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恨んでました。競馬を。①
何故、恨むのか。
実は競馬は大嫌いでした。
というのも、ワタシの人生に最大の痛手を
この競馬が与えたと思っていたから。
早く言えば
ギャンブル狂の父親が
とんでもない借金を抱えて過ごした過去が
ワタシから競馬を拒否する理由があったから。
当時としては
もう街の噂の種になるくらいの金額の借金で(^▽^;)
競馬なんてあるから
こんな思いをするんだ!!
という概念が父親が亡くなっても
拭えないものでした。
と言いながら
ワタシに関わる人たちが
何故か競馬には寛大で
しっかり見事に楽しんでいます。
なんで~ワタシの周りには
競馬好きが集まっちゃうん??
と何気に思っていたとはいえ
完全排除、全否定をする気にはなれないのが
どうも違和感で。
でもどうしても競馬で破産した父親のことが
許せない間は素直に競馬に対して
自分を存在させることが出来ない。
本当は興味あるかも知れないのに
でも
理性が許さないというか
表向き少なからず全否定するような言葉も発していたので
それを貫いてしまっていました。
のくせに
若かりし頃も何故か競馬好きな相手と関わることが多く。
元旦那も競馬は大好きギャンブル大好きで
デートに競馬場も普通だったし。
しっかり矛盾しながら。
その元旦那も競馬で見事に借金してまして(^_^;)
いやいや
それも含め「元旦那」ということになってしまったのですが。
・・・もちろんワタシが激怒。
クソオヤジと同じじゃん!!と。
なんてくらい
現実では悩まされていた「競馬」だったのです。
だから
言葉にすれば「恨んでいた」と。
でもそれが覆ったのもいろんなきっかけがありました。
爆笑。再婚した主人も競馬好き
ワタシは再婚しています。
たまたま出会った今の主人は
特に婚活しているわけではなかったので
興味もなかったし
暇つぶしで会えたらくらいの
何とも失礼な感覚でいたので
「趣味は何ですか?」さえ聞きませんでした(笑)
それがお付き合いすることになって蓋を開けてみたら
別れた旦那とそう変わりないギャンブルを
しっかり嗜んでおりまして(^_^;)
どうしてワタシの周りには
ギャンブル好きが集まるん??
・・・頭を抱えてしまうとはいえ
主人は再婚することが決まってから
スッパリと足を洗ってくれた誠意ある人でした。
でもね。
またまた笑っちゃうことに
主人のお父様も上を行く
「競馬好き」(◎_◎;)
休日はセカンドカーの軽トラに乗って
山越えて馬券を買いに行くくらい
もうガチ勢。
また引き寄せた(笑)
もう切っても切っても切れないのが
「競馬」
競馬大嫌いです!!ってまた言えない現実。
まだまだ続くよ、競馬との生活。
当時定年超えて
ヨボヨボの爺さんになった実父も
自己破産を経てからも
母の管理のもとでチビチビと競馬をしておりました。
当時まだ息子たちも中学生とか
多感な時期に
実父は勝手に一方的に競馬講座を開催。
借金で苦労させた母が激怒しているにも関わらず
訳の分からない孫たちに
「競馬というものは・・・」から
「馬券の買い方は・・・」
「万馬券というのは・・・」
【じーじの競馬ビギナーズ講座】を知らぬ間に与え続けてくれ
母やワタシが大嫌いな「競馬」を
このような形で肯定していたのだと今では分かりますww
そのくせハズレてばっかりなのがねー。
それなー!!
主人はしっかり足を洗ったとはいえ
やはり周りでジジイたちがこんな調子なので
大きいレースとかには少額で楽しんでいる程度。
もちろんそれに対しては拒否反応はしませんで。
そういう遊び方なら致し方ないと。
まぁ主人だから大目に見てたというのもそうなんですけどね。
でも息子や甥っ子の年齢が増していくにつれて
状況は見事に変わります。
無理矢理だったはずの
【じーじの競馬ビギナーズ講座】が実践されてしまうわけです。
長男、「競馬デビュー」
あーーーーー(´;ω;`)ウゥゥ
まさか、長男が競馬好きになるなんて。
きっかけは実兄が自分の子供(甥っ子)と長男を連れて
冬の中山競馬場「有馬記念」に連れて行ったことから。
兄はどういうつもりで有馬記念に
また高校生だったこいつらを連れて行こうかと思ったのか
長男にとっては初のライブ競馬でした。
もしかしたら甥っ子もそうだったかなー。
きっとこんな世界もあるよ!くらいのノリなんだろうけど。
凄い人数の中に揉まれ
長い時間寒い中いた中山競馬場。
当時はこの有馬記念が年終わりのレースで集大成。
おそらく10万人以上の観衆にまみれて
体験した感覚はさぞかし・・・
もちろん馬券は未成年だったから買えなかったものの
その時見た光景は
長男にとってどれほどの感動を与えたんだろうなぁって。
そして大学入学。
初めてのバイトは「東京競馬場」の売店(笑)
もうすっかり視点が競馬になってしまったようで。
ウケました。マジで。
その後は二十歳過ぎて馬券も買えば
友達と競馬場にも行く。
借金しなければ競馬はヨシ!というワタシのポリシーを破らない限り
何も言わずに見守っていました。
ボロクソ父親のこと
競馬のことを言っていたワタシも
息子が、そして主人が好きなものに対して
頭ごなしに否定する意味が分からないものになって
気づいたら少し肯定的💓
息子はその後更に発展しちゃうわけです。
競馬好きが。
でも全否定出来なかった過去
元旦那も見事に借金していたことを知らずに
ワタシは競馬のことは元旦那からの教えで
割と知識が備わっていたのは事実です。ハイ。
年代で納得かと思いますが
オグリキャップとイナリワンには萌えてました。
大好きでした。
90年代始めの競馬はしっかり見てました。
今でもオグリキャップのラストランは
泣きます。
映画にも行きました。
だけど元旦那からの伝授だったので
公にしておりません。
実生活では。
あくまでも父親からの競馬知識にしてます。
②に続く。
競馬は語ると熱いのは何故?( ̄▽ ̄;)