行ったところで100%彼らに出会えるわけではありません。
切り落としが出るタイミングは、工場なら予告が出たりしますが、本店の場合は“天の采配”ならぬ、『店の采配』なんです。
以前ある菓子店の本社へ別件の問い合わせをした時に、「切り落とし」の話題が出たので聞いてみたところ、
「出るタイミングはこちらでもわからないんですよね〜(笑)」
とおっしゃられていました。
出会えればなんとも“ラッキー”と言うことです。
そんな中で、「老舗やさん」は彼に出会える確率高し!なのです。
そんな「はじかれた彼」に出会うべく、御菓印収集前からわちきは「本店・工場めぐり」にいそしんでおりました。
・・・その割には御菓印を知るのは相当遅れましたが😅。
そんな彼、名前は『久助』さん。
昔は米菓子関係の間だけの名前でしたが、今はこわれ関係全般を指しても通じるようです。
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そんな久助さん。
見た目は「3枚目」かもしれませんが、気づかいがあって、味わい深く、人に優しいのです。
だって、
◉すでに細かく食べやすいし、
◉逆に大振りで満足感のある食べごたえだったり、
◉本商品と味は変わらないのに、価格はかなりお気遣いいただいていたり、
◉実は時々味変万歳!だったり。特にお砂糖系の焦げた“端っこ”とかたまらなくおいしい!
◉食品ロスの削減に貢献していたり、
良いところしかない❣️
やることなす事2枚目な「イケメン」なんです‼️
今時風に言えばおステキな“チートスキル持ち”なんです。
だから久助さんは、
◉スイーツ女子・男子、
◉ムダを嫌う“意識高い系”さん、
◉お茶菓子探しに奮闘する“PTA”などのご担当さん、
◉お茶菓子担当の総務系事務子さん、
◉育ち盛りのお子がいるママ、
◉そんなママに頭数のために連れ出される(フリして自分も食べたい!)パパ、
◉お得が大好きなマダム、
◉リタイアされて時間を持て余している近所のおじ様(笑)
様々な方たちに愛され、皆さんの心を鷲掴みにして離さないのです。
そして、朝から彼を巡って争奪戦が繰り広げられるのです。
「本店に行けば彼に会えるかも・・・」と
お店までワクワクドキドキして。
いないとちょっぴりさみしくて。
会えればとても嬉しくて。
でも、出会えた喜びを噛みしめうっかりしてると、後ろから全てゴッソリとさらわれてしまったり・・・特にリタイアおじ様に(笑)。
青島せんべい本店でも・・・
月世界本店でもやられたなぁ・・・おじ様に(笑)。
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カゴの中があっという間に空に・・・(涙)
甘い香りのする幸せな店内も、久助さんが現れた途端に戦場と化し、静かなバトルが繰り広げられるのです。
人気すぎる彼を前にした途端、のんびり買い物モードではいられなくなるのです。
多分誰もが久助さんに出会ってしまうと、そのお得感から「久助ハイ」になり、もうフツーにお菓子を買うこと自体に罪悪すら感じるように。(でも、フツーにも買うけど💦)
そして、食べ終わって後日、改めて正規品(!?)を求めたところで、量や価格に満足できず、やはり久助さんが欲しくなって、彼に走ってしまう。
とりこ?夢中?・・・いや、もうこれは“中毒”。
彼無しでは生きていけないのです。
久助さん。
みなさんを夢中にさせるあなたは、まるで“悪魔“のようです。