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臨時的任用教職員登録再び・・・

教員採用試験があと1回、2次試験が残るところまでになり、一連の試験日程が終わりを迎えようとしています。

合格した方はおめでとうございます。2次試験も頑張ってください。
残念ながら1次試験で落ちた方(私も実は落ちました)。チャンスはまだあります。来年も頑張れるなら頑張りましょう。

今年から県の採用試験では送られなくなりましたが、昨年までは「臨時的任用教職員登録のご案内」というのが必ず入っていました。そのことを巡っては賛否両論あって、私は否定的に捉えていました。採用試験に落ちた上に、臨時教員ってなんて屈辱・・・とすら感じたものです。
とはいえ、一度は目指そうと思って頑張って取った教員免許。もったいないし、臨時でも受けてみようかなと思って申し込んだのが昨年9月。もう間もなく1年になる。
住んでいる市を含むエリアの教育事務所に面接に行って、登録を済ませ、そのエリア内の市町教育委員会からのオファーを待ちます。

私はとにかく早く先生になりたかったので、住んでいる市の教育委員会に問い合わせて軽い面接を受けました。すぐに赴任校が見つかり、前の会社の引き継ぎの関係もあって、11月から赴任することになりました。赴任してすぐ、4年生の担任を任されました。そこからが大変でした。

学校の内部組織の仕組みを覚える、以前にクラスの実態を把握すること、授業の進捗状況を把握すること、学級担任としてそれほど引き継ぎもされなかった(元々の担任の先生の育休休暇が決まっていたためそんなに引き継ぎ期間が作れなかったというのもある)ので、思い切って子供たちに訊いたり、学年主任の先生を頼ったりして何とか大まかな実態を把握することはできました。

それからほどなくして、警察からの連絡で、地域に不審者が出たので集団下校の指導で引率をすることになり(地理的に詳しくなかったので、自分がどこを歩いているのか分からなかった)、またいきなり三者面談をやることになり(クラスの子供たちの家庭事情など分からなかったので、教頭先生にも立ち会ってもらった)、授業参観をやったり(自分でやりたい科目の単元を選べたので、授業の組み立ては意外とスムーズにできた)と、立て続けにビッグイベントが続きました。

残業も、今までしたことがなかったので初めて3時間残業などをほぼ毎日やってヘトヘトになりながらもこなしていました。また、木曜日・金曜日あたりには翌週の時間割も考えなければいけなかったので、これも学年主任の先生に尋ねながら作っていました。

こうして中身の濃い臨時教員生活を2ヶ月送ったわけですが、決して嫌なことばかりではありませんでした。確かにキツかったし、つらかったですが、「ああ、先生やって良かった」と思える瞬間がいくつもありました。例えば子供たちがたくさん、私に話しかけてきて話を聴いてあげたり、一緒に授業を作るというスタンスでいたので、いろいろな意見が出て面白かったし、それなりにやりがいはありました。

世間では「やりがい搾取」などという言葉で語られることの多い職業ですが、それは人それぞれ、先生方それぞれ受け取り方は違っていて、楽しく授業を作る先生の話を伺ったりして、良い刺激をもらいました。何を以てやりがいとするのかは、気持ちの持ち方次第なのかなと思います。

間もなく、来年度(令和7年度)の臨時的任用教職員登録の案内が発信されると思いますが、また受けてみようかなと思っています。けれど、今の会社との兼ね合いもあり、難しいかもしれません。でも、これは自分の人生。絶対に後悔してはいけないと思うので、やりたいと思って、やってみてもしダメだったと思ったら辞められるし、チャレンジしてみるのも悪くないと思います。

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かついち
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