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【本要約】現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す! (著:佐々木 俊尚さん)

こんにちはちゃむです。😀
10月ももうすぐ半ばとなりやっと過ごしやすい日になりましたが、皆さんは体調を崩してはないでしょうか。🍁
やっと読書の秋らしい気候になり始めました。引き続き読書を楽しんでいきたいと思います。📖

情報過多の時代に必要な「読む力」の全体像を解説するガイドブック
『読む力大全』は、現代社会で重要性を増している「読む力」を鍛えるための実践的な方法を紹介する一冊です。著者の佐々木俊尚さんは、インターネットやSNSの普及により膨大な情報が氾濫する今、効率よく必要な情報を取得し、判断力を高めるための「読む力」が不可欠であると説いています。以下は本書で扱われている主要なポイントです。それでは要約していきます。

① 情報の選別力を鍛える

現代の情報社会では、無数のニュースや記事、SNSの投稿などが溢れており、その中から信頼性の高い情報を選び抜く力が求められます。本書では、信頼できる情報源を見極めるための基準や、質の高い情報を効率的に見つけ出すコツが具体的に紹介されています。また、情報に振り回されず、自分の目的に合った情報だけを読むことが重要であると述べています。

② 深く読むことの価値
単に情報を読み流すのではなく、「深く読む」ことが重要だと著者は強調しています。表面的な情報だけで判断せず、文脈や背景、著者の意図を読み解くことで、より深い理解に至ることができると説いています。特に、長い記事や本を読む際には、内容をじっくり咀嚼し、得た知識を自分の考えに結びつけることが大切です。

③速読と熟読を使い分ける
本書では、速読と熟読の使い分けが紹介されています。必要に応じて、速読で大まかな内容を把握し、重要な部分や興味を引く部分に差し掛かったら熟読に切り替える技術が推奨されています。これにより、情報量の多い現代でも効率よく必要な情報を得ることができるようになります。

④ 批判的思考を養う
情報をただ読むだけでなく、批判的な視点で情報を吟味することが重要です。佐々木氏は、情報を受け取る際に常に「なぜこの情報が書かれているのか」「この情報の裏にはどんな意図があるのか」を考えるよう読者に促しています。こうした姿勢が、情報操作やフェイクニュースに惑わされないための鍵になります。

⑤デジタル時代における新しい読書法
インターネットや電子書籍が普及した現代において、読む力は紙の本に限らずデジタルコンテンツにも対応する必要があります。本書では、デジタルツールを活用しながら読む力を高める方法や、SNSやネット記事との付き合い方についてのアドバイスも紹介されています。


日々のアクションプランに落とし込む内容をご紹介します。

1. 信頼できる情報源をリストアップする

  • アクション: 日常的に利用する信頼できるニュースサイト、ブログ、専門家のSNSアカウントなどをリスト化し、情報収集の基盤を整える。信頼性が高いと判断したソースのみをフォローし、偏った情報に触れる機会を減らします。

  • 実施例: 週に一度、自分が読んでいるニュースやSNSアカウントのリストを見直し、質の低い情報を提供しているものを整理。新しい信頼できる情報源を見つけたら追加します。

2. 速読と熟読の使い分けを意識する

  • アクション: 日常の読書やニュースの読み方を、速読と熟読で使い分ける。まず速読で全体をざっと把握し、重要だと思われる箇所に差し掛かったら、そこを熟読して内容を深く理解する。

  • 実施例: 例えば、毎朝のニュースチェックは速読を使い、大切な記事や気になる情報についてはその部分だけを再度ゆっくり読んで理解を深めます。

3. 批判的な視点で情報を受け取る

  • アクション: 情報をただ受け取るのではなく、「なぜこの情報が発信されているのか」「どんな意図が隠れているのか」を意識して読むクセをつけます。これにより、フェイクニュースやプロパガンダに惑わされないための批判的思考を身につけます。

  • 実施例: 例えば、ニュースや記事を読んだ後に、「この記事の著者は何を伝えたいのか?」「この情報の背景に特定の意図はないか?」と自問し、意識的に考察します。

4. 重要な情報をメモにまとめ、自分の考えを整理する

  • アクション: 読んだ情報を単に受け入れるだけでなく、重要な部分や気づきをメモに残す習慣をつけます。情報を記録することで、後で振り返って考えを深めたり、他の情報と照らし合わせて理解を広げたりすることができます。

  • 実施例: 読んだ記事や本の中から重要なポイントを1〜2行にまとめ、スマートフォンのメモアプリやノートに記録し、定期的に見返します。

5. デジタルツールを活用して読む力を高める

  • アクション: 電子書籍リーダーやリーディングアプリを使って、読む力を向上させるためのツールを活用します。ハイライト機能やメモ機能を駆使して、重要な部分を即座に記録し、あとから復習しやすくする習慣を取り入れます。

  • 実施例: KindleやPocketなどのアプリで、気になった部分をハイライトし、定期的に読み返すことで情報を頭に定着させます。また、通勤時間や空き時間を使って気軽に読むことができるため、無駄なく読む力を鍛えられます。

実践することで、効率的な情報の取捨選択や、深い理解を伴う読書習慣を身につけることが出来ると考えます。また批判的な思考を持ちながら情報に接することにより、膨大な情報に惑わされることなく、自分に必要な知識を的確に吸収し、日々の判断力や思考力を高めていくことが可能ではないかと感じました。

今回は以上となります。また次回✋️

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