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出産できるかどうか
私には子どもが2人いて肉体的にも経済的にも3人目をもつ予定はないのだけど、ちょっと気になって調べてみました。
真性多血症でも何事もなく出産できるのかどうか。
真性多⾎症を合併されている⽅の妊娠について
これまでのところ報告はまだ少なく、 海外での報告を中⼼に 50 妊娠程度と限
られています。これはこのご病気⾃体が 20-34 歳の⼥性の発症率は
0.04/100,000 ⼈、また 35-39 歳の⼥性では 0.25/100,000 ⼈と少ないことも
関係していると考えられます。
⼀番症例数が多いものは 2005 年の報告で、8 ⼈の⽅の計 18 妊娠、19 胎児
(双胎が⼀組含まれる)の妊娠予後について検討したものがあります。この結
果では、治療を⾏わなかった 7 妊娠では⽣産は 1 ⼈のみ(胎盤機能不全のため
34 週の早産)で、その他流産 3 ⼈、死産 3 ⼈、新⽣児死亡 1 ⼈と予後は厳しい
ものでした。しかし、積極的に治療を⾏いながら妊娠された 11 妊娠においては
10 ⼈の⽅が⽣産にいたりました(9 ⼈は満期産) 。しかし積極的に治療を⾏った
にも関わらず、産後に肺塞栓が発症した⽅もいらっしゃいます。
これまでの報告をまとめると、⽣児獲得率は約 60%、妊娠初期の流産率は約
20%、⺟体合併症率は約 45%となります。
とにかく、簡単ではないことがわかる。
実際に治療中の方が妊娠を希望した場合、主治医から『現実的でない』と止められることが多いと書かれているページもありました。
あぁ…可愛い2人の子に恵まれてからの発症で、私はラッキーだった。
若い頃から『家族をつくる』ことは当たり前の夢というか、当然、自分は結婚して子どもを産んで家族で旅行したりするようになるだろうと思っていたから。
子どもをもうける前に発症し子どもをもてない人生だったとしたらどんな気持ちで生きていくのだろうと思うと同時に、そういう病と闘っている人はきっと沢山いらっしゃるんだろうと思い、胸が締め付けられる。
子どもたちに対して、あーうるさい!落ち着いてほしい!めんどくさい!なんて思ってしまうことって山ほどあるけど、本当に本当に、生まれてきてくれてありがとう。あなたたちは愛されているよと全力で伝えたい。